マヤラン(摩耶蘭)
<ラン科シュンラン属>
葉の無い寄生蘭で、菌類に寄生し養分を得るので、
光合成をする必要がない。
今年はちょうど奇麗な時期に出会えて嬉しい。
数本だが、去年あった場所の近くに生えていた。
都市部の公園にもまれに生えてきているので、
探して見つけるのが楽しい。
多分、どの株も咲いたばかりで美しかった。
神戸の摩耶山で見つかったのが名前の由来。
栄養分は地下茎の中の菌類から得ている。
菌類の中でもキノコの仲間の菌であることが分かっている。
これらの菌類は、特定の樹木の根としか共生できない。
マヤランはこれらの好きな菌の樹木がないと生きられない。
クヌギ、コナラなどのブナ科や、
カバノキ科のイヌシデなどが多い樹木と相性が良いようだ。