宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

石破茂さんが石破派会長辞任の意向が報じられる、増子輝彦さんは自民党会派へ

2020年10月22日 11時19分25秒 | 素晴らしき新生党保存会
[写真]石破茂さんが2度目の当選を果たした衆院選の自民党ポスター、衆議院・参議院編「目で見る議会政治百年史」から。

 報道によると、自民党総裁選で敗北した石破茂さんが石破派会長を辞任する意向であることが報じられました。きょう2020年10月22日は、木曜日で、来週臨時国会が始まります。(

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020102201001212


 石破派「水月会」の政治資金収支報告書のうち公開されている直近の年を見ると、派閥の収入は年1億円ほど。石破茂さん個人が60万円、石破茂さんの政治資金団体が1500万円寄付。派閥政治資金パーティーが東京7000万円、大阪1500万円となっています。石破さんは自身の政治資金団体の三割を派閥に寄付しています。

 水月会はかなり変わっていて、石破会長も、閣僚未経験議員も均等に月5万円ずつ寄付しています。

 石破会長が自民党総裁選で空っぽになって、もともと大した寄付もしていなかったのに、資金が尽きる前に、あらかじめ派閥を投げ出すということで無ければ、いいのですが。

 旧石破派議員18名は草刈り場となりそうで、四国を含めた衆院選の公認調整も含めて、自民党内政局が流動化するかもしれません。

 派閥会長の辞任は15年ぶり。

 これとは別に、増子輝彦参議院議員が自民党会派に参加することになりました。増子さんが自民党に帰るのは今世紀初めてとなりそうです。増子さんは2012年と2016年に同期当選の議員への嫉妬で代表の地位に言及し妨害。増子さんは73歳なので、大臣になりたいのでしょう。

 一度裏切った者は二度裏切る。修羅場になった人間は同じような行動をする。それを分かっていれば怒ることは無い。自民党の非・竹下派から新生党に参加した石破茂さん、増子輝彦さんらの去就で動きがありました。二階俊博幹事長率いる自民党が7年8か月の長期政権の膠着から覚め流動化しつつあります。

 以上です。