年に3回、1年から6年までの全員が出られるサッカー大会がある
参加チームは奥三河の新城、鳳来、設楽、東栄
新城総合公園で行われた今年2回目の今日は
JA愛知東がスオポンサーになって
賞状、トロフィーを提供していただき賑やかなものになった
この大会の楽しいところは親御さんたちがピッチサイドで
大声で子供以上に夢中になって応援できること
子供たちのプレーを見るのも良いけれど
自分の子供に夢中になって応援する親御さんを見るのは
これまた楽しい
ところでただ試合をしただけではつまらないので
毎回各チームで一人 その日頑張った子に
メダルを上げる事にしている
面白かったのはそのメダル争い
最初のゲームH君は良い出来だった
得点も1点か2点取ったかな
ライバルのS君は先取点
しかしゲーム中ボールに絡む事が少ない
印象点としてはH君
2試合目は昼ご飯を食べた所為か
全体に低調な出来
誰が良かったかまでの評価に至らず
その時点ではH君かな
多分自分でも自覚していた様子
ところが最終戦
押されっぱなしのチームで
よくボールに絡んで奮闘したのはH君だったけれど
カウンターの1発で得点したのはS君
試合の終わった後のH君
「ねえ、いいでしょう、僕だよね」
「さあ?」
「そんなの、いいじゃん、ねえ」
「逆転かな?彼は点取ったし」
「だって、頑張ったじゃん、ねえ。教えて」
「あと数分したら分かるから楽しみにしてればいいじゃない」
「いや、ドキドキする。僕って言って」
「我慢しなさい」
「我慢しなさいって僕じゃないってこと」
「違う、もう少ししたら分かるから我慢しなさいって言う意味」
その後も彼は泣きそうな表情で訴えかける
確かに結果的にS君は得点したけど
試合全体から判断するとH君がMVPに値した
でもこのH君は実はいつでもMVPになれそうな選手で
今回逃しても次の機会があるから、、、
と考えないでもなかった
しかし、努力した事が報われなかったら(自分でも手応えがあったのだろう)
彼にとって良くない事かもしれない
と考え直す事にした
頑張れば報われる!
そう言う経験をさせたかった
S君はまだまだラッキーな点を上げたに過ぎないレベル
しかし、点の入らないサッカーというゲームで
得点したのは価値があるが
で今日は、H君の気合いに負けて(?)
H君にMVPのメダルを、、
そのH君の嬉しそうな顔
そして
「なんだー」
と残念そうなS君の顔
もてあそぶ訳ではないが
ホント面白かった
あとで
「おーい、H、今度の練習の時サボってたらメダル取り上げるぞ!」
と言っておいたけれど
多分、馬の耳に念仏だろうな