「気体と液体の違い」というブログは結構アクセス数があって私のブログの中でもアクセスの多い方であろう。短期間にはそんなにアクセスがないが、長期間にわたってアクセスが定常的にある。
私がもっとアクセス数があってもいいのになと思っている、もう一つのブログ「ガンマ線とX線の違い」の方はアクセス数が伸びない。
後者の方は、実は私のところの技官だったKさんの疑問であり、それをKさん自身がようやく分かったといっておられたので、彼に教えられて私もそれでようやく気がついたことであった。
それを実際に私が知らなかったことかといえば、本当は知っていたことではあるが、認識はしていなかった。
だから、
「ガンマ線とX線の違いは波長または振動数の大きさの違いの問題である」
とだけ捉えたのでは十分ではない。ところがこの違いの方のブログはあまりアクセス数が増えない。どうしてなのだろうか。そこらあたりに世間一般のガンマ線とX線の理解の程度に関係がありそうな気がする。
現在では福島原発事故が起きたので、世間一般の放射能や放射線に対する関心はきわめて大きいはずなのに。
4月のはじめにあった、松山に住む私の出た高校の同窓会でみんないっぱしの津波や地震通になっており、その話に花が咲いたが、原発事故の方はあまり誰も積極的にはしなかった。
その事故がまだ十分知られていなかったと言うこともあるが、映像で目に見えるようにはなかなか原発事故はならないということもあるのだろう。
そこで、
「ガンマ線とX線の根本的な違いは何か」
というと、
「ガンマ線は原子核から発生し、X線は原子から発生する」
という発生機構が違うことが根本的な違いである。この両者の違いがどこにあるかに疑問をもった、Kさんは頭のいい人であった。