物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

なぜ関心を引かない?

2011-04-29 16:38:53 | 物理学

「気体と液体の違い」というブログは結構アクセス数があって私のブログの中でもアクセスの多い方であろう。短期間にはそんなにアクセスがないが、長期間にわたってアクセスが定常的にある。

私がもっとアクセス数があってもいいのになと思っている、もう一つのブログ「ガンマ線とX線の違い」の方はアクセス数が伸びない。

後者の方は、実は私のところの技官だったKさんの疑問であり、それをKさん自身がようやく分かったといっておられたので、彼に教えられて私もそれでようやく気がついたことであった。

それを実際に私が知らなかったことかといえば、本当は知っていたことではあるが、認識はしていなかった。

だから、

「ガンマ線とX線の違いは波長または振動数の大きさの違いの問題である」

とだけ捉えたのでは十分ではない。ところがこの違いの方のブログはあまりアクセス数が増えない。どうしてなのだろうか。そこらあたりに世間一般のガンマ線とX線の理解の程度に関係がありそうな気がする。

現在では福島原発事故が起きたので、世間一般の放射能や放射線に対する関心はきわめて大きいはずなのに。

4月のはじめにあった、松山に住む私の出た高校の同窓会でみんないっぱしの津波や地震通になっており、その話に花が咲いたが、原発事故の方はあまり誰も積極的にはしなかった。

その事故がまだ十分知られていなかったと言うこともあるが、映像で目に見えるようにはなかなか原発事故はならないということもあるのだろう。

そこで、

「ガンマ線とX線の根本的な違いは何か」

というと、

「ガンマ線は原子核から発生し、X線は原子から発生する」

という発生機構が違うことが根本的な違いである。この両者の違いがどこにあるかに疑問をもった、Kさんは頭のいい人であった。


嬉しい悲鳴

2011-04-29 13:20:59 | 数学

嬉しい悲鳴を上げている。これは私と数学者のNさんとの共同編集の「数学・物理通信」の原稿が集まることである。第7号の原稿はNさんの原稿が15ページほどであるのに加えて、中西先生の原稿と私の原稿で約28ページくらいになるとして編集をはじめていたのだが、さらに仙台在住のTさんからの投稿があった。

Tさんは今回の東日本震災の被害者の一人だが、それにもかかわらずの投稿であるので、彼の気持ちを無にしたくないという気もある。

一応、あわててTさんに事情を説明したメールを送ったが、多分7号と8号とを6月初旬の発行ということで処置をした方がいいのではないかと考えている。もっともこれは共同編集人のNさんの了解が必要である。

いままでは、原稿のページ数を30ページ以下に保つために私自身の原稿を後回しにするという措置をとってきたが、自分の原稿はともかくとして他の方の原稿はできるだけ積み残しにしたくない。そういう気持ちがある。どうしてそう思うのかは自分でもわからないが、そう思うのである。

いつ原稿がない状態が来るかもわからないので、積み残しのある方がいいのではないかという気もしないではないが、たぶんそのとき、そのときでできるだけ積み残しはしないという方針を取りたいという私の勝手な気持ちがある。

原稿はこうやってみると常に集まるだろうという気がしている。それにどうしようもなければ、自分のもっている原稿を放出すればいいとも思う。さらにすでにどこかに発表をしたエッセイだが、あまりたくさんの人の目に触れる機会がないエッセイの再録もできる。

これは、ブログのネタでも、ブログを書きはじめた頃はタネ切れを心配していたが、どうもそういうことはないという気がするようになった。それが場合によっては一日に3つもブログのテーマとして書くことがある理由である。実際に確かにパソコンの前に座って何を書こうかなと考えるときがない訳ではないが、なんとかなっている。

だから、日曜を除くほとんど毎日なんとかブログを書いている。それで話題がマンネリになっているかもしれないが、もしそうだとしても読む人がときどきこのブログを訪ればいいだけの話である。

しかし、これはブログのネタの話であって、収入が年金だけの私には「金は天下の回りもの」という気にはなれないのは、まだ中途半端かもしれない。