パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

余裕のない社会

2022年01月29日 10時18分11秒 | あれこれ考えること

新城みたいな小さな都市でも新型コロナ陽性者が多くなっている
晩の7時45分には毎日のように防災無線で陽性者数が報告される
21日 8名
22日 10名
23日 9名
24日 5名
25日 24名
26日 23名
27日 27名
28日 22名

確かに最近は急に広がってる
ということで、巣篭もり生活が自分にできる良い選択だ
巣ごもりは個人的にはストレスもなく、イライラもしないが
それでもやはり、人との交流がないと偏屈さが助長されるような気がしてしまう

人と直に会ってその人の持つ考えや情報を知る
人間は他人との関係で社会が成り立っている、、などと難しいことを言わなくても
やはり適度な他人との交流は必要だと思う

流行りのSNSなどは巣ごもり生活のなか社会と接する機会だが
ここには大きな落とし穴があって、自分好みの情報しか触れないのが現実だ
仮にそれに反する意見に接した時は、過度に攻撃的な表現を使い対抗する傾向がある
最近では菅(かん)さんの橋下徹氏の弁舌に対するヒトラーを喩えたツイートに
ツイッター上では両陣営から一種のバトルが展開されている
(リアルな社会では、国会で維新が与党ではなく、立憲を攻めるのに時間を費やした)

そこに飛び交う戦いで、人はいろんなことを知っていく
(ヒトラーの引用の許されない例とか、かつて橋下氏が使用した例とか)
そうした知恵が増えるのは良いが、どちらも頭ごなしに否定しあっているのは
どうもいただけない

最近はじっくりと時間をかけて話し合い、妥協点を見つける民主的段取りよりも
リーダーのもと効率よく決めていく(軽度の独裁)ほうが好ましいと思う国が
世界的に増えているらしいが、日本でもその傾向が見られるようだ

でも本当にそれで良いのかな

人がモチベーションを持続させる方法は仮想敵国をつくることだ
と説いた人がいる
スポーツにおけるライバルの存在なら肯定的に捉えられるが
現在いろんなところで見られる敵味方の区別は、、、いただけない

なにかしら人に余裕がなくなっているような、、
それは、なぜだろう


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする