物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

初めて聞いたドイツ語

2011-04-06 12:00:18 | 外国語

私の人生ではじめて聞いたドイツ語はeins, zwei, drei (1,2,3)である。

これは中学生の頃に数学の先生だったか理科の先生だったか忘れたが、河合先生という方が全校生徒の前で応援の仕方を指導されたときに、はじめるときに1,2,3をかっこうをつけてドイツ語でアインス、ツバイ、ドライというのだと説明された。

これが私の聞いた多分生まれてはじめてのドイツ語であったろう。今思えば、英語もろくろく知らない頃のことである。それだからこのときの印象はとても強い。

これはいつごろだったか私が小学生だったか、もう中学生になっていたか覚えていないが、フィンランドの首都ヘルシンキでオリンピックがあった。

これが戦後の日本が再びオリンピックに参加できた、初めてのオリンピックだった。このときに開会式の日本チームの入場のときにヤーパンの声が観客席から上がったと新聞に出ていた。

このときに2歳上の兄が学校で聞いてきたのであろうか、ヨーロッパではジャパンではなくて、ヤーパンと言うんだといっていたのを覚えている。アインス、ツバイ、・・と、どちらが先だったかわからないが、しかし、これはドイツ語という意識はなかった。

また、次の日の新聞にヘルシンキでのオリンピックの開会式で、「オー、ヤーパンの叫び」と載っていたと思う。


tax payerの危機はdemocracyの危機

2011-04-06 11:30:46 | 国際・政治

「tax payerの危機はdemocracyの危機」とはアメリカ政府の言ったことだという。

これはサンフランシスコだったかのカリフォルニアで大地震があったときに被災した市民にアメリカ政府から現金の給付があったということを書いた、小田実と武谷三男の対談集から知ったことである。

阪神淡路大震災の後で、当時は自民党が政権を担っていたが、自民党の政治家はその被災者に現金で補助することに反対または消極的であった。そしてその言い訳としてアメリカでもそういう現金給付を行っていないと言っていたらしい。

ところが小田実によれば、アメリカでは実際にはそういうことはなく、冒頭のようなことが政府の要人から言われて相当な額の現金給付があったらしい。

その後、小田実たちの活動の結果、法律ができて日本でも地震の被害にあった人に援助がされるようになったらしい。

アメリカはすべてのことがいいなどというつもりはないが、いいところもある。冒頭の文句などは誰でも納得のできそうなことである。