渡辺恒雄の後継者、宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

武正公一「菅総理大臣が総務大臣だったときは携帯電話引き下げは言わず、安倍首相に加勢してNHKの命令放送に執着していた」」

2020年10月31日 22時11分56秒 | 第49回衆院選(2021年10月 岸田続投 枝野辞任)
[写真]武正公一前衆議院議員(立憲民主党衆議院埼玉県第1区総支部長)、きょう令和2年2020年10月31日、埼玉県さいたま・浦和で、宮崎信行撮影。

 前衆議院議員で立憲民主党の武正公一さんは、きょう令和2年2020年10月31日(土)埼玉・浦和駅東口で演説し、「私が次の内閣の総務大臣だった時、菅義偉総理大臣は総務大臣だったが、携帯電話の引き下げに関することは聞いたことが無い。熱心だったのはNHKに対する命令放送だ」と語り、菅首相の総務行政の融通無碍を批判しました。

https://twitter.com/MiyazakiNobuyu/status/1322517386524676097?s=20



 武正さんは「3年前に私は議席を失ったが、安倍前政権から問答無用の政治が続いている」と語りました。

 武正さんは、2000年初当選から17年間衆議院議員の議席を維持してきましたが、第48回衆院選では埼玉1区で希望の党公認候補として、初めて落選しました。

 立憲民主党幹事長の福山哲郎さんが応援にかけつけ「政権交代時に、武正さんと私はともに、外務副大臣になった。武正さんはアメリカとの核の密約の調査リーダーとして岡田克也外務大臣の指示を受けて、核の密約の調査報告書をつくったのは武正さんだ。その行政手腕と政治能力はすごいなと思った」と持ち上げました。

武正公一「岡田外務大臣の指示で核の密約の調査報告書、すごい行政手腕だと思った」福山哲郎幹事長 20201031 埼玉 浦和

 「前回の選挙では同じさいたまの枝野さんが立憲民主党を立ち上げたが(武正さんは希望の党で)バラバラになった」と前回埼玉5区の枝野幸男さんが結党した立憲民主党幹事長として、埼玉1区で希望の党公認の武正さんが惜敗したのを残念に思ったと吐露。

 立憲民主党の執行役員会メンバーとなっている、組織委員長の大島敦さんは埼玉県連代表の立場でマイクを持ち、「地元で困ったことが無いが回っているが、20年来やってきて、武正さんはまっすぐに自分の主張を通してきている」と述べ、「私は旧国民民主党にいてよい政策もあったと思うが、対話の能力に欠けていた。今国会では予防接種法の改正案で、ワクチン接種の努力義務規定が入る。日本に集うみなさんの話を聞きながら、対話力を深めたい」と語りました。


[写真]左から、福山哲郎・立憲民主党幹事長、武正公一・同党埼玉1区総支部長、大島敦・同党組織委員長、2020年10月31日、埼玉県さいたま・浦和、宮崎信行撮影。

 武正さんは県議初当選のときに、私が幹事長を務めていた早稲田大学鵬志会の2年後輩2人がボランティアをつとめました。早稲田出身には珍しく2人は2人とも、会社経営者の道を歩んでいます。今でもそのときのメンバーの同窓会が開かれているそうです。

 私は、2016年7月、岡田克也代表が代表選不出馬を決めた際に、かなり激高し、岡田代表と蓮舫副代表と花斉会(野田佳彦会長)の三角関係に疑念を持ち、花斉会事務局長の武正さんに対してかなり辛辣な言葉を浴びせてしまいました。

 岡田さんはことしになってからも、なぜ代表をやめたのか聞かれますが「そもそも不出馬のつもりだった」とか「自分が(共産党候補者に降りてもらい)野党調整した福島選挙区が当選した増子輝彦議員(初当選同期、一時新生党)がメールマガジンで私の辞職を求めたので、ぷっつりと心がおれた」と複数の説を語っています。つまり、岡田さんはいまだに本当のことは話していません。

 武正さんと先月15日の立憲民主党結党大会でお会いした時も、私と目を合わせたくなかったようです。私も失礼なこともあったかと思い、きょうの街頭演説会にうかがい、とくに会話はせずに、きょうのところは失礼しました。


[写真]武正公一さん、2020年10月31日、埼玉・浦和、宮崎信行撮影。

 武正さんはいまだ若き59歳。サッカー界では浦和対大宮はライバルですが、立憲民主党では浦和と大宮は心が一つのようです。

 埼玉1区には自民党の村井英樹さんも立候補することが想定されます。

 なお、「第49回衆院選」のカテゴリーは立ち上げていますが、あまり選挙に関することは書きません。個別の選挙区について、写真付きで報じると、反射的に反応されることがあり、うんざりです。私は一般有権者の政治への関心を高めることは興味がありません。それに仲の良い先生は、連続して当選するので、開票箱が閉まった後からしか動きません。またオールジャパンでしか物を考えたくありません。よほど「按分にすらならないほどの候補者の固有名詞の間違い」がなければ、一般有権者からの反応はやめていただきたいと思います。とくに、医師・弁護士・教師は自分が頭が良いと思い込んでいるようで「私がこれまで関心を持たなかったから今の日本政治が悪い」という思い込みで理性的で長文の見当外れの文章を送りつけてくるのでうんざりです。私の経験年数や勝率からすると、最近は当選後に嫌な思いを4連発ぐらいしています。仮に埼玉1区の有権者だったら、荒川を笹船で渡したうえで再上陸させて隅田川に突き落としたいような感情すらいだくぐらいうんざりしています。

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インターネット版官報

Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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