世の中には似たような出来事・事件があちこちで起こっている
それは自分の住む新城市においても見られるが
そのひとつに森友学園騒動に似た事柄がある
森友学園には新聞・テレビなどの報道で知られているとおり
普通では考えられない例外的措置・親切な対応・迅速な進展などがあった
その不自然な成り行きによく似ているのが、新城市の新庁舎建設に関する
土地の移転補償費とその後の経過のこと
このうちの移転補償費の問題については、通常は補償対象とならないと判断されるべき物件に
多額の税金が支払われていること(例外的な認定判断)に関して行政訴訟が行われており
現在その裁判は進行中だ(新聞各社の裁判の記事)
ここまでのことは、新聞をこまめに読む人はなんとなく知っている事柄だが
ここから先のことは、ちょっとばかり週刊誌的な情報となる
この例外的に移転補償費が支払われた場所には、現在新しく家が建てられている
ところが、この家は普通なら新しく建てられない場所にあった
現実には補償費をもらって長屋の一部を解体し、建て直しを計画したのだが
新しく建てるための条件がクリアできないことがあった
それは「接道義務」に関することで、接道義務とは
「建築物の敷地は、幅員4m以上の道路に2m以上接しなければならない」
(建築基準法第43条1項)
つまりは新しく家を建てる場合は、消防車等が機能的に活動できるような
幅の広い道に接していなければならないということだ
ところが、新たに建て直そうとして時、その場所には広い(4メートル以上の)道はなかった
だから建て直せないこととなる
そこで諦めて別の場所に建て直すということなら問題はないのだが、この場合は違った
なんと、その場所に接する幅8.02メートルの道(市道)をつくるように、突如市長から市議会に提案された
東入船3号線(仮称)と名づけられたその道は、実は簡単に道を広げることが出来ないものだった
というのは 東入船3号線(仮称)の一部には、その地域に長らく住まわれた歳を召した方がいて
道を広げるには、その方たちに立ち退いて貰わなければならない
その人達の住む場所は新庁舎建設用地に属していたが、歳とってから住まう場所を変わるなどの
大変さを鑑み、一代に限って立ち退きなどを要求しない という約束が市と出来ていたのだ
(これは何故か口頭だけで、文書化を要求したらH氏は怒り出したそうだ)
それでも何故か条例案として提出された
結果的には、議会が 東入船3号線(仮称)を認めず、この話はご破算となった
話はそれで終わらない
この建て直したい土地の南側には空き地があった(土地は広くない道に接していた)
この場所に建て直したい方は、名古屋に住むこの土地の持ち主に
土地購入の交渉に出かけることになった
ところが、ここで森友学園の例と似ているのだが、親切にも市の職員が同行して話を進めた
その結果、土地を購入することとなったが、その土地の南は道に面しているとは言え
また道幅が足りなかった
すると、今度は道の拡幅が急遽行われることとなった
道路の拡幅のような依頼は行政は実行するまでに時間がかかる
出来ない理由をあれこれ述べて、なかなか前に進まないのが普通だが
(現実に自分が区のある役をしていた時に、実感したことがあった)
それが何故か相当なテンポ感をもって、あれよあれよと言う間に拡幅された
この話には、まだまだおまけがある
普通は道を拡幅する場合道の中央から両者が後ろに下がることになるが
この場合は土地の持ち主の方は自分の土地を削ることなく
市側の所有する土地の方だけが下がって処理された
これらの出来事を時系列に並べていくと、特定のある人物に対してとても配慮が
なされていると判断されても仕方ないことがわかる
それは例外的措置・親切な対応・迅速な進展の三点セットだ
これらは週刊誌的な情報と但し書きをしたが
大半のことがらは加藤市議の市議会における一般質問で公にされている
ただ、その質問は専門的な知識を要するために普通の人にはわかりにくい
と思われたので、ここではできるだけわかりやすい説明となるように努めた
こうした経緯でいったい誰が悪いのか、、、といったことは
森友学園と同様にわかりにくい
しかし、はっきりとしていることは、やっぱり普通じゃないことが
知らないうちに行われていた
市の税金がよくわからない使われ方をしてるということ
普通じゃないことの裏には、なにかがある、、、
とついつい考えてしまうのが人間
それは少しばかり悲しい考え方・感じ方になってしまっている
ところで、この話にはもう一つおまけがある
それは税金に関することで
「土地収用法」と「公有地の拡大の推進に関する法律」の併用による
節税テクニックが上手になされている
この問題も加藤市議が一般質問を行っているが、多分素人の人はわかりにくい
とにかく、知らないところでいろいろ何かが進められていたということだ
もっとも、言い分はいろいろあるだろうけど、
あまりにも例外が多いと勘ぐってしまうのは無理ないと思う
裁判のきっかけも、たまたま偶然に法に詳しい人が
奇妙な黒塗りの書類を見つけたことから始まる
知らないところで知らないうちに、、、
これには気をつけないといけない
気づいた人、その立場にいる人、、そういう人は頑張らねば、、、