先人の俳句になぞらえて、ハイ冗句(お遊び)
区立鎌倉公園に立ち寄った際に、2匹のカエルに出会った。
柳が垂れて、その下に用水堀があった。
縄文人は、先人の俳句に習いて、冗句を詠んだ。
皆さんはカエルさんにどのような声を掛けますか・・!?
カエルを追加合成しました。(11/3撮影)
小林一茶
痩せガエル負けるな一茶ここに在り 一茶
俳、ハイ冗句 カエル君辛抱すれば飛びつくよ (縄)
俳人小林一茶は芭蕉、蕪村とともに3大俳人と言われたが、
晩年には、千住に住んでしばしば炎天寺にも足をのばしました。
彼の長子である千太郎が病弱だった、という事実も あります。
その命乞いという意味もあろうが、残念ながら 愛児は生後一ヶ月で亡くなってしまいました。
この句も、弱そうな「痩せ蛙」に同情して、
リングサイドで「負けるな」「一茶がここについてるぞ」と声援しているのであろう。
縄文人が石橋を渡ろうとしたら、カエルが堀に (11/3撮影)
飛び込もうとしていた。
松尾芭蕉
古池や蛙飛びこむ水の音 芭蕉
俳、ハイ冗句 畦掘りへ蛙飛びこむ準備かな (縄)
季語は蛙(春)。古い池に蛙が飛び込む音が聞こえてきた、
という単純な景を詠んだ句であり、一見平凡な事物に情趣を見出すことが出来るであろう。
松尾芭蕉の発句。芭蕉が蕉風俳諧を確立した句とされている。
芭蕉の作品中でもっとも知られているだけでなく、
すでに江戸時代から俳句の代名詞として広く知られていた句である。