最近、オーケストラの音楽を聴きに行っていない
手にしたチケットは例の為に二回ほど自発的に行くのをやめた
これも習慣性があって行かないと行かないでも平気でいられる
行くとなると、そこでもらうチラシに次の予定を立てることになって
何回も続けて行くことになる
YOUTUBEは情報の宝庫で、面白いものがある
その中に指揮者、井上道義さんのインタビューがあって、とても興味深かった
良い指揮者とはなにか?
まずはオーケストラ(のメンバー)が決める
一人ひとりが音楽家である奏者は、他の奏者の音を聴きながら
個々に表現したいものとの戦いをする
そこをいい具合に刺激を与えてくれると、奏者は充実感を感じられる
こんな話が出たときに、不意にフルトヴェングラーの指揮した音楽を思い出した
彼の指揮する音楽は、いつも、すげーなー!とため息が出ることが多いが
同時に思うことは演奏者も楽しそう!との思いだ
テンポが急激に変化しているだけでなく、ものすごい集中力を要求される音楽
そのハイテンションの状態にいられることに奏者も面白さを感じているのではないか
とつい思ってしまう
奏者も一人の音楽家、指示されて演奏するだけではつまらないと思うかもしれない
あの有名なバイロイトの第9の第三楽章は、音楽が始まってしまったら
音は鳴り続けているが、それは指示されて演奏された音楽なのか?と思う瞬間がある
その音楽は、奏者たちが自分たちで感じた音楽で、指揮という行為を感じさせないような
とても自然な音と時間の流れのような気がする
そしてその演奏は、知らず識らず何かを感じたり考えることが多くなる
良い演奏は何かを感じさせたり考えさせる演奏と井上氏はインタビューに答えているが
それらはフルトヴェングラーの演奏で感じるそのものだ
井上氏のインタビューでフルトヴェングラーを連想すること自体が
自分の年齢とか世代を感じさせるものだが(時代にあっていないが)
まあそれは仕方ない
それにしても、指揮者は音を自ら出すものではないのに
どうして音が違ってくるのか、本当に不思議だ
それが人間の行う行為だとしても、、、
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