どちらも長大な交響曲の作曲家
後期ロマン派、ワーグナー一派として一括りにされてしまうけれど
その音楽は少し違う
マーラーの交響曲はまるで長編小説
ブルックナーは詩、あるいは哲学、あるいは音響
ブルックナーの8番は第三楽章のひとつだけで
モーツァルトの交響曲ならとっくに終わってしまうような長い曲
しかし、本当に長い?
不思議のは、慣れていないときは確かに長く感じる
しかし、曲を知って
ただ浸って流れに任せていらる様になると
果たして長いんだろうか?
むしろ短いのではないのか?
そんな風に思ってしまうこと
まるで自然の一部を切り取っただけで
自然や音楽はまだ続いているような、、、
一方マーラーは感情の起伏そのもの
マーラーは生き方自体も波瀾万丈で
それで解説者も言葉にして紹介しやすい
そして思い切り美味しいメロディーもあるし
(5番のアダージェット)
最近はマーラーは聴かない
ブルックナーも聴くバイオリズムにはなっていないが
どちらかと言えばブルックナーの方を聴く
特にアダージョの楽章
一頃のマーラー・ブルックナーブームは終わったかもしれないけれど
自分にとってはブルックナーはモーツァルト、ベートーヴェン並みに大事なお方
(しかし、写真で見る彼は田舎のおっちゃんそのもの)
ティーレマン、シモーネ・ヤングが8番でいいCDを出しているらしいから
久しぶりに買ってみようか