宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

伊波洋一「プログラム法にして有識者に検討してもらうべきだ」天畠大輔「裏金の実態が何も解明されていない」

2024年06月12日 20時37分03秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
[写真]左から、東京タワー、仏教系宗教団体いんなあとりっぷ「霊友会」の本部、麻布台ヒルズ、先々月2024年4月、宮崎信行撮影。この写真は同じ場所でも昨秋発売のiPhoneで初めて登載された技術を使わないと撮れません。

 岸田首相はサミットへ。小池ゆり子さんは都知事3選出馬を表明。維新は前回小野泰輔・衆議院議員が「供託金没収とはいえ善戦」しましたが今回は不出馬となりました。来週水曜日(19日)午後3時に、党首討論。

 住民税・森林環境税と固定資産税を1年分納めてしまったので、ことし後半の税金はゼロ(消費税非課税の民間賃貸住宅が中心の私には消費税・所得税の中間納税はない)なので、7月や11月は遊んじゃおうかな、TikTok映えする動画を撮りに鎌倉・江ノ電とか行っちゃおうかな、と喜んでいます。定額減税ですが、飲みに行っちゃおうかなというほどの爽快さはありませんが、岸田文雄さんが同期の高市早苗・元総務大臣の「森林環境税1000円」を覆い隠す思惑も含んでやったのかもしれません。

【参議院本会議 きょう令和6年2024年6月12日(水)】
 「令和4年度決算」が承認されました。討論では、委員会に続き、共産党の吉良佳子(吉良よし子)さんが登壇。ただ、本会議登壇というと決算の討論ということで、3年先輩の田村智子幹部会委員長、3年後輩の東京選挙区・山添拓政策委員長とは水をあけられた印象です。もちろん、子育て中心の時間に配慮してということならいいのですが、既にポスターも張られていますが、来夏の6人区(9月15日までの辞職者で変動あり)は安泰とはいかなそう。

 「日独ACSA」(213条約2号)は、大きな院外闘争なく両院承認されました。
 「日本クロアチア航空協定」(213条約6号)が両院承認されました。この条約はきょねんの通常国会で「提出予定」なのに提出されました。私は学生時代から外務省に電話をしていますが、相変わらず他省庁より時差があるたらいまわしをされましたが、最終的に「社会条約官」に直接話を聞けて良かったです。
 「日本オーストラリア社会保障協定」(213条約7号)と「日本ブラジル刑事共助協定」(213条約8号)も両院承認されました。
 「第14次地方分権一括法」(213閣法55号)が可決し、成立しました。
 「教科書バリアフリー法を改正する法律」(213衆法18号)が成立しました。
 「公共工事品確法を改正する法律」(213衆法17号)が成立しました。
 「スマホのアプリのプラットフォーマーの規正法」(213閣法62号)が可決し、成立しました。きょねんから経済産業委に重要法案がかかりながらも波が低く、公正取引委員会提出法案も審議しやすくなった印象です。
 「温対法を改正する法律」(213閣法42号)が可決し、成立しました。
 「ハンセン病患者の家族への補償金の支給法を改正する法律」(213衆法19号)が可決し、成立しました。

【参・政治改革特別委員会】
 「政治資金規正法改正案」(213衆法13号衆議院修正)と「政党助成法廃止など共産2法案」(213参法1・2号)、「国民民主党対案」(213参法11号)
 私は、(1)政活費を、自民党の元宿仁事務総長らが横領したのではないか(2)キックバックは森喜朗さんが始めたのではないか(違法ではない)(3)政治家が支部に寄付をして人件費を親族に出して扶養親族内で翌年の寄付の原資にしてごく少額でも還流させた家族があるのではないかーーを知りたいです。
 れいわ新選組の天畠大輔さんは「疑惑の解明がされていない」と批判しました。
 県議選の最中の沖縄の風、伊波洋一さんは「私はですね、今拙速にこの極めて不十分な法改正を行うのではなくてプログラム法制定して、政治家抜きで民間有識者からなる協議機関に抜本的な政治改革案を提案していただく方がいいんだと思います」と語りました。伊波さんは1970年沖縄復帰選挙以降の政治家の中で最も頭脳明晰で、音声で沖縄本島の基地・施設の配置を説明する姿からは、前世では上陸した米軍の司令官だったのではないかと思うほどストラテジーに優れた人です。任期はまだまだは4年あります。

 来週の党首討論で、泉健太代表が「企業・団体献金、パーティーを廃止しないなら不信任」などと言わないことを望んでいます。2回前の献金で、移行期間に私設秘書をリストラするかもしれないという大将として言語道断の発言をしてしまいました。岡田克也さんが資金計画がないままパーティーを行った問題で波紋をよんでいます。とばっちりを受けたのは立憲民主党大阪府連。岡田後援会が毎年大阪でパーティーを開き続けていることを感知していなかったようです。連合大阪の副会長は、電機連合の矢田わか子さんの行動で肩身が狭かったようですが、岡田さんの秘書に「パーティーを禁止するのではないか」と聞いたら「ですからご内密に」と言われてパー券を購入。これに怒ってしまい、6月に開いている「立憲民主党大阪府連2024フォーラム」が開催できない見通しとなりました。
「ご内密に」秘書は私が永田町で足を向けて寝られない人物の最たる人物で、秘書と記者の仲なので、大阪の偉い人から名前が出て、むしろ頼もしくうれしい限りです。それはさておき、大阪府連の政治資金収支報告書を見ると年1回で売上が1989万円とありますが、利益は400万ー500万円程度のようです。大阪市内には、衆参府市の各級議員がゼロという特殊事情がありながら党本部からの要請で市内の「JAM西日本会館」に事務所を置いていますが、目論見違いの売上減で9月にショートする見通しとなっています。政治はすべて12月締めですが、今年度の予算が解散以外の理由で実施できない異常事態となっています。ぜひ、岡田幹事長は政党交付金を400万ー500万円臨時で府連に入れるよう望みたいところです。一人の経営者として自信を持つ私には、資金繰りを先に考えるのが当たり前で、10年間個人献金だけの世田谷の落合貴之さんの法案をそのまま決定してしまうのは、どうかしているとしか思えません。

【参・憲法審査会】
 国民投票法の手続きについて、憲法審事務局長(参議院事務局職員)と参議院法制局長が説明。これを受けての自由討議がありました。

【衆・外務委】
【参・地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委】

 一般質疑。

以上です。


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