人となり、性格を見るには
「お金を払う時の態度」ではっきりするかもしれない
日常の小さな金額での買い物ではなくて友人同士の貸し借り
(ハムレットの劇中には友情を保ちたいのなら貸し借りはすべきでないとある)
比較的大きな金額での出費、こうした時に気持よく支払うか
グズグス何か言い続けるか、それとも引き伸ばすか
本当にいくつものパターンが想像される
同様に普段見えない人の性格を知るためには
非のあることを問い詰められた時の態度があるかもしれない
これも感情が大きく左右して、一般的には明らかに
当人に非があるとしてもなかなか認めないし
まして公に謝罪までは行い難い
新城市では既に何度かアップしているように
5月31日庁舎見直しに関する住民投票が行われ
その結果、3人をのぞく15人の市議会議員の推す案が
否決され、庁舎は大幅な縮小をせざるを得ない事になった(はず)
そこで、その確認の意味も含めて住民投票が終わって
時間も立たないうちに(6月3日)
議長あてに「請願書」が提出された
ところで請願書とは何かといえば
市議会議員の紹介を要する、指定の方法に則った書き方による
議長あてに意見や要望を述べる文書
これは 付託された委員会で審査の後、本会議で審議される
(議事録にも記録される?)
よく似たものに陳情があるが、これは市議会議員の紹介が無くて
議長あてに提出される文書で、 委員会に送付された陳情書は、本会議で報告される
つまり、請願書は審議されるが陳情は報告されるだけ
新城市ではホームページに次のように紹介している
前置きが長くなったが、昨日(8月27日)この請願書に関する
総合政策特別委員会が行われた
請願書の内容は
1.市民の多数が「3階建て30億、東庁舎活用、付替道路なし」を選んだ。
議会として、この結果を尊重し実現すること
2.議会として新庁舎建設に地元業者の参入を重視し、地域活性化への波及を実現すること
この請願書に関する審議は6月の議会にもかけられたが継続審議となっており
実務協議が終わったこともあり、ようやく再度審議されることとなった
ここで最初の非のあることへの態度に話はつながる
住民投票の結果は(新城市以外の人には分かりにくいかもしれないが)
請願書にあるような結果になったのだが、昨日の審議はどのようであったかといえば
民意を理解していないと判断された、批判されるべき議員が
全然反省の気持ちが見られない行動をしている
住民投票が終わった時点で議員の多くは「結果を重く受け止める」
と言いながら、自分たちで決めた条例案の結果に従った行動をしていない
(例えば、付け替え道路は元に戻すと言う住民投票の結果が
出たのにもかかわらず反対していたり)
そして、その総括も公にはしていない
こうした態度こそが冒頭の人となり、性格の判断の話につながる
そしてこの様な判断方法で人を評価するとしたら
果たして現在の新城市の議員さんは議員としての資格はあるのだろうか
と厳しく見ると感じてしまう
またまた話は遡るが、住民投票の条例案は、ご存知のとおり
選択肢1 市道東新町桜淵線の路線の変更を伴わない現計画の見直し
選択肢2 市道東新町桜淵線の路線の変更を伴う現計画の見直し
となっており、マスコミでも批判された、そして誰もが思うように
この選択肢は何を言っているのかわからない
わからないことは議会も認めて、補足資料もつけたのだが
その補足資料の説明に書かれていることは
住民投票で市民の皆さんに選んでいただくポイントは
庁舎配置、規模、道路形状です と概略で述べている
これが果たして本当に補足説明になっているか?
庁舎配置、規模、道路形状のために住民投票を求める会は
地道な活動をしたのではない(規模については多少関係するかもしれないが)
一番必要な事は、規模縮小の具体的なこと、つまり金額を含む事柄だ
この補足説明を作り上げたのが、条例案を決めた議会ではなく
行政側である市長
この条例案の解釈はこうですよ!と投げかけた
こんなに分かりにくい条例案で戦わざるを得なくなった求める会は、
以前に対案がないと検討に入れないと議会で言われたために
対案を作成「3階建て30億」のプランを出して市民説明会を十数回行った実績を踏まえて
住民投票の選択肢2の意図は「3階建て30億」のようなものだと住民投票に入った
そのうちに、住民投票の運動は両陣営ヒートアップ
3階建て30億対5階建て50億が一般社会にはわかりやすい構図となり
また市民対行政(市長派)との戦いとも理解されるようになった
3階建て30億は住民投票のために考えられた求める会側の戦術などではなく
求める会が何箇所もの市民説明会で説明された見直しの対案で
既に行き渡っている事柄
条例案がどうであろうと一般的な解釈は
上記のようなものと解釈するのが妥当だと思える
そこで、求める会側は請願書にその旨を記し
わかりやすい民意の解釈を求め、実行を促した
請願書をて提出し審議を求めたその最終的な判断する場所が
昨日の総合政策特別委員会となったのだが
結果を踏まえての審議はとうとうなされなかったようで
この請願書は不採択となった
請願書やら不採択やら、条例やら
普段聞き慣れない言葉が飛び交うこうした事柄は
正直なところ普通の人にはわかりづらい
そして面倒くさい
しかし、現在新城市で起きていることは
ある角度から見れば非常に危険な水域に入っているということ
もちろん今までと変わりない
今までもあったこと
と考える人もいるかもしれない
それはどちらの判断でもいい
しかし、今起きていることの事実を(事柄を)判断の材料として
自分たちの身に蓄えておくことは
結果的に自分たちの生活を守ることになると思う
(偏っているとしても、少しでもその手助けになればと
ダラダラと書き連ねてみました)
でも、ホント、議員さんはしっかり選ばないといけない
次はしっかり選ぶぞ!