【与野党の動き 令和2年2020年10月5日(月)】
今週は月曜日から野党が機敏に動き、気合を見せました。
「学術会議6学者漏れ」については、与党も危機感を持っているようです。
安住淳立憲民主党国対委員長は異例の月曜朝に、野党国対委員長連絡会議を開いて腹合わせ。すぐに、森山裕自民党国対委員長に、あさって7日(水)8日(木)の衆参内閣委閉会中審査に閣内横滑りの加藤勝信官房長官や、初入閣で所管の井上信治・科技相を呼ぶよう要求。これには森山委員長も大事な問題だと呼応し、持ち帰って、あす回答することにしました。
野党は先週の第1回合同ヒアリングに参加した3教授(2名はリモート、1名は国会内)に戸別訪問。松宮孝明・立命館大学大学院法務研究科教授の立命館大学キャンパスには、同大学の職員だった穀田恵二・共産党国対委員長、井上哲士・同党参議院幹事長、辻元清美・予算委員会筆頭理事(立憲民主党副代表)、秋の人事で初めて予算委員に内定した森山浩行・立憲民主党衆議院議員が直接赴きました。神奈川県内のホテル宴会場では、岡田正則・早稲田大学大学院法務研究科教授を今井雅人さんら、世田谷区内の学習ルームでは、小澤隆一・東京慈恵会医科大学教授を川内博史さんらがたずねました。
学術会議の権威主義を批判するネットウヨを含む世論も出てきました。私は反知性主義者なんですが、この問題は、偉い先生が反応している、ということで、有権者全体への影響の広がりは、過去の政治対立とは違う広がりをすることが予想されます。私も固有名詞等は臨時国会前に頭に叩き込んでおこうと思います。
野党は、あすは第2回学術会議ヒアリングに加えて、GoTo事務局現地訪問も敢行。国対役員と筆頭理事の合同会議も開きます。参議院も議員総会を開く予定で、秋の人事での新しい委員配置で衆議院解散へと向かっていきます。
インターネット版官報
Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki