宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

【参院本会議】改正放送法成立、TV局よ!もう好き勝手にやっちゃえよ!

2007年12月21日 11時18分00秒 | 第168臨時会(2007年9月~1月)法案の嵐作戦

【参院本会議2007-12-21】

 改正放送法が成立しました。

 NHKの経営委員会の権限を強化する。
「1局1会社」の規制を撤廃して、一つの会社が2つのTV局を持てる。

 なお、表現の自由を守るため付帯決議(7項目)が付けられました。これにより、民主党、国民新党も賛成しました。日本共産党、社民党は反対しました。

投票総数 229 賛成216 反対13で10時8分に可決、成立しました。
 
 対象はNHK、フジテレビ、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京と各系列局などの放送通信事業者。

 今後は粗相をしたら、放送免許を取り上げられるかも知れません。
 TV局が放送免許を取り上げられたら倒産するでしょう。

 こわいですね。こわいですよお。

 とはいえ、そんなことを言っていたら番組など作れません。
 この際開き直って、作りたい番組を好きに作ったらドウデスカ?

 結局、「行政指導」というのは当局のご機嫌や政治家の圧力でどうにでもなる裁量権の大きいものです。
 ですから、行政指導を恐れていて、自制していたら、総務省より先に広告主が先にレッドカードを突き付けるかも知れないよ。

 だから、思う存分やっちゃいなよ、TVマン&社長、局長、デスク殿。

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【資料編】

[内閣法制局]

「放送法等の一部を改正する法律」(閣法第94号)

  閣議決定日:平成19年4月6日

  国会提出日:平成19年4月6日

 通信・放送分野の改革を推進するため、日本放送協会について、監査委員会の設置等、業務の適正な執行を確保するための内部組織の強化等の措置を講ずるほか、二以上の地上系一般放送事業者を子会社とする持株会社の制度を創設するとともに、無線局の開設に関するあっせん・仲裁手続の創設等、電波の有効利用を促進するための制度を設ける等の必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。

【民主党ニュース】

【衆院総務委】放送法一部改正案を可決 原口ネクスト総務相が付帯決議提出

 原口一博ネクスト総務大臣は、6日午前の衆議院総務委員会で、放送法の一部改正案とその修正案が可決された後、付帯決議を提案した。

 原口議員は、付帯決議で「政府及び日本放送協会は次の事項について十分配慮をすべき」として、「マスメディア集中排除の原則の趣旨が損なわれないよう十分配慮するとともに、地方の独自性が確保されるよう留意すること」、「放送番組の適正性に関し、放送の不偏不党、真実及び自律が十分確保されるよう、BPO(放送倫理・番組向上機構)の効果的な活動等関係者の不断の取組みに期待するとともに、政府においては、関係者の意向も踏まえつつ、その取組みに資する環境の整備について検討を行うこと」を求めた。

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【もっと買って】姫井由美子さんが「姫の告白」出版

2007年12月21日 10時50分30秒 | 人物

(写真はサンケイスポーツ)

 7月29日の第21回参院選で「姫の虎退治」として全国に名をとどろかせた姫井由美子さん(民主党・岡山選挙区)が週明けに自伝を出版します。
 かなり自由奔放な内容だそうです。
 また、肩をあらわにしたドレス姿、正面に向かい開脚するポーズを収めた写真もあるそうです。
 楽しみです。
 

姫井氏「ぶってぶって」の不倫疑惑経緯綴った自伝を発売(サンスポ)

 民主党の姫井由美子参院議員(48)=写真=は20日、不倫報道などについてつづった自伝「姫の告白」(双葉社)を28日に発売することになった、と党本部に報告した。

 地元の岡山県連側から「選挙に影響するから発売を待ってほしい」と延期要請があったといい、“強行突破”した形だ。

 同著で姫井氏は不倫疑惑の経緯説明を行い、相手とされる男性に対し「過去にとらわれるより、気持ちを切り替えて前に進んでほしい」などと思いを告白。

 「女は誰でも姫になり夢を実現できる」をコンセプトに執筆し、グラビアではお姫様風ドレスなどで“七変化”。取材に応じた姫井氏は「何にも縛られずにやりたいことをやる」と姫になる極意を語った。

 ◇

 人間、批判されているうちが華なんです。
 だれからも相手にされないのが一番つらいんですよ。

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「JAへの会計士導入に反対」若林農相、規制改革会議の提案に

2007年12月21日 10時31分03秒 | 人物

(写真は若林農相の参院議員としてのホームページから)

 内閣府農林水産省(農水省)にすきま風。

 政府の規制改革会議草刈郎議長=日本郵船(株)会長)が農林水産省にJA(農協)への公認会計士監査の導入を求めていました。

 若林農相らが強く反発し、見送りの方向になったようです。

 残念です。
 というより、きょう時点で、農協に公認会計士監査が入っていないことが驚きです。

JAへの公認会計士監査 導入に反対/農相(日本農業新聞)
掲載日:07-12-15
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin/article.php?storyid=1020

 若林正俊農相は14日の閣議後会見で、政府の規制改革会議が検討しているJAへの公認会計士監査の導入について「筋が違う」と、反対する考えを鮮明にした。JAへの監査と経営指導は「車の両輪」で機能していることを強調。公認会計士監査は今の仕組みに「置き換わるものとして成り立たない」と批判した。

規制改革会議答申案/JAの公認会計士監査 導入見送りで決着

 政府の規制改革会議の第2次答申の最終案が19日、明らかになった。焦点だったJAへの公認会計士監査の導入は、農水省の合意が得られず見送った。ただ同会議は「導入が必要」との問題意識を持ち続けており、今後も「精力的に調査・審議を進める」としている。答申には農業分野では農地政策の見直しや、自立した農業経営者の育成などで具体策が盛り込まれている。

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【朝日】内閣支持率31%に急落 前回の44%から13ポイント急落

2007年12月21日 06時11分40秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
(写真はBIGLOBEトラベルから台東区の遊園地「花やしき」)

 「国会傍聴記by下町の太陽」は読売新聞の月例世論調査だけを取り上げる方針をとってきましたが、きょう(21日)付の朝日新聞は、解散含みの政局を大きく動かすことになりそうですから、エントリします。

 日本の報道機関(マスコミ)で唯一「面接方式」をとっているからです。

 朝日は「電話方式(RDD方式)」ですが、「朝日RDD方式」(無作為3段抽出法)というものを開発していて、サンプル数は少ないが、電話調査の中では信用度は高いです。

(世論調査に関してはNHKは全くダメです。共同もいい加減に感じます)

内閣支持31%に急落、不支持48% 本社世論調査 (朝日新聞) - goo ニュース

内閣支持31%に急落、不支持48% 本社世論調査

2007年12月20日22時39分

 朝日新聞社が19、20の両日実施した全国世論調査(電話)によると、福田内閣の支持率は31%と今月1、2日の前回調査の44%から急落し、不支持率は48%(前回36%)と半数近くに増えた。

 福田内閣で不支持が支持を上回るのは初めて。「いま総選挙の投票をするとしたら」として聞いた比例区の投票先は民主が38%(同32%)で、自民の23%(同32%)に大差をつけた。

 これほどの差は安倍内閣当時もない。年金記録問題への対応などで政府や自民党への逆風が強まっている。臨時国会の焦点である補給支援特措法案についても衆院での再議決で成立をめざすことに否定的な見方が増えた。

グラフ

福田内閣支持率

 福田内閣の支持率は発足当初は53%で、歴代内閣でも比較的高い水準だった。その後も4割台を維持していたが、発足3カ月で安倍内閣末期の水準にまで落ちた。不支持の理由では「政策の面」が57%と際立って高い。

 年金記録問題では、宙に浮いた5000万件のうち照合困難な記録が約2000万件にのぼることが明らかになった。このことについて「公約違反だと思う」は60%で、「そうは思わない」の30%を大きく上回った。

 年金記録問題への福田内閣の取り組みを「評価する」は36%にとどまり、「評価しない」は46%。福田内閣のもとで国民の年金への不信が解消に向かうと期待できるか、と聞くと、「期待できない」が72%に達し、「期待できる」は17%にすぎない。

 発足当初の調査では、福田内閣の年金問題への取り組みに「期待する」は67%と高かったが、実際の取り組みや今後への期待について有権者の見方は厳しく、内閣の実行力に疑問符をつけているといえそうだ。

 こうした状況で、総選挙の時期などをめぐる見方にも変化が出ている。「早く実施すべきだ」は39%(前回34%)とやや増え、「急ぐ必要はない」は48%(同55%)だった。

 民主支持層は「早く実施すべきだ」が69%、自民支持層は「急ぐ必要はない」が71%と対照的だった。

 望ましい政権の形は「民主中心」が41%(同36%)に増え、「自民中心」は28%(同37%)に減った。福田内閣発足後は両者互角だったのが「民主中心」に振れた形だ。政党支持率は自民27%(同31%)に対し、民主25%(同23%)。そのほかの政党は公明3%、共産2%、社民1%など。

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