[写真]野田佳彦首相(兼)民主党代表、2012年7月12日、衆・予算委員会、衆議院インターネット審議中継から。首相官邸のホームページから。
野田佳彦首相(民主党代表)は第180回通常国会2012年7月12日(木)の衆院予算委員会の集中審議で、「社会保障と税の一体改革(消費税増税)は国民生活のために(第46回衆院選)マニフェストに明記する」と断言しました。日本新党初当選同期の桜の茂木敏充・自民党政調会長(シャドウ官房長官)への答弁。日本新党解党後に自民党に入り、先に入閣した茂木さんは「小泉純一郎総理(自民党総裁)は郵政民営化のためには殺されてもいいと言っていた。そのくらいの覚悟が必要だとしました。野田さんは、消費税増税がマニフェストに盛り込んだ場合、マニフェストに賛同できない議員・候補予定者は、第46回衆院選民主党公認候補としないことも明言しました。
消費増税法案では、2014年4月1日から消費税率を8%、2015年10月1日から消費税率を10%に引き上げることになっています。
第45期衆議院は2009年8月30日から始まっており、2013年10月8日までには必ず第46回衆院選があります。ですから、消費増税実施前には、必ず衆院選(政権選択)があります。
この問題、正しいか正しくないか、今この速い川の流れの中で審判できる者などいません。
大事なのは、総理と民主党の仲間が、数は少なくても良いから、とにかく総理とととも突っ走ることです。
茂木さんは「民主党には獅子心中の虫がいる」と指摘しました。鳩山グループ(政権公約を実現する会)の鳩山由紀夫造反者や、鹿野グループ(素香会)の鹿野道彦会長(表決では白票)らが切腹しないのなら、お城取り壊しにするだけです。例えば自称中間派の長野県連議員は、「私は、霞ヶ関勤務では政界の諸々の離合集散を横目で眺めてきたが、今回はあまりにも身近なことであり身につまされて傍観するわけにはいかなかった。小沢さんを羽田さん、北沢さんに置き換えてみると、私も頭がこんがらかって、夜眠れなくなった」とブログに書いているが、むしろ永遠の眠りについた方がいい。混乱に拍車をかけた中間派の罪は万死に値します。夜眠れなくなるんなら「中間派」「両院議員総会開催の署名集め」などといった火遊びをすべきでない。誰のおかげで議員になれたと思っとんのや。大馬鹿者です。腹を切って詫びなさい。
だいたい1998年の民主党結党準備会で、民主党規約策定委員長を務めたのは鹿野道彦さんだったんですよ。その後、「1998鹿野規約」からすぐに「民主党総務会」を削除したあと、大きな改正はことし1月の党大会(「2012与党らしい規約」)までありませんでした。たぶん彼はそのことを知らないのでしょう。仮に民主党両院議員総会の手続きに瑕疵があったと仮定しても、それを衆議院本会議場での欠席では次元が違う話です。それに一体改革特別委員会の採決では起立していて、なぜ本会議では造反するのか。説明ができないでしょう。こういう人間は繰り返すし、所詮は当選3回止まりです。完全に終わりましたね。鹿野道彦は切腹して矛を収めるように願い出ればいいのですが、そういう胆力のある男ではありません。世襲議員なので芝居がかっているだけで、中身はからっぽです。
我が党結党14年目の試練、数年間かかるでしょうが、これはインドネシアの「9月30日運動」に似ていると思います。心を鬼にしないといけません。
私のような結党以来のサポーター、連合傘下の産別・単組・地協、地方議員、支持団体はどうぞ勇気を持って、造反議員を公認候補予定者から引きずり降ろしてください。全国的に流れができました。一度裏切る者は二度裏切ります。例えば、次の選挙で押し上げても、直後の首班指名で「志位和夫」と書いて平気な人間が、民主党内に残留している造反者です。情けは一切無用。今やつらを殺さなければ、自分の生活ができなくなります。きれいさっぱり政界から消してしまいましょう。
第46回衆院選、第23回参院選、第47回衆院選、第48回衆院選、第24回参院選と繰り返していけば、民主党、自民党とも安定した議会政治をやれる体制ができるでしょう。そのときの主要メンバーは今の国会で民自公、責任感を持ってやっている議員です。がんばれ。がんばれ。がんばれ。がんばれ。今こそ歯の食いしばり時、正念場、伸びる時です。
政権の重荷を背負っている議員は悩んではいけません。草枕しばし慰むのは野党になってからで十分です。この政局は鬼が勝つ。心を鬼にして、野田民主党、突っ走りましょう!!!
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