【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

永年在職表彰された元秘書の特別通行記章が議論になるも、与野党協議まとまらず、衆議院議院運営委員会小委員会

2018年02月07日 17時40分53秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

【衆議院議院運営委員会院内の警察及び秩序に関する小委員会 平成30年2018年2月6日(火)】

 きのう、議運の警察小委員会が開かれました。

 この中で、特別通行記章について、秘書として永年在職表彰を受けた人のうち、現在秘書でない人が持っている特別通行記章について、その在り方が議論になりました。

 小委員会の議題は、(1)本会議中にJアラートがなった場合の対応(2)永年在職された、元秘書の特別通行記章の使用(3)国会議事堂本館内への防犯カメラの導入ーーの3点。

 これについて、与野党の議論は紛糾し、各党持ち帰りとなりました。今国会中に結論が出ないかもしれません。

 特別通行記章。今国会で議題になっているのは、永年在職表彰された秘書で、今は秘書ではない人の対応。575名の永年在職経験者のうち135名が今の任期(前回総選挙後)でこの記章を申し込み、持っているそうです。この135名について、身分の証明がもう少し必要ではないか、との論点が小委員会にはかられているようです。

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(C)2018年、宮崎信行。

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Miyazaki Nobuyuki 


麻生財務大臣「自動メール削除は手動だと手間がかかるから」総務相「していない」、衆は一般的質疑スタート、参は調査会

2018年02月07日 17時30分21秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ


【衆議院予算委員会 平成30年2018年2月7日(水)】

 一般的質疑が始まりました。平成30年度予算案の審議は合計5日目で、きょうが一般質疑の1日目。

 7会派ありますので、議題はさまざまな展開。森友国有地や公文書をめぐって、財務省のメール自動削除。麻生太郎財務相は「メールの自動削除は、手動だと手間がかかるからだ」としました。が、野田聖子総務大臣は「総務省はしていない」と答弁しました。高井崇志さんの質疑。

 維新の浦野靖人さんは「保育士の処遇改善は効いている」として、効果が出ていることを強調しました。

 5時過ぎの散会の時点では「次回は公報を以て知らせる」とアナウンスされましたが、その後の理事会で、あす9時開議が決まりました。

●参議院の3つの調査会開かる

 参議院議員は暇だと指摘しましたが、きょうは、3つの調査会がすべて開かれ、2時間から3時間の審議がありました。

【参議院資源エネルギーに関する調査会 同日】

 新たな時代に向けた我が国の自然エネルギー像の報告書のとりまとめに向けた動き。きょうは、エネルギー安全保障をめぐって参考人から話を聞き、質疑がありました。

【参議院国際経済・外交に関する調査会 同日】

 鴻池祥肇会長は都合により欠席。アジア太平洋における国際平和実現への取り組みをめぐって、参考人との質疑がありました。

【参議院国民生活・経済に関する調査会 同日】

 参考人に対する質疑がありました。

 最後に、きょねん9月3日から9日まで、スウェーデンに派遣した調査団の報告。自民党の上野通子さん(栃木選挙区)が、女性の政治参画や、金融危機時の対応、保育など幅広い分野に関して、スウェーデンで見たことを報告しました。

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Miyazaki Nobuyuki 


35年来の筋金入りの束ね法案提出さる「駐留軍法及び漁臨法5年延長法案」

2018年02月07日 15時55分50秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ


 政府は、きのう、平成30年2018年2月6日(火)に、

 「駐留軍法及び漁臨法の5年延長法案」(196閣法14号)を提出しました。

 正式名称は「駐留軍関係離職者等臨時措置法及び国際協定の締結等に伴う漁業離職者に関する臨時措置法の一部を改正する法律案」

 法律の所管は、駐留軍法が、厚労省、防衛省、財務省の3省。漁臨法が、厚労省、国土交通省の2省。

 所管が違う2つの法律の5年延長法案が束ね法案として提出され出したのは、昭和58年1983年からだそうです。省の所管課によると、(1)両方とも国際環境の変化による雇用対策の法律である(2)別々とはいえ日切れの時期が近い(3)国会では厚生労働委員会(現)に付託される見込みの性質だからーーの3点から、政府が束ね法案として閣議決定して、閣法で出してきたとのこと。

 1983年というと、55年体制の自民党と社会党の対決が盛んだったころ。マドンナブームの3年前ですが、ただし、社会党は長期低落傾向で、野党はパッとしなかった時期です。その当時に、自民党国会対策委員会が、防衛省(現)絡みの法案を、他の法案と束ねて厚労委(現)に付託しようとして初めから政府に束ね法案にさせたーーという見立てになると思われます。

 1983年以降ですと、実に4回も、政権交代が起きています。ただし、1983年の通常国会、1988年、1993年、1998年、2003年、2008年、2013年、2018年となると、すべて自民党の総理大臣の内閣でした。

 誰の責任とも断定できない、議院内閣制の、議会制民主政治だと、こういうこともおこるのだなという印象です。5年後の2023年(新元号5年)も、自民党の政権なのでしょうか。

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