[写真]自見はなこ地方創生相と橋本岳・予算委理事の結婚の式に参列した加藤勝信・筆頭理事、おととし12月、都内の神社境内から宮崎信行撮影。
裏金国会スタートで、岡田克也さんの30年前は超党派だった政治改革について問われ、首相は「政治刷新本部長として自民党が変わらなければならない」と今回の政治とカネは自民党特有の問題だと認めてしまう、圧倒的に与党圧倒的不利から予算審議がスタートしました。但し、特捜部でなく国会審議における「政治とカネ」は再生回数が上がらない話。国対と選対を同時に考えられる幹部議員の指導に左右されそうです。
【連絡協議会(野党国会対策委員長会談)きょう令和6年2024年2月5日(月)】
【与野党国対委員長会談】
自民党は、8時35分の理事会にむけて、裏金リストとして、収支報告書を訂正した政治団体と代表者である議員名を紐づけたペーパーを出しました。これに対して、「連絡協議会」(「立憲・社民」「維新・教育」「共産」「国民」の4会派6党)を開き、国対委員長らは、過去3年分でなく、過去5年分を出すべきだとしました。これを自民・立憲国対委員長会談で伝え、金曜日ごろに出す方向で善処されることが決まりました。
【衆議院予算委員会】
「令和6年度予算案」(213予算1・2・3号)は(趣旨説明を含めて)2日目で、基本的質疑1日目となりました。
1時間前後遅れました。基本的質疑1日目のスタート遅れは、近年ではまれで、2019年の「18連休批判」以降では初めてとみられます。

[写真]小野寺予算委員長、きょねん11月、宮崎信行撮影。
小野寺五典予算委員長は、「X」(旧ツイッター)で「すみません、#衆議院予算委員会 は9時から開始の予定ですが、冒頭から野党から様々な資料要求があり、開始が遅れています。荒れ模様。」とつぶやきました。
トップバッターは、加藤勝信・筆頭理事で、これも異例。加藤さんは能登半島地震から質問しました。加賀市など石川2区の佐々木紀さんは、能登半島地震を「大震災」とするよう要望。首相は法律で「大震災」は阪神・淡路、東日本の2つしかないと説明しました。国光あやのさんは賃上げで「さらなる高み」をめざそうと語りかけました。そのうえで、年金が「物価が3・2%増・賃金が3・1%増でマクロ経済スライド発動でマイナス0・4%で、2・7%引き上げ」されることが既に決定したことで、首相に対して「これは本当にごくシンプルな話。年金がなんとデフレ脱却の効果で、バブル期以降、過去最大の伸び率になっております」「国民年金で、1人1人分1750円のプラス、この5月から、そして厚生年金でもプラス6000円上がります。今国民は卵を買うときも、いろんな野菜買うときも、1円でも10円でも安いところを探して、本当に生活を厳しい中で頑張っていらっしゃる、その中で、例えば1750円アップしたら卵6パックあります」と述べました。国光さんは前回衆院選の「日当五千円演説会」でも「先日つくばの子ども食堂を視察しましたが、あれを国営でやりたい」と首相に提案しており、テレビ入りで独特の経済観を披露しました。
立憲民主党トップバッターの岡田克也さんは、30年前の政治改革を振り返り、「私は1990年2月初当選です。自民党公認で当選し3年4ヶ月ほど自民党に在籍をいたしました。行ってみて驚いたのは、政治改革の議論が本当に火花を散らすような議論が行われていたことです。伊東正義先生、後藤田正晴先生に接して私が感じたのは、これは自民党のためにやってる改革じゃないんだと。このままいったら日本の政治が本当におかしくなってしまう。だからこれは日本国民のために国のためにやらなきゃいけない改革なんだと。それが自民党にとって不利になってもやらなきゃいけないと」と思い出話をしました。
裏金国会スタートで、岡田克也さんの30年前は超党派だった政治改革について問われ、首相は「政治刷新本部長として自民党が変わらなければならない」と今回の政治とカネは自民党特有の問題だと認めてしまう、圧倒的に与党圧倒的不利から予算審議がスタートしました。但し、特捜部でなく国会審議における「政治とカネ」は再生回数が上がらない話。国対と選対を同時に考えられる幹部議員の指導に左右されそうです。
【連絡協議会(野党国会対策委員長会談)きょう令和6年2024年2月5日(月)】
【与野党国対委員長会談】
自民党は、8時35分の理事会にむけて、裏金リストとして、収支報告書を訂正した政治団体と代表者である議員名を紐づけたペーパーを出しました。これに対して、「連絡協議会」(「立憲・社民」「維新・教育」「共産」「国民」の4会派6党)を開き、国対委員長らは、過去3年分でなく、過去5年分を出すべきだとしました。これを自民・立憲国対委員長会談で伝え、金曜日ごろに出す方向で善処されることが決まりました。
【衆議院予算委員会】
「令和6年度予算案」(213予算1・2・3号)は(趣旨説明を含めて)2日目で、基本的質疑1日目となりました。
1時間前後遅れました。基本的質疑1日目のスタート遅れは、近年ではまれで、2019年の「18連休批判」以降では初めてとみられます。

[写真]小野寺予算委員長、きょねん11月、宮崎信行撮影。
小野寺五典予算委員長は、「X」(旧ツイッター)で「すみません、#衆議院予算委員会 は9時から開始の予定ですが、冒頭から野党から様々な資料要求があり、開始が遅れています。荒れ模様。」とつぶやきました。
トップバッターは、加藤勝信・筆頭理事で、これも異例。加藤さんは能登半島地震から質問しました。加賀市など石川2区の佐々木紀さんは、能登半島地震を「大震災」とするよう要望。首相は法律で「大震災」は阪神・淡路、東日本の2つしかないと説明しました。国光あやのさんは賃上げで「さらなる高み」をめざそうと語りかけました。そのうえで、年金が「物価が3・2%増・賃金が3・1%増でマクロ経済スライド発動でマイナス0・4%で、2・7%引き上げ」されることが既に決定したことで、首相に対して「これは本当にごくシンプルな話。年金がなんとデフレ脱却の効果で、バブル期以降、過去最大の伸び率になっております」「国民年金で、1人1人分1750円のプラス、この5月から、そして厚生年金でもプラス6000円上がります。今国民は卵を買うときも、いろんな野菜買うときも、1円でも10円でも安いところを探して、本当に生活を厳しい中で頑張っていらっしゃる、その中で、例えば1750円アップしたら卵6パックあります」と述べました。国光さんは前回衆院選の「日当五千円演説会」でも「先日つくばの子ども食堂を視察しましたが、あれを国営でやりたい」と首相に提案しており、テレビ入りで独特の経済観を披露しました。
立憲民主党トップバッターの岡田克也さんは、30年前の政治改革を振り返り、「私は1990年2月初当選です。自民党公認で当選し3年4ヶ月ほど自民党に在籍をいたしました。行ってみて驚いたのは、政治改革の議論が本当に火花を散らすような議論が行われていたことです。伊東正義先生、後藤田正晴先生に接して私が感じたのは、これは自民党のためにやってる改革じゃないんだと。このままいったら日本の政治が本当におかしくなってしまう。だからこれは日本国民のために国のためにやらなきゃいけない改革なんだと。それが自民党にとって不利になってもやらなきゃいけないと」と思い出話をしました。
首相は「まず(岡田)委員から紹介がありました。当時の議論が激しかったということ、私は当選前でありましたが、私も記憶しております」と中選挙区から小選挙区比例代表並立制以降について語りました。そして、「派閥を巡る弊害については、残念ながらこんにちまで、厳しい指摘を受けるような状況が残っていいた」とし「何としても本部長として自民党が変わらなければならないという思いを持って、中間とりまとめを実行してまいります」と語りました。自民党単独の問題だとの認識を示してしまったことで、野党の攻勢が勢いを増しそうです。
岡田さんは全閣僚出席のところを「要求大臣 総理」とすることを美学としてきましたが、今回は異例なことに法務省刑事局長を政府参考人として登録して4回も質問しました。裏金の立憲で逮捕・起訴する金額のラインがあると指摘されておりことについて、松下裕子局長(平成3年司法修習生)は「証拠を法律と照らし合わせて他の事案と比較する」と話しており、金額のラインがあることを暗に認めました。
この流れもあってか、立憲の井坂信彦さんの政治とカネの質問で、星屋和彦国税庁次長(平成元年大蔵省)は、既報の通り、国税当局は所得税確定申告書のほかにも書類を収集していて政治資金収支報告書(総務省又は県選管)と照らし合わせ政策活動費の使い残しを雑所得と認定するため税務調査をする方針を明かしました。初めての答弁と思われます。使途不明金は必要経費として落とせないことも明言しました。
立憲の石川かおりさんの質問に答えて、首相は、平成30年(2018年)の種子法廃止後に、県の農業試験場は官民の連携をすすめていて、現状で法改正の必要がないと答弁しました。
●あすあさっての予定。先週末までに予算委の理事会は、今週「7時間かける3日間」の基本的審議をあさってまで開く日程で、既に合意しました。
岡田さんは全閣僚出席のところを「要求大臣 総理」とすることを美学としてきましたが、今回は異例なことに法務省刑事局長を政府参考人として登録して4回も質問しました。裏金の立憲で逮捕・起訴する金額のラインがあると指摘されておりことについて、松下裕子局長(平成3年司法修習生)は「証拠を法律と照らし合わせて他の事案と比較する」と話しており、金額のラインがあることを暗に認めました。
この流れもあってか、立憲の井坂信彦さんの政治とカネの質問で、星屋和彦国税庁次長(平成元年大蔵省)は、既報の通り、国税当局は所得税確定申告書のほかにも書類を収集していて政治資金収支報告書(総務省又は県選管)と照らし合わせ政策活動費の使い残しを雑所得と認定するため税務調査をする方針を明かしました。初めての答弁と思われます。使途不明金は必要経費として落とせないことも明言しました。
立憲の石川かおりさんの質問に答えて、首相は、平成30年(2018年)の種子法廃止後に、県の農業試験場は官民の連携をすすめていて、現状で法改正の必要がないと答弁しました。
●あすあさっての予定。先週末までに予算委の理事会は、今週「7時間かける3日間」の基本的審議をあさってまで開く日程で、既に合意しました。
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このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
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