今日もリトルワールド。二周したので5キロ。途中、横になって身体を伸ばした。リハビリはこれで完了?
ラムロース肉のすき焼き風(白葱を筒切りしてフライパンに並べる。細切り牛蒡、大根の拍子木、木綿豆腐、生しいたけ、オクラをならべて、上にラムロース肉を並べる。別鍋で、濃口醤油、砂糖、日本酒を煮立てておく。これと、ビール、赤ワイン少々をくわえて、フライパンを加熱、火が通ったところで、溶き卵をつけて食する)
今日は一日中、リトルワールド。暑かった。腰が痛かったが、二周半野外展示場をめぐり、合わせて、6キロぐらい歩いた。これで、大体完治できるだろう。午後一時間ほど、ソファーで休ませていただいた。リハビリのような一日。同様のツアーが明日、月曜も続く。これで、調整完了ともくろんでいる。
ぶっかけ蕎麦(焼茄子を作る。オクラをざっとゆでて細切れにしてよくたたいてねばりを出しておく。山芋をすりおろしておく。大葉、茗荷を細切りしておく。好みの蕎麦をゆでて冷水にさらし、用意しただし汁にいれ、用意した焼茄子、オクラ、山芋、大葉、茗荷、それに、青葱をかけ、わさびを添えて共する)
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小松左京、2006、『SF魂』、新潮新書
この春日経新聞に著者の「私の履歴書」が連載された時、本書がまもなくリリースされるとの記述もあったかと思う。執筆時期が重複してのことであろう。内容についても、当然、重複している。私としては、自分自身が中学生高校生のころに読んだSFのレビューという感じで面白く読めた。
本書はもちろん、小松本人による小松左京論である。当然、批判的ではなく、自己擁護的なわけで、それはそれでよかろう。私にとっては、世代は異なるけれど、ある種の同時代史のように読める。SFマガジンは創刊号は幼すぎて手が届かなかったが、中学生や高校生の時は定期購読していた。また、小松左京のたいがいの単行本はほぼリアルタイムで手に取っている。その意味での同時代史なのだ。私は必ずしも小松ファンではなく、日本のSFでは星新一や筒井康隆のファンであった。
ただ、小松左京の場合は、SF作家にとどまらない懐の広さが面白いところといえよう。小松左京の仕事で興味深いところは、三つあろう。もちろん、SF作家としてのそれ。そして、万博がらみの仕事だろう。もうひとつは文理融合的な発想に基づくコーディネータとしての仕事だろう。三つ目は、最初と二つ目と密接につながっていて、別立てしなくてもいいのかもしれない。それは、それとして。
SF作家としては小松左京の作品はスペースオペラといったら小松が気を悪くするかもしれないけれど、でも、その系統だろう。ただ、わたしは、ハインラインやアシモフ、クラーク、バローズ(これを並べるか、というファンも多かろうが、高校生時代、濫読したのだ)のほうが面白かった。
むしろ、小松のこの流れは、どちらかと言うと、パスしていただろう。しかし、彼のSFで面白かったのは、「日本アパッチ族」、それから、「ゴエモン」シリーズである。コメディのようなそれである。小松が漫才台本や放送台本を多作していた時代があったことは、本書でも詳しく触れられているが、私は、小松の本領は本人の意図とは違って、「復活の日」や「果てしなき流れの果てに」ではなく、これらだと思う。
ただ、「日本アパッチ族」は、同じ題材で開高健の「日本三文オペラ」のほうが面白かった。
彼のSF作品では「日本沈没」や「首都消滅」といった近未来ものと言うか、本人がかかわる「未来学」領域の作品がエポックメーキングで大変面白いと思う。プレートテクトニクスの理論をいち早く作品に生かして日本を沈没させ、かつ、その構想は、今までかつて島国で存亡の危機をほとんど経験せず(敗戦を終戦と呼び変えて、存亡の危機とはみなさないということまでしてしまうという甘さなのだ)すごしてきた日本社会を国土消滅の中に追い込み、それをシミュレーションすると言う構想、これは、とてもじゃないが、小松左京一流のものだろう。もちろん、まだ、構想途中のように思える着想なのだが。
また、大阪万博、つくば万博、花博などの万博プロデュースと言うのも、小松の仕事の面白いところだ。かれは、文系理系をとわず幅広く人脈を広げ、関心を広げてきたので、万博のような夢を展開するのはうってつけであっただろう。産業との癒着もさほどではなく、また、政治との癒着もさほどではなく、むしろ、アカデミックにアプローチできると言う小松ならでわのスタンスと人脈はまさにうってつけであっただろう。ただ、彼の未来学は必ずしもばら色ばかりではないように思えるが、彼なりのエンターテインメントがばら色をつけてしまったと言うべきかもしれない。
小松の仕事はまだまだ、指しかけの碁が多い。その意味で、もっと飛躍させるなり、後継者を見出すなりして、彼の「未来学」をもっと展開すべきであろうかと思う。
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2006-09-08 17:56:28 |
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今日は、静養日にして午前中は、整体に行った。ここ数日腰が痛かったので、一日ごろごろしていた。
夕食はいつもの池下「浅野屋」。エビフライ定食、トンカツ定食、ハム盛り合わせ、夏野菜の冷製。
夏野菜の冷製で、ゴーヤがなかなかおいしかった。一度試してみよう。
スモークサーモンのクリームソースパスタ(フライパンにオリーブオイル、ガーリックピューレ、赤唐辛子、コショウ、塩をいれ、よく合わせておく。これにスモークサーモンをいれざっくりと火を通した後、生クリームを入れて火を通す。アルデンテにゆでたパスタを加えてよくあえて共する)
トマトとグリーン野菜のサラダ(トマト、ルッコラ、バジル、エンダイブ)
鶏もも肉のグリル(塩コショウ、ミックスハーブしておき、グリルで焼く)
オクラとトマトのスープ(オクラ小口切り、トマト、スープストック、塩コショウ)
同僚が以前から行きましょうと誘っていてくれていた。職人さんは桜山の「おけい鮨」で修行された由。
覚王山の松楓閣の一角にあるので、かなり敷居が高そう。松楓閣のお座敷てんぷらにはずいぶん昔に飲み屋の仲間と来たことがある(てんぷらの大将がお客で来ていたので、たぶん、サーヴィスしてもらったと思う)のだが、寿司部はその続きにあるが、外からの入り口がある。お座敷式のカウンターになっている。
邪道ではあるがビールをたらふく飲みながら酒の肴をがつがつ、仕上げに少々握ってもらって・・・。とてもおいしゅうございましたです。塩や煮切などがネタにあしらわれて出てくるので、職人さんのこだわりがわかると言うもの。
寿司処「楓」(覚王山・松楓閣):http://www.shofukaku.jp/sushi/index.htm
マーボー茄子(茄子を薄めに切って水にさらす。豆板醤、豆鼓醤、紹興酒、オイスターソース、中国醤油、濃口醤油、海老醤を合わせてたれを作っておく。ショウガとニンニクの千切りをサラダオイルで炒める。豚挽き肉を入れて炒める。水切りした茄子を加えて炒める。ざっと火が通ったところで、たれを入れてよく絡める。溶き片栗粉でとろみをつける)
ズッキーニの炒めもの(ズッキーニを薄めに切って水にさらす。ショウガとニンニクの千切りをサラダオイルで炒める。豚挽き肉を入れて炒める。ズッキーニを加える。塩コショウ、紹興酒)
前夜の冬瓜のスープ
宮本常一、2002、『イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む』、平凡社ライブラリー
イザベラ・バードは明治初年ごろの旅行家で、本書の材料となった『日本奥地紀行』だけではなく、世界各地を旅し何冊もの紀行文を残している。『日本奥地紀行』で描かれるのは明治11年に横浜に上陸した後、通訳の「伊藤」とともに馬でめぐった東北と北海道の有様である。物見高い日本人に取り囲まれ、障子ふすまに穴を開けられてのぞかれ、また、蚤しらみになやまされ、かといって、日本人の礼儀正しさや安全な旅が描かれる。
本書はジャーナリスト佐野眞一の言うところの旅する民俗学者の宮本常一が日本観光文化研究所において後進の指導のために行った講演の口述をもとに編集されたもののようである。宮本は講演の中でバードが書き残した短い言葉をとりあげて、当時の日本人の生活を描こうとする。旅人の宮本がバードの紀行に仮託して明治の日本を旅してみせると言う趣向となっている。
明治11年は1878年なので、たかだか130年ほど前。3-4世代前の祖先の時代なのだが、まったく異なる日本の姿に驚かされる。宮本が日本全国をくまなく歩きはじめたのは昭和14年(1939)、アチックミュージアムを主宰する渋沢敬三に薦められてからなので、バードの旅から60年ほどしか立っていない。また、宮本の講演がバードの旅からほぼ100年後である。こうした時間差を考えながら読んで見ると大変興味深いだろう。
宮本常一データベース:http://www.towatown.jp/database/index.asp
![](http://images-jp.amazon.com/images/P/4582764533.09.MZZZZZZZ.jpg) | イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む平凡社詳細を見る |
2006-09-03 23:25:19 |
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間引き菜のおしたし(鰹節をかけ、濃口醤油をかけて)
冬瓜の煮物(冬瓜をガラスープの素とともに煮込む、日本酒、薄口醤油、塩で味付け。火が通ったところで、溶き片栗粉でとろみをつける。おろしショウガをそえて)
秋刀魚の塩焼き
豆腐と茄子の味噌汁
ゴーヤーチャンプルー(ゴーヤーのワタを取り、斜め薄切り、塩をかけてもんでおく。ニンジンを千切り、先に加えてもんでおく。ショウガ千切りをオイルで炒めて、赤唐辛子、ガーリックピューレを加えて香りだし。豚ロース肉を炒める。塩を抜いたゴーヤおよびニンジンを加えて炒める。木綿豆腐を水切りして握りつぶすように加えて炒める。塩コショウ。青葱、全卵を加えてざっと掻きあわせ、火が通ったところで出来上がり)
焼茄子(茄子のへたをとり、縦にナイフをいれて、グリルで焼く。十分に火を通し、皮をむいて花ガツオをかけ、濃口醤油をかける)
今夜は同僚3人を招いて、晩飯。
豆腐干糸と鶏ささ身、香菜のサラダ(鶏ささ身に紹興酒と塩をかけて電子レンジで緩やかに加熱し、火が通ったところでほぐしておく。豆腐干糸を湯がいて戻してざるにあげておく。フィッシュソース、花椒、コショウ、唐辛子片、ごま油、米酢少々、ごま油でドレッシングを作っておく。ささ身、香菜の順でドレッシングにあえて、豆腐干糸を加えてよくあえる)
白身魚の酒蒸し(白身魚は鱸か何かを想定したが、あいにくスーパーになく、太刀魚にしたのだが。大きめのフライパンに箸を置いてその上に皿を載せ、水を張っておく。皿にローリエを置き、魚を乗せて紹興酒に醤油を合わせたものを降りかける。豆鼓をかけ、ショウガと白葱の千切りをかけて、ふたをして、蒸しあげる)
海老とブロッコリー、アスパラガスの炒めもの(海老の背わたを抜き、背に包丁を入れて、紹興酒に漬けておく。片栗粉をまぶす。中華なべにサラダオイルを熱してまず、海老を炒める。続いて、あらかじめ好みのサイズに切ってゆでておいたブロッコリーとアスパラガスをくわえて炒める。塩コショウとフィッシュソース、花椒を加えて味を調える)
桜海老の焼ビーフン(ニンニクとショウガの千切りを炒めて香りだし。タマネギ薄切りとニンジン千切り、豚もも肉薄切りを加えて加熱。戻しておいたビーフンをくわえて、フィッシュソース、塩コショウ、赤唐辛子片、花椒で味を調える。仕上げに桜海老を加える)
前菜にジャガイモとラクレット、ラタトイユ。中華とは違うけれど。
シャンパンをお土産にいただいた。ケーキとりんごをお土産にいただいた。