ロウバイ（蝋梅）

ロウバイ（蝋梅）
（ロウバイ科・ロウバイ属）

落葉低木で
観賞用によく植えられている。
葉の出る前に香りのする黄色い花を咲かせる。

花弁は薄く蝋のような光沢がる。
花弁の内側は暗紫色の模様があり蕊がみえる。

「俳句歳時記」晩冬
蠟梅（らふばい）
＜唐梅・南京梅＞

蝋梅や雪うち透す枝の丈　　　　　芥川龍之介

風往き来して蝋梅の艶を消す　　　長谷川双魚

蝋梅のかをりやひとの家につかれ　橋本多佳子

蝋梅の香の一歩づつありそめし　　稲畑　汀子

川柳

カワヤナギ
（ヤナギ科・ヤナギ属）

川岸や湿地帯に生える。
葉より早く、赤い莢から銀色の雄花序をだす。

河原はまだまだ冬景色だけれど、
日向には、
青草が茂りだしていた。

イケマの実

イケマの実
(ガガイモ科・カモメズル属）
多年生のつる性で、茎を切ると白い液が出る。
里山によくみられる。

木に絡みついて、
白い小さな花を丸くつける。

私はこの冬姿のイケマの実が大好きだ。

なかなか見つからないが、
枯れ草に絡まって、
莢の中に、綿毛を綺麗に折りたたんで、
風が吹くと綿毛についた種を飛ばす。

莢はからからに乾いて、
ほとんどの綿毛を飛ばし終えていた。

見つけると嬉しい実です。

枯蘆

枯れ蘆風景


「俳句歳時記」冬
枯蘆（かれあし）
＜葦の枯葉・枯葦原・寒蘆＞

枯蘆の中へゝと道のあり　　　　池内たかし

枯蘆やされどひらけし景ひとつ　久保田万太郎

旅人のわが目にも枯れいそぐ葦　細見綾子

風の中枯蘆の中出でたくなし　　橋本多佳子

枯葦の遠きものより夕焼けす　　山田みづえ

黒鳥

黒鳥
（カモ科・ハクチョウ属）

オーストラリアに生息する固有種。
渡りは行わず、季節や環境の変化により、
移住を行う漂鳥であるそうだ・・

なぜ？
石神井公園にいるのかは謎です。

たぶん飼われていたものが逃げて、
きたのでは？との説でした。

嘴が赤く虹彩は赤、羽毛が黒いのが特徴。

第一切り羽から第二切り羽の外側にかけては白色だそうだ。

幼鳥の羽毛は白色で嘴は黒、
成長すると、嘴が赤褐色から赤へと変わり、
羽も黒くなる。

石神井公園にて1月16日

ボート池の端で、
餌を探しているように、
しきりに首を泥の中に突っ込んでいた。

二羽のつがいのように見えた。

ヒイラギナンテンの花

ヒイラギナンテン
（メギ科・ヒイラギナンテン属）

庭木や公園によくみられる常緑低木。

まばらに枝分かれして、
樹皮はコルク質、葉は奇数羽状複葉で、
枝の先に集まり互生する。

葉柄の基部はさや状になって茎を抱く。
葉の先は針状にとがり、ふちは鋸歯になる。

枝先に
総状花序が垂れ下がって黄色い花をつける。

果実は黒紫色に熟し、白い粉を帯びる。

寒い冬に
黄色い花をよく見つける。
まだまだ、硬いつぼみのものも多い。

雪の中のノリウツギの枯れ花

雪の中のノリウツギの枯れ花

太郎の一周忌にて。

ソニービルのハイビジョンの狼

銀座の松屋まで用事で出かけた。
途中のソニービルで、
旭山動物園の紹介の映像を流していた。

しばらくイスに座って眺める。
３Ｄ用のメガネをかけながらの映像は、迫力があった。

中でも狼の姿は、忘れられない。

送水口

この頃、
無機質なものに、憧れるときがある。

送水口

紅梅

紅梅（コウバイ）
（バラ科・サクラ属）
庭や畑で栽培されるが、
時に野生化しているところもある。
落葉小高木

葉に先だって、
花を咲かせ、白・紅色・淡紅色などがある。

果実は、梅干しになる。

「俳句歳時記」春
野梅・白梅・紅梅その他・
梅が香・老梅・梅林・盆梅・梅見・観梅

　　むめがゝにのっと日の出る山路かな　　　芭蕉

　　梅咲いて庭中に青鮫がきている　　　　金子兜太

　　さきがけの紅梅開ききって雪　　　　　中村汀女

　　紅梅やいましばらくは夕景色　　　　　ながさく清江

　　夕月や納屋も厩（うまや）も梅の影　　内藤鳴雪

　　老梅の穢き迄に花多し　　　　　　　　　高浜虚子