「ああ美味しい!ケーキよりずっと良い」
温かい焼き芋を食べながら同居人がつぶやく
最近は焼き芋を買うことが多くなって、ケーキは年に数えるほどになっている
この傾向は我が家だけでないらしく、新城市内にケーキ屋さんがなくなっている
和菓子屋さんの方は、体調を崩して事業ができなくなった例を除いて
昔からのまま続いているのが多い
和菓子は時々、季節の行事に合わせて購入する
お茶との組み合わせは確かによく合うと実感する
(ケーキとコーヒーもよく合うが)
焼き芋は昔(自分の子供の頃は)ホクホク系が主だった
お茶を飲まないと胸焼けがしそうだった
ところが今はネットリ系が主流になって、スーパーでも
いい香りを辺りに漂わせている
外国でもネットリ系のさつまいもは人気だそうだ
確かに、その甘さは穀物と言うよりはスイーツといったほうが
ふさわしいような気もする
さつまいもは落語にも登場する
確か「大工調べ」に出てきて、江戸のおやつは焼き芋だったんだ
と記憶に刻まれた
昔のことではなくて、今でも田舎もんの自分は東京へ行くと
お土産には「舟和の芋ようかん」とか「満願堂の芋きんつば」を買って帰る
特に後者は大好きだ
食は保守的だと言われる
確かにそうなんだろう
だが焼き芋があまり人気になると価格がアップしそうだから
程々に人気のままであってほしい
今は「紅ゆうか」の下の名前が姪と同じなので、つい探してしまう
(店には紅はるかのほうが多い、綾瀬はるかも好きだけど
姪のほうがやはり気になってしまう)