れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

ソシンロウバイ(素心蝋梅)とムラサキシキブ(紫式部)の実とゴイサギ

2021-12-27 06:55:08 | 木の花

ソシンロウバイ(素心蝋梅)
<ロウバイ科ロウバイ属>
内側の花被片が黄色で、
ロウバイの花よりやや大きい。

落葉低木。
葉に先立って花径2センチほどの花をつける。
蝋梅は内側の花被片が濃い紫色になるが、
ソシンロウバイは、全体が薄い蝋のような質の黄色い花をつける。


葉は卵形で向かいあつて生える対生。

さく果は熟すると下部が避け種子が散布される。

 

下はムラサキシキブ

ムラサキシキブ(紫式部)
<クマツヅラ科ムラサキシキブ属>
山野に生える落葉低木。
今年は、あまり実がなっているのが見られなかった。

果実は直径3~4ミリの球形で、紫色に熟す。


もう、冬芽が出ています。

 

              休憩


ブラックテイーと言う名の薔薇

★ゴイサギ(五位鷺)
<サギ科ゴイサギ属>

青と灰色の混ざった背面と赤い虹彩が目立つ。
じつと動かないでいることが多い。

         俳句は季語おでん

   コンビニのおでんが好きで星きれい  河野 沙希

   きっかけが必要おでんのちくわぶ  れんげ

   この頃、河野沙希さんをテレビで見ないけれど、
   私は、このおでんの句が大好き。
   おでんを買いに行くのは夜なのね・・
    星を見に行くついでに?
    コンビニに寄っておでんを買うのかな・・。

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ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)とスノウドロップと俳句

2021-12-26 05:23:06 | 木の花

ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)
<メギ科ヒイラギナンテン属>
ヒイラギナンテンの葉は丸くふちにあらい鋸歯があるが、
ホソバヒイラギナンテンはその名の通り、
葉が細いのですぐ違いが解る。

重力低木。
葉は奇数羽状複葉。
葉柄の基部はさや状になつて基部を抱く。小葉は2~4対あり、
長さは7~13センチの狭長楕円形で先は尖る。


ふちに浅い鋸歯があり、鋸歯の先は針状にとがる。
茎の先から長さ5~6センチの総状花序を数個だし、
黄色の小さな花を多数開く。

花弁は6個で裂けない。
果実は直径約5ミリのほぼ球形で、翌年の2~3月藍黒色に熟す。

下はスノウドロップ

スノウドロップ
<ヒガンバナ科ガランサス属>
雪解けの頃に、純白の花を下向きに咲かす。

一茎一花で3枚の長い花弁の内側の先端に、
緑の斑の入つた短い花弁がある。


日が当たると花弁が開き、夕方には閉じる。

             休憩

大好きなガブリエルと言う名の薔薇

         俳句は季語冬薔薇(ふゆばら)
   冬薔薇(ふゆそうび)・寒薔薇(かんばら・かんそうび)
   などと使われる。
     
      冬薔薇や海に向け置く椅子二つ  館岡 紗緻

     風景が目に浮かびます・・。

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サラサドウダン(更紗灯台・更紗満天星)と、ヒナルリハナカミキリとジョウカイボン

2021-07-05 05:12:57 | 木の花

サラサドウダン(更紗灯台・更紗満天星)
<ツツジ科ドウダンツツジ属>
久しぶり少し山気分を味わえた。
目の上にちょうど咲いている。初めは何の花だろうと思った。
サラサドウダンが咲く場所にも久しぶりに来たから。
花は満開で、道すじにはたくさん花が落ちていた。



深山に生える落葉低木。
輪生状に分岐する。枝は灰色で、葉は枝先に輪生状につく。

枝先に長さ1~1,5センチの鐘形の花を総状に多数吊り下げる。
花冠は5浅裂し、裂片は丸い。


花の色は帯白色、または帯黄色で紅色の筋が入り、先端は淡紅色を帯びる。
雄しべは十個。花糸は短く、毛がある。雌しべは1個。
萼は深く5裂する。


 

      たぶんヒナルリハナカミキリ

上翅は金属光沢があり、青藍色が美しい。
裏側腹部はきいろにんるものがあるそうだ。


こっちを向いてほしかったけど、この翅の紺青色が金属的で素敵!
なカミキリムシでした。

おまけのもう一匹はよく解りません。
私が調べた限りではジョウカイボン科

ジョウカイボン科で甲虫目
見かけはカミキリムシに似るが甲虫としては柔らか。
なんだかよく見ると翅に2匹の何かの虫がくっついてる??
カミキリモドキの一種

 

      俳句は夏の季語で、髪切虫(かみきりむし)
       天牛(髪切り)とも使う。

       天牛のぎいと音して日没りけり  佐藤 鬼房

 

 

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サルナシ(猿梨)とヒトツメカギバ

2021-07-03 08:16:44 | 木の花

サルナシ(猿梨)
<マタタビ科マタタビ属>
はじめは、マタタビの花かと思ったが、
あれ?蕊が黒い・・と思い調べたらサルナシだった。
多分、雄花だと思う。

落葉つる性。
葉は互生し、楕円形または広楕円形で先は尖り、縁に刺状の鋸歯がある。

葉脈に直径1~1,5センチの白い5弁の花が咲く。
雄花、雌花、両性花があるそうだ。


雄花と両性花は集散花序につき、雌花は1ずつつく。

上は上手く写っていないが高尾山で見つけたマタタビの花だと思います。
もう、花が終っていて残念でした。

これは、数年前の高尾でのたぶんマタタビの実の虫こぶ
虫こぶの方が美味しいとか?果実酒でも高級とか?
教わったような気がします。
本来の実は、サルナシは、長さ2~2,5センチの広楕円形~球形。
マタタビの実は2~3センチの広楕円形の丸細い実です。
このごろはなかなか出会えないでいます。

       ヒトツメカギバ

ヒトツメカギバ
<カビガ科カギバカ亜科>
白色で前翅に茶褐色の眼状紋があります。
幼虫の食草はミズキ科 ミズキ・クマノミズキ

    俳句は季語森林浴(しんりんりょく)で、

    沢音の絶えぬ森林力の径  山田 節子

  

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ナツツバキ(夏椿)

2021-06-08 05:09:04 | 木の花

ナツツバキ(夏椿)
<ツバキ科ナツツバキ属>
先日、久しぶりに赤塚植物園に自動車でまり(ワンコ)と主人とで
でかけた。近くの東京大仏に立ち寄ったら、
ハスの花はまだだったが、ナツツバキが美しく咲いていた。
またの名をシャラノキ(沙羅の木)で、お寺などによく植えてある花だ。



普通は山地に生える落葉高木。
樹皮は黒赤褐色で薄くはがれる。



葉は互生し、長さ4~12センチの倒卵形でやや厚い膜質。
裏面にはまばらに毛がある。


6~7月、葉腋に直径5~6センチの白い花を開く。
花弁は5個で、縁に細かい鋸歯がある。



花の下には萼片より短い2個の苞がある。
蒴果は木質で先の尖った卵形の実で、熟すと5裂する。

      俳句は季語の夏椿(なつつばき)または沙羅の花(しゃらのはな)  

        明日ひらく光を沙羅は夜の闇に 菊池 麻風

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ハグマノキ(白熊木)

2021-05-31 06:13:54 | 木の花

ハグマノキ(白熊木)
<ウルシ科ハグマノキ属>
ハグマノキがスモークツリーと呼ばれるのはすごく納得するのだが、
実は漢字で書くと白熊の木になる。
ヤク(白熊)の尻尾の毛を束ねてつくられる仏具の払子 (ほっす)
に似ているからハグマノキ(白熊木)。

実は花のあとが花柄が細い糸状に伸び、煙のように見えるのだと言う。
一生懸命、糸を見てもまだ実が見えなかったが、
実ができるらしい。


花の時期に出会ってみたかった。

           俳句
       秋風や煙立つなる玉手箱 永井 龍男

 

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タイサンボク(泰山木)

2021-05-29 07:41:58 | 木の花

タイサンボク(泰山木)
<モクレン科モクレン属>
いい香りで大きな真っ白い花は見事だ。
いつも高い木の上の方に咲いているので写真は撮りにくい。



もうだいぶ花の盛りは過ぎてしまった。
雄しべがたくさん落ちてくる。

常緑高木。葉は大きく長楕円形、硬い革質。
裏面はさび色。


芳香のある白い直径12~15センチの大きな花を咲かす。


        俳句は季語の泰山木の花
      
      泰山木おのが木暮に花咲かす  長倉 閑山      

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ハリエンジュ(針槐)

2021-05-14 05:12:41 | 木の花

ハリエンジュ(針槐)
<マメ科ハリエンジュ属>
別名はニセアカシアで各地に野生化しています。
花房をそのまま多め水分の小麦粉につけて揚げて食べたことがあります。
ほのかな甘い味が懐かしい。

各地に野生化している落葉高木。

葉は奇数羽状複葉。
小葉は3~9対あり、長さ2~5センチの楕円形。

長さ10~15センチの総状花序を垂らし、芳香のある白い蝶形の花を咲かせる。

若木の時には幹と小枝に幾つもの棘があり、
エンジュに良く似ている事が名前の由来とされます。


ムサシノキスゲを見に行ったとき、
キスゲ橋の先に咲いていました。

      俳句は季語「槐(えんじゅ)の花」
       または花槐(はなえんじゅ)とも使う。

      一夜一夜星高くある槐かな  長谷川 零余子

 

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サワフタギ(沢蓋木)

2021-04-29 05:58:33 | 木の花

サワフタギ(沢蓋木)
<ハイノキ科ハイノキ属>
まだ、出会った事が無かった頃、秋が深まると鮮やかな藍色の実が、
たくさん実ると言うのをどこかで読んで、是非あってみたい木だった。
今でこそ、もう数回は出会っているので解るが、
出会う前にはその青い実を夢見たものだった。若かったなぁ~♪


山野に生える落葉低木~高木。
樹皮は灰褐色で浅く縦に裂ける。

葉は互生し長さ4~8センチの倒卵形または、楕円形。
先端は短く尖り、縁には細かい鋸歯がある。

枝の先から長さ3~6センチの円錐花序を出して、白い花を密につける。
花冠は直径7~8ミリで5深裂する。
雄しべは多数。雌しべは1個。



果実は長さ6~7ミリのゆがんだ卵形で藍色に熟す。

  おまけの高い所で咲いていたハクウンボク(白雲木)

   目黒自然園にて。(もうすぐエゴの花咲きだしますね)

    俳句は私の好きな豊口陽子さんの俳句から
    
    星空は抱卵の魚のさびしさ  豊口 陽子

       

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コゴメウツギ(小米空木)マルバウツギ(丸葉空木)ミツバウツギ(三葉空木)

2021-04-26 07:22:42 | 木の花

コゴメウツギ(小米空木)
<バラ科コゴメウツギ属>
ウツギ類はどれも好きだが、特にすきなのはコゴメウツギ(バラ科)、
次は石神井公園の淡いピンクが入ったサラサウツギ(ユキノシタ科)。

日曜日から、緊急事態宣言がでて、目黒自然園に行けなくなるので
大急ぎで意を決して出かけた。
ここでやっと出会えたコゴメウツギでした。

落葉低木で直径4ミリほどの小さな白い花を総状花序に開く。


花弁は5個。雄しべは10個。雌しべは1個。




マルバウツギ(丸葉空木)
<ユキノシタ科ウツギ属>

まだ、蕾の方が多かった目黒自然園でした。
本当はこれから咲きだすのだろうが、暫くは閉門中でしょう。

葉は対生し、長さ4~7センチの卵円形または卵形。ふちに鋸歯がある。



円錐花序に直径約1センチの白い花を多数開く。
(今はまだ花が咲いているのだけを撮ったので花数が少ないが・)

花弁は5個雄しべは10個。(まだきちんと開いていません)


ミツバウツギ(三葉空木)
<ミツバウツギ科ミツバウツギ属>
葉は3出複葉で対生する。
残念ながら、目黒自然園ではもう花が終わり、種ができていました。
ミツバウツギの特色的な実の形を載せておきます。

秋に私たちの間では、ボクサーパンツとか・キツネのパンツなどと
呼んでいます。

       俳句卯の花(うのはな)
       花空木・山空木・卯の花垣・空木の花などと使う。
       
       鉄路越ゆる卯の花月夜ありにけり 藤田 湘子


      

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