最近新城市は良いニュースで取り上げられるより
少し恥ずかしいようなネタで
テレビ新聞に取り上げられることが多い
もっくる新城の建設費のこと
そして市民が経験したあの分かりにくい住民投票の文言
あれだけわかりにくくなかったら、報道ネタになっていたか?
この分かりにくい文言を決定したのは市議会
本当に機能しているか心配な新城市議会に何か動きがあるようだ
白井議員のブログやら山崎議員のFB、更に今日の中日新聞にも
「会派設立」の動きがアップされている
「会派」この言葉は聞いたことがあるが、具体的にどのような機能、メリット、
デメリットがあるか素人にはわからない
ただ新城市は以前、市議会に会派を解消して
それが他の地区と比較して先進的な動きと高評化された経歴がある
この一般的な高評化の会派の解消を乗り越えて
再度会派の復活を提案するのだからさぞかしメリットが多いのだろうと
思われるが、議員でない自分は分かりにくい
そこで、便利なネットで調べてみると
まずは会派とはから
議院において2人以上の議員によって構成される院内団体。
議院内部で行動を一にする単位であり,単一または複数の政党を中心に結成される。
特に会派単位で運営される議会においては,会派の規模が議会内で活動するうえで重要な意味をもつ。
(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説)
何かわかったようなわからないような!どうも具体的なイメージが湧かない
もう少し調べてみると
会派制のメリットとデメリットについて 民主市民クラブ 24.10.30
① 政策集団として会派で調査、研究、議論を行ない、個々の議員の資質向上に役立てることができる。
② 会派は、政策集団として方向性が一致しているので、執行部側に対し意見や要望等の交渉はしやすくなる。
※地方議会で会派制のメリットを挙げれば上記が全てであると考える。
以下、様々なメリットとされる項目に対する反論。
1、会派単位であるため、効率的且つ円滑に議会運営ができる。
→ 何の為、誰の為の効率か? 執行部側に都合がいいのと、議会が議論の機会を 少なくし、市民の多様な声に答えられなくなる。正副議長選出など議会構成なども不透明になり、議会と市民に距離が出来る。
2、会派が政策集団として執行部側に要望・交渉することにより、市の政策に反映する手段がしやすくなる。
→ 一般質問や議案の採決で是々非々で望むことで議会の姿勢を示すことが可能
3、会派間で政策上の対立が生じた場合、議員間よりも妥協がしにくくなる。
→ 会派の拘束がなくても、議員の意見が会派の意見に埋没しやすくなる為、個々の議員の顔が見えにくくなる。
※以下、会派制不要のとする理由
4、 議会のみが条例および予算の提案権があるならば会派の存在は論理的に必要であるが、地方自治法では議会は予算 を付けての条例案を提出できないので不要
5、現在の地方議会は、二元代表制であり、予算を伴う条例、及び予算の提案権がない以上、長の提案について是々非々に臨むことが合理的であり、会派は必要ない。
5、 議会の会派で与党を称するものがあるが、与党と称したら、長の横暴?に事前承認を与えてしまうことになり、二元 代表制の本来の趣旨からも妥当ではない。
6、天童市議会では大会派があって当てはまらないが、会派制は少数会派が多数会派を支配するパラドックスをもっており、会派制の揉め事、勢力争いなどの弊害は続いていく。
7、議会運営委員会、常任委員会などの機能を充実強化し、選良たる議員個人の良識と意思で議会運営の決定を行うことで諸問題は解決する。(会津若松市の例)
また別の情報源からでは
地方議会における会派の意味は何だろうか?メリットとして考えられるのは:
・政策集団として個々の議員が切磋琢磨し資質の向上を図ることが出来る
・執行部側に要望を伝えたり、交渉がし易くなったりする
といったところだろうか?
しかし、地方政治は国政と異なり二元代表制である。多数会派が与党化し、首長の提案にすべて賛成に回るようになれば、議会のチェック機能は形骸化してしまう。千葉県議会議員の水野ゆうき氏(元千葉県我孫子市議)は、会派のデメリットについて、「自分の意見よりも会派の意見に左右されてしまうこと。会派の縛りが生じること」を挙げている。会派拘束がかかれば、議員個々の自由度が奪われ、市民の多様な声に答えることが出来なくなるのだ。
地方議員が会派にこだわるというのならそれは、正副議長ポストや常任委員会、各種審議会の所属の配分や、委員会の委員数、発言・質問の時間配分、法案提出権などあらゆるものが会派の所属議員数で決まるからであろう。
以上の情報からすると
素人の印象だがあえて会派を復活する必然性は、思いつかない
これは議員の問題だから議員間で決めればいいとされても結局は
市民に降り掛かってくる問題になるし、、、
会派のデメリットに市民の多様な声が反映しにくくなる
と2つの紹介文に出ているが、これは困る
ただでさえ市民の声を聞かなかったと判断されて仕方のない市議さんが
一旦選ばれたと言う事実に妙に自信を持って
自分の意見は市民の声と思い込んで
現実に上がった市民の声にも対応しなかった経緯があるだけに
更にシステム上とはいえ、それに拍車がかかるようなことはどうなのだろう
ところで会派を立ち上げようとした方々
この人達は、先の住民投票で市道東新町桜淵線の変更を伴うと結果が下されたのに
結果を重く受け止めると言いながら、実際の議会では市道東新町桜淵線の復活に
賛成しなかった人たちが多く含まれている
自分たちが決めた住民投票の選択肢、その結果を受け止めるといいながら
結果に従った採決をしなかった人が、会派をつくる
なにか少し変!と思うのは自分だけではないと思う
新城市の混乱の元って、何だったのか
本当は先の住民投票が終わった時点で総括されるべきだったのに、、、