【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第26回参院選・三重1人区・第1報】芳野正英候補予定者に岡田克也「負けられない闘いだ」数少ない与野党一騎打ち区で、自民・公明の山本佐知子さんと争う

2022年05月21日 20時15分07秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[写真]芳野正英・三重選挙区候補予定者の事務所開きであいさつする、岡田克也選対本部長(三重3区衆議院議員)、三重県津市、2022年5月21日、宮崎信行撮影。

 来月22日公示の第26回参議院議員通常選挙の三重選挙区(改選定数1)は現職の立憲民主党・芝博一さんが勇退。

 無所属新人のよしの正英(芳野正英)さんと、自民党公認・公明党推薦の新人山本佐知子さんの一騎打ちになる見込み。

 よしの陣営はきょう令和4年2022年5月21日(土)、三重県津市北河路「メッセウイング・みえ展示場」で、「よしの正英(後援会)事務所開き式」を開催しました。


[写真]よしの正英候補予定者

[画像]山本さちこ候補予定者

 岡田克也選対本部長は「見識、志が高い候補者を、18年間がんばった芝さんの後継として擁立できたことは幸運なことだ、と私は思う」とし「何が何でも勝ちにいかなければらならない。一つ気になる数字があります。ある調査によると、よしの正英の認知度が2割だという。2割では勝てません。でも、伸びしろがある。三重県民の7割から8割の人がよしの正英を知る。彼の政策や人柄を多くの人から聞く。このたたかいは必ず勝てると思う。残り50日、みなさんのお力を貸してください」と語りました。

[写真]岡田克也選対本部長、同。

 岡田本部長の関係者によると、この調査は立憲民主党が先週行った情勢調査の数字。

 事務所開きに先立つ「セミナー」で芳野さんは「2022年2月に、地域政党「三重ノチカラ」を結成し代表になりました。三重の地から政権を変えようと結成したが、その後にロシアのウクライナ侵攻による、政治は大きく変わろうとしている」と語り、「芝さんの後継者として引き続き政権交代可能な野党の議席を担いたい」と意欲を示しました。



 来賓の小川淳也・立憲民主党政調会長はセミナーで、「三重県は民主主義の憧れの地です。北川知事は颯爽としていた。岡田さんは背骨、中川さんは太陽のような方、芝博一さんは神々しい方。私は愛知県春日井市に出向していた頃は、娘たちをつれて、三重県の長島スパーランドに行き、松阪牛は食べられないので、見ていた」と語りました。そのうえで「ロシアにはまともな野党が存在せず、クレムリンが承認した官製野党しか存在しない。政権に対してきちんともの申す人は国内に存在しない。野党の不存在も今回の軍事侵攻の一つの理由だと思う」として、政権交代ある政治の再興のためにも三重選挙区は重要になるとの認識を示しました。



 小川さんは事務所開きでは、「芳野さん、事務所開きおめでとうございます」とし、会場のメッセウィング・みて展示場を「ここが事務所?」と驚き、逆手にとったユーモアで「おそらく事務所に入りきれないほどの人がお越しになる」と思う「よしのまさ・・・、芳野正英さん、連合会長と同じ名前(苗字)。党本部としても全身全霊をかけて支える」と本戦に期待しました。



 同じく来賓の前原誠司・国民民主党代表代行はセミナーで「本来ならば、国民民主党から玉木雄一郎代表や三重県連顧問の大塚耕平さんらが来るべきだが、三重は好きだし京都から近いので志願して来た」と語りました。前原さんは事務所開きで「芳野さんの奥さんは、私と同じ京都の松井孝治元議員の事務所のスタッフで、京都の大事な人材を三重に流出させてしまったので責任をとって当選してほしい」述べました。



 この後の記者会見で、選対幹部の地方議員は共産党は候補者を立てない意向を示しているものの、選挙戦中の連携のしかたは未定だと説明。前原さんは「できる限り1人区は一本化したい」とし、「三重については、大塚・県連顧問(愛知選出参議院議員)が調整し、(仮に)当選(した)後の会派は別として、芳野さんを全力で応援する」と語りました。



 山本さんはツイッターで「地域交通は、超高齢化が進む中地域の移動手段としてそのあり方の検討は必要ですがなくしてはいけません。地域として支える仕組みが必要だと思います」と訴えています。



2022年5月21日(土) 三重県の県庁所在地「津市」展示場施設

セミナー
芳野正英、第26回参議院議員通常選挙三重選挙区野党系無所属候補予定者
2022年2月に、地域政党「三重ノチカラ」を結成し代表になった。三重の地から政権を変えようと結成したが、その後にロシアのウクライナ侵攻による、政治は大きく変わろうとしている

一見勝之三重県知事 中京圏と近畿圏の中側に位置する地の利をいかして、県庁は5カ年計画と10カ年計画をつくるので、県議会では新政みえのみなさんと議論して生きた。「三重ノチカラ」と「新政みえ」のみなさんの力を貸してください。

小川淳也立憲民主党政調会長。 三重県は民主主義の憧れの地です。 北川知事は颯爽としていた 岡田さんは背骨 中川さんは太陽のような方 芝博一さんは神々しい方 愛知県春日井市に出向していた頃は、娘たちをつれて、三重県の長島スパーランドに行き、松阪牛は食べられないので、見ていた
ロシアにはまともな野党が存在せず、クレムリンが承認した官製野党しか存在しない 政権に対してきちんともの申す人は国内に存在しない 野党の不存在も今回の軍事侵攻の一つの理由だと思う。

前原誠司 本来ならば、国民民主党から玉木雄一郎代表や三重県連顧問の大塚耕平さんらが来るべきだが、三重は好きだし京都から近いので志願して来た 芳野さんは学生時代に京都府連でボランティアをし、泉健太・現立憲民主党代表らと寝食をともにして活動してきた。金森正県連代表にも大変お世話になり、直筆で芳野さんをよろしく頼むとの手紙もいただいた。国民民主党は非力だが、芳野さん当選に向けてがんばる。

事務所開き
岡田 認知度まだ2割 押し上げてほしい 選挙が始まるまであと1ヶ月しかない
小川 三重は憧れ 芳野正・・・芳野正英さん、連合会長と同じ名前
前原 4産別とともに連帯して支えたい

記者会見
幹事社 伊勢 男性 各社どうぞ

朝日 男性 前原さんに聞きたいが4団体が応援する 前原 私は選対委員長だが、当選後の会派の問題は別として、大塚耕平県連顧問が中心となって作業した

共同 女性 選挙の位置づけと憲法に関する両党の違い 前原 すばらしい候補者だし、岡田克也さん、連合三重さんはじめ支援団体もしっかりしているので勝たないわけにはいかない 小川 中川正春先生はじめ一人区はいっぱいあるが、候補者一本化できたことに敬意と安心書き起こし、いい候補者、きょうの人だかりを見え、北川県政以来の三重の民度の高さを感じた。 以前、岩手と三重と沖縄だけ一人区に勝った。芳野 エッジの効いた憲法改正案を出してくるのを国民の中で憲法議論を醸成させていくことが必要だ

読売 女性 小川と前原に聞きたい 共産党との前回泉代表がいらっしゃったときに、共産党さんと、三重県で取材すると、共産党さんはここで出すのは良くないと言っている。共産党にどういう関わり合い方をのぞんでいきたいか 小川 対話のチャンネルを大事にしている どう有権者に伝わるか 重要な一人区における選挙区調整の一本化というのが連合中央の理解と党の基本方針になっています。共産党さんも三重県では一定の理解をいただいた。今後の関わり方は中川先生に任せる 前原 国民民主党は金森正先生に何度もかかわって推薦を決定した。

フリーランス 男性(宮崎信行)補正予算案、細田博之議長発言。
小川 これも衆院選のときにひはんばかりとか反対ばかりだと、一種のある程度提案路線を泉代表もご検討していたと思うが、野党第一党が政権でどう表現するかということは幅があるとご理解いただきたい。国政に っf形式も内容もきわめて適切な発言 細田議長に対する本会議始まるときの立礼をやめたらどうかということを(党内会議で)申し上げた、厳しく説明責任を申し上げた議運でも厳しくただしたことではないが、しっかりした政権との対決姿勢 
前原 国民民主党は2月に党大会で解決よりも対決ということで、今の燃料費の高騰、円安でダブルで国民生活が厳しいので、 自民、公明、国民の3党で(トリガー条項凍結解除の)議論をしているので、対決よりも解決という
まじゃくにあるか 細田議長ご自身が説明責任。

中日 男性 政策のわかりやすさ 小川 多様性の社会など自民党にできないことを公約集としてこれから出していく
前原 私は安全保障調査会長も兼ねているが、我々の考え方を提案しながら、細部を明確にしていく 自民党にできないことをまとめていく

朝日 女性(東京・藤崎記者) 小川、前原、金森国民民主党県連代表に聞きたい かかる思い 小川 岡田先生、中川先生ら中央政局に振り回されない取り組みの成果だと考える 近い将来、旧民主勢力の再興は必ずしたい、国民で、自民党に心から信頼している人は皆無だと思うので、その人たちに再結集してもらう
あらゆる恨みやあらゆる個人的 ★かきおこし★
前原 1人区はできるだけ1対1に持って行きたかったが、立憲さんに公認候補がいるところには、国民は立てない。無所属のところにはなるべく一緒にやれる 審査段階だが、福島県、群馬県 芳野さんと同様に(仮に)当選した後の会派のことも含めて立憲、国民で対話していきたい。
金森 ここ三十年、三重県は野党勢力の結集でまとまってきたが、このところ、国民と立憲に別れたが、まとまっていくのが政治の常道だろう。
以上

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筆者・宮崎信行が初めて岡田克也事務所を訪問 三重県・川越町

2022年05月21日 16時55分33秒 | 岡田克也、旅の途中
 きょうは、初めて岡田克也事務所を訪問しました。

 きのう、立憲民主党の日程情報提供メールで、三重県・津市で、同党の岡田克也常任顧問、小川淳也政調会長らの会合があると認識。きょう令和4年2022年5月21日(土)、朝早く起きられたので、新幹線に乗って、津に取材に行きました。午前8時過ぎに、名古屋から津に向かう列車で、誰にも連絡しないのもおかしいので、岡田代議士国会事務所長の金指良樹さんにショートメールで「津に行きます」と。そうしたら「お待ちしてます」ということで、あれと思いつつ、現地に行ったらお会いできました。その後、車で四日市地域に帰るということで、三重3区川越町の岡田克也事務所を初めて訪問しました。





 いつも通り、現在は既に帰りの新幹線で、東京近くまで来ています。

 以上です。

小川淳也政調会長、細田博之衆議院議長の「今からおいでセクハラ疑惑発言」で「本会議前に立礼をやめようと党内会議で提案していた」補正予算案・議長問題で追及加勢に意欲

2022年05月21日 15時11分29秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
[写真]記者会見する小川淳也立憲民主党政調会長と芳野正英・三重選挙区予定候補者(無所属)、きょう2022年5月21日、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の小川淳也政調会長が、細田博之・衆議院議長の「セクハラ発言」をめぐって、おととい令和4年2022年5月19日(木)の衆議院本会議で、議長入場時の「立礼」をしないように、党内会議で提案していたことが分かりました。

 小川さんが三重県津市での記者会見で明らかにしました。小川さんは、第26回参議院議員通常選挙の三重県選挙区で、野党系無所属で出馬する芳野正英(よしの正英)候補予定者の事務所開きで津を訪れていました。

 小川さんは「細田議長はまったく資格を欠くんじゃないでしょうか。私は先週、衆議院本会議場に議長がお入りになるときの儀礼上の立礼をやめたらどうかということを申し上げた。厳しく説明責任が議長にはあるし、議運でもただしてく」と述べました。

 小川さんは、補正予算案(来週水曜日国会提出)について「極めて形式も内容も不十分であり、きわめて不適切だ。泉代表が自ら質疑に立つので、全面的に対決対峙姿勢を明らかにしていただく」としました。

 小川さんは、幹部就任前の「衆院選のときに批判ばかりとか反対ばかりだと言われて、ある程度意識してだと思いますが、ある程度提案路線を泉健太代表も検討してきたと思います」としつつ「野党第一党が政権に対峙しないことはありえないので、それぞれの法案で、どう表現するかということは幅があるとご理解いただきたい」と語りました。小川さんは「参院選を前にことさらにというわけではないが、政権との対峙姿勢はことさらに明らかにしていく」「しっかりした政権との対決姿勢をとっていきたい」と語り、一部与野党の代表・国対委員長の提案路線に対する意見をくみとりつつ、微修正をはかりたい気持ちをにじませました。

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