今日は偏屈な視点から新城市の問題(しつこいけど新東名直行バスの話)
昨日の新城市議会報告会で、新東名を利用しての新城〜名古屋直行バスの
現状とか今後の見込みとかの質問が出た
この直行バスの事業は、補助金によるものだ
計画した時点では国の補助金事業として採択されるかされないか不明だったが
結果的には採択された
一般的に補助金事業に採択されるには、面倒な書類を書き上げて提出しなければならない
独創的な試みか、雇用に繋がる事業か、具体的な実行計画などなど
びっしり書き込まなければならない
その中に、市場規模とか今後数年間の事業予想を記入する欄がある
現状はこれこれの市場(利用者)が見込まれ、事業開始後はカクカクシカジカの数字が期待される
それを書かなければいけないわけだ
(申請書を見たわけではないが普通はこういう項目がある)
ここで問題となるのは、ここに書かれた数字が果たして説得力のあるものであったか
という点
採択されたという時点で、審査した人にとっては説得力のあった数字となるのだろうが
未来の話なんて誰も正直なところわからないし、その数字が適切かどうかを確かめる方法は
ないかもしれない
だから、とりあえずそこに数字が書かれてありさえすれば、オーケーということになりそうだ
これは「数字なんて鉛筆を舐めながら書いていく」という経験者の声を聞くこともあって
実際はそうなんだろうな!と思ったりする
市場とか数年後の見込みが、現実的に達成できそうな数字かどうかは、
残念ながら怪しくて、希望的な数字に過ぎない事が多そうだ
そして残念なことに有料化されてからのバスの利用者は、議会報告会での
議員さんの話によれば一日20名ほど、
一日3往復、計6便あるから一便あたり3〜4名で心配した通りの結果となっている
(当初の市の予想は1便あたり20名)
今は大学生が夏休みだったり、既に鉄道の定期を購入してしまっているので
その時期が終了してからが勝負だと言われるが、、、
ところで、申請を採択とか許可するところは(許認可権を持つところは)
新城市の大きな問題、産廃業者の操業認可に関しても
少しばかりアバウトすぎるチェックになっていないか
高速バスは乗る人が少ないのではないかと一般の人は予想したが
実際その通りになった
産廃の悪臭はあの建屋・設備では出るのではないかと地域の人が心配したが
やっぱり出た
でも、許認可権を持つところは「法に則って、、、」と繰り返す
バスの利用者の見込みが違っても、それに対する責任を問うところがない
いずれも走りだしたら止まらない
ホント、そんなんでいいのだろうか
事前に十分な検討がされなかったことが悔やまれる
(検討する気なんてなかった?)