パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

関心事

2016年07月12日 10時07分53秒 | あれこれ考えること

新城市では議会報告会というものがある
市議会議員が地域の会場に赴いて、前期やら前前期の
市議会で明らかになったこと(採決や視察)を報告するものだ 

これが新城市議会条例で行うことが決められている

この議会報告会、初日の昨日は勤労青少年ホームと山吉田公民館の二会場
それに続いて今日も、明日も延べ5日間、10会場で
市議会議員さんを割りふって行われる

少し気になることがあって、昨日は勤労青少年ホームの会場にでかけた
気になったのは報告される内容だけでなく
聞きに来た人の人数
つまり市民は市議会の今にどのくらい関心があるか
知ろうとしているかが一番の関心事だった 

結果的にはこの会場に聞きに来た人は17名
そのうちの数人はいつもの(?)メンバー
それにこうした機会には出席することが多いと思われる
(自分は知らなかったが)割合有名な 有名な人

準備された机・椅子が足りないということもなく
準備された部屋もさほど大きくもなく
最初から予想された人数だったのかもしれない

この人数、実はもう少し多いかもしれないと思っていた
(昨年は同じ会場でも、あのややこしい住民投票条例を可決した
 ばかりとあって数多くの市民が押し寄せて、部屋は満杯だった)

もう少し多いかもしれないと思ったのには理由がある
それは、この報告会が地域自治区単位で行われ
事前に各地域自治区にも取り上げて欲しい内容を
提出してもらうようになっていた(そう)だからだ

だから少なくとも地域協議会のメンバーは来るのかな
と思ったわけだ
しかし、少なくともこの会場ではそんな雰囲気はなかった

各委員会からの報告に続いて、今年になって4件も
設けられてしまった「政治倫理審査会」のうちの3件の結果報告がなされた 

ある立場の人間からすると、この報告のうちの1件(審査①)は
とんでもない理不尽な扱いで終了しているとしか思えない 

 その内容の具体的なことは、一応会場で配布された資料に書かれている
しかし、その内容は一回読んだだけで、具体的に何が問われて
どのように結論付けられたのかはわかりにくい 
(新城市議会議員政治倫理条例第3条第8号に違反していると訴えられたが
 これに規定する政治倫理基準に違反する事実存否の確認まで入れなかった)

多分、普通の人は、新城市議会議員政治倫理条例第3条第8号がどんなものか
わからない(そもそも新城市議会議員政治倫理条例とは一体何だと思うだろう)

同じ報告書に書かれている、次の審査②と審査③、今度は何が問題とされているか
具体的にわかりやすい文章で書かれている

審査①は具体的に何を言っているかわからない
審査②と③はわかりやすい
これは善意で考えると政倫審を要求する文言がこうであって
単にコピペしただけなのかもしれない 

下に画像として取り上げるが比べるとわかりやすい

 

審査①の結論は、市のホームページにもあげられたもので
要約すると、審査会は11回にわたって審査を行ったが、該当する人物から
最終的に審査への協力が得られなかったので事実認否ができなかったと
結論づけている

協力がなかったというのは問題で、市の議会倫理条例では
規定する政治倫理基準に違反する事実があるとの疑惑を招かれ、
政治的又は道義的な批判を受けたときは、
自ら誠実な態度を持って当該疑惑を解明 するよう努めなければならない。
との項目がある

つまり積極的に協力しなければいけないわけだ 
しかし、いろいろ理由をつけて協力しなかった(多少その理由を認めるとしても)
問題となっているのは、法律ではなく倫理の問題
この倫理の問題にこの様な態度で答えるとは、、、

それでこの結果とか態度に関しおかしいのではないか
と新城市内のあるブログやらSNSで取り上げられ、
だからこそ、倫理審査会の報告のある
今回の議会報告会はもっと多くの人達が来るかと思ったのだが、、、

世の中に人に関心をもってもらいのは難しい
この話題なら関心をもってもらえる
とか、もらえるに違いないと考えることでも
他人にとっては案外どうでもいいことということが多いのが現実だ

関心をもってもらえると思ったことがマニアックな問題すぎるのか
それとも、まだ詳しく知られていなくて関心を持つまでの情報がないためか
聴く耳がないときには何を言っても伝わらない
同じことでもいったん聴く耳ができた場合には
「あの時いってたことはこの事だったんだ」となる

関心を持ってもらうことは難しい
大変だなとおもいつつ自分は沖縄に関心があったかと問われると
自慢して答えることができない自分がいる

関心をもってもらうこと、関心事
芸能人のどうでもいいことは競って井戸端会議にも花が咲く
男ならスポーツの話を解説者風に話す人もちらほら見かける
でもめんどくさいこの手のことは、、、
いずれ自分の身に降り掛かってくるかもしれないが、、
どうも、遠い話のようだ  残念ながら

 

 

 

 

 

  

コメント
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