夏に最適、お気楽な本だが、思いのほか興味深い「解剖図鑑シリーズ」
百人一首に続いて手にしたのが
早速、そうなのか!とうなずくところに出くわした
それは京都の祇園祭に関することで、この祭りは疫病退散を願って行われたのだが
そもそも八坂神社の御祭神は牛頭天王(ごずてんのう)で、この牛頭天王は仏教では
ブッダが生まれた祇園精舎で疫病から守る役目を担ったメンバーだそうだ
決して思いつきで疫病退散ではなく、その役目を担った神様のお祭りだそうだ
牛頭天王は日本特有の曖昧な神と仏の関係から、別名素戔嗚尊となっている
以前、八坂神社の御祭神がなぜ素戔嗚尊なのか?
と思ったが、これでなんとなく分かった気がした
そもそも京都のあの地区の名前が「祇園」という意味も分かった気がした
この気楽な本とは別に、同時進行でちょいと真面目な本にも挑戦中
最近の本ではなくて1900年代の本で、想像したより古い本だった
だがまだ最初の部分だが、示唆に富んでいる
この本ではギュスターヴ・ル・ボンの「群集心理」との意見の相違も
それとなく書かれていて(群衆と公衆の違いなど)、
現在とはメディアの背景が違うが、最後まで読み終えることができそうな印象
最後まで行けないのが
何度か挑戦していても、いつも途中でやめてしまう
有名な「一般意志」が出てくる本だが、
ジョン・ロックの「リヴァイアサン」と同様に
こねくり回した理屈についていけないかもしれない
でも古典は一度は体験すべきだとは思う
ということで、これらの本は明るい昼の内に
畳に寝転びながら読むことになるが
いつも驚くのは、その寝転がっていた畳の部分が随分温かいこと
体温が畳に残っているだけでなく、背中の汗もそこに残って少し湿っぽい
蝉の声も少し前から聞こえている
小学生の夏休みも始まった
エアコンをつけなくても、畳の部屋には風が入ってくる
入ってくる風が熱くなるまでは、節約ができそうだが、これはまずいかな?