【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

Twitter投票、第24回参院選「安保法制見直し48%」と対立軸「アベノミクス」は意外にも3位

2015年12月30日 11時51分06秒 | 第24回参院選(2016年7月)

 第24回参議院議員通常選挙は、民主党に勝機が出てきたようです。

 ツイッターの「投票機能」を使って、「あなたは7月の参院選で次のどの政策を重視しますか?」を聞いてみました。


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 4択。結果は、

 安保法制の見直しが48%、

 社会保障の充実 23%、

 アベノミクスの現状と財政の見通し 21%、

 持続可能な農業(TPP対策含む) 8%、

 となりました。

 投票総数は77名。

 投票時間は、12月29日(火)午前8時38分から翌日午前8時37分まで。

 フォロワー数は1万9000人以上ですが、「インプレッション」というものが、1326なので、年末の繁忙期でツイッターを目にした人の数は少なかったかもしれません。 

 その中で、「安保法制の見直し」が48%となりました。「アベノミクスの現状と財政の見通し」は投票開始直後はトップでしたが、すぐに落ち、最終的に3位となりました。社会保障の充実が23%で2位につけました。

 安保法制の集団的自衛権部分の白紙化はすでに民主党が打ち出しています。対する自民党はPKO駆けつけ警護の実施計画や、日米・日豪の物品役務相互提供条約の先送りで参院選にのぞみますが、忘却を求めるしかない対立軸。

 社会保障の充実についても、社会保障と税の一体改革の3党合意の誠実な履行を求める、ということに集約できるかもしれません。

 このように現時点で、安保法反対・3党合意履行の民主党と、それに反する自民党ということで、はっきりした対立軸があります。半年以上前ですが、150日間の第190回通常国会でも、その大枠が大きく変更されることはなさそうです。

 ただ、衆参ねじれに持っていくには、自民党が34議席以下にならねばならず、全国比例、複数区を考えると、至難の業と言うよりも、ほぼ不可能に近いです。あまり振り子が振れ過ぎると、民意の反映以前に、人材が政界に集まらなくなる懸念があります。

 しっかりとした対立軸で、ていねいな候補者選びと、ていねいな選挙戦が求められることになりそうな兆しが出ての年越しとなります。 

このエントリー記事の本文は以上です。
(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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