週末になると「バードウォッチング」をせずにはいられない体質となってしまった、2020年の私。
9月6日(日)。
マイ・フェイバリット・探鳥スポットである「あいの里公園」に着いたのは、8時08分のことだった。
今日も居てくれて安心の、「マガモさん一家」。
やはり、比類なき安定感の、存在である🦆
沼に浮かんだ葉っぱの上を闊歩する「バンの幼鳥」くんと出会ったのは、8時18分。
意外に足が長いのは、「クイナ科」ゆえでありましょう。
8時20分。
木の高~いところに止まっていたのは「カワラヒワ」さん2羽。
撮影している時は、「♂♀のペア」かな~と思っていたのだが・・・
帰宅後、写真を確認したところ、どうやら親子だったようだ。
👆の写真の左が「お父さん」で、右が「幼鳥」と思われる。
お父さんが飛ぶ姿を眺めていた幼鳥くんは・・・
すかさず、お父さんの後を追う。
お父さんに追いついたと思ったら・・・
お父さんは、すぐさま飛び去ってしまう。
子に「飛ぶ練習」をさせようという、星一徹のような、手厳しい親心なのかもしれない。
呆然と、それを見送る、幼鳥くん。
大人への階段を昇る第一歩を踏み出す日が、この日だったのかもしれない。
そしてやはり、気になるのは。
公園内の「トンネウス沼」で今施されている「護岸工事」である。
これが、この沼の生態系に、変な影響を及ぼさなければいいのだが・・・
沼の一部は、👆のように、「泥沼状態」になっている。
しかしながら、8時22分。
マガモさん一家は、それを意に介することもなく、悠然とそこを回遊していたのでありました🦆
そして、8時26分。
鳥の鳴き声が聴こえたので木の上を見上げると・・・
「コガラ」さん(あるいは「ハシブトガラ」さん)が、ちょこまか飛び交っていたのでありました。
8時42分に河畔に佇んでいたのは、さきほど見かけたのとは別の「マガモさん一家」。
彼らは沼へと団体で向かい・・・
一家総出で、「もぐもぐタイム」でありました。
8時59分。
「アキアカネ♂」は、ほぼ「完熟状態」に。
ああ、もう、暦の上では、秋ですなぁ・・・
9時ちょうど。
植え込みの松の木に、小鳥が飛び込んできた。
「まつぼっくり」をついばむこの方は・・・
「シジュウカラの幼鳥」ちゃんかな~と、気弱に、思う。
お花に止まる「アゲハチョウ(夏型)」を見つけたのは、9時04分。
ボロボロの翅は、自然界を生き抜いた証というか、勲章なのでありましょう🦋
最もお目当てにしていた「カワセミ」さんには、この時は、逢えず。
9時20分に、私はややうなだれて、この公園を後にしたのでありました
そして、15時29分。
私は再び「あいの里公園」へ。
天気も良くなって来たし、なにか「カワセミさんに逢えそうな」予感がしたのだ。
15時半過ぎに「トンネウス沼」に着くと、沼のほとりの茂みにカメラを向けている複数のカメラマンさんが居た。
これは、ひょっとして・・・
と、私もその方向に、レンズを向けた。
そうすると
15時34分。
私の期待に応えて、カワセミさんが、そこに居てくれたではありませんか(^^)
左側の枝に止まっているトンボたちも気になるところだが・・・
左上は「ナツアカネ♂」。
中ほどに止まっている4頭は「アキアカネorナツアカネ♀」。
左一番下は「ノシメトンボ」だと、思料されます。
いやいや。
ココはやはり、カワセミさんに集中せねば。
その凛とした横顔には、美しさ・可愛らしさ・精悍さが同居している。
水面を見回し、獲物を探す、その真摯なまなざし。
派手な衣装を纏っているかのような、カワセミさんだが・・・
意外にも、それは保護色なのだという。
「背のブルーは上空から見ると水面に溶け込み、おなかのイエローは水中から見ると水際の草木に入り混じる」のだと、ものの本には書いてあった。
小魚捕獲のチャンスを狙う、その真剣な表情に、思わず感情移入してしまう。
左側の枝にいる赤トンボたちの存在も気になってしまう私は、雑念だらけの素人である。
そして、15時38分。
私が一瞬気を抜いたスキに。
彼は、飛び去ってしまったのだった(^^;
飛翔の瞬間・水面にダイブの瞬間・小魚捕獲&捕食の瞬間・・・は撮れなかったものの。
実に、濃密かつシアワセな、4分間。
私は大いに満足して、帰路についたのでありました