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れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

イワタバコ(岩煙草)

2020-07-21 07:03:30 | 野の花日記

イワタバコ(岩煙草)
<イワタバコ科イワタバコ属>
蛇滝コースから行ったのだが、
咲いているといいな・と思って行ったところ、
見事に咲いていて感激した。
蕾もたくさんついていて、これからも見ごろだと思います。



山地の湿った岸壁に生える多年草。

大きな葉が1~2枚つく。


葉は楕円状卵形で10~30センチ、幅5~15センチほどで、
ふちには不揃いな鋸歯がある。

基部はヒレのある柄。質はやわらかく、表面にちりめん状の
しわがある。


夏の頃、10~20センチの花茎をのばし、
2~20個の紅紫色の美しい花を散形花序に咲かせる。

花冠は径1,5センチほどで、下部は短い筒となり上部は5裂する。

和名は岩煙草(いわたばこ)で岩の上に生え、葉がタバコの葉に似ることから、
この名がある。

 

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タマアジサイ(玉紫陽花)とフクラスズメ

2020-07-20 05:55:49 | 野の花日記

タマアジサイ(玉紫陽花)
<アジサイ科アジサイ属>
まだ、蕾の方が多くて花はまだ早すぎたようだった。
つぼみの「球状」なのが可愛い。


歩いていてもなかなか咲いているタマアジサイには出会えなかった。

可愛い蕾はまだ固く、これからが楽しめるようです。

遠い高い所で咲いていた。
山地や川沿いの木陰に生える。



つぼみの「球状」なのがこのタマアジサイ(玉紫陽花)の名前の由来。
花自体はガクアジサイに似ている。
葉は大きな楕円形でふちはギザギザ。
全体が、ざらついている。


<おまけ>
虫の嫌いな人は見ないでください。

フクラスズメ

道の途中で草(イラクサ?)が異常に揺れているのに気が付いて、
なんだろうと思ったら、頭を反り返してイラクサを揺すって威嚇してるようだった。
何を威嚇しているのかはわからなかったが、悪戯で枝で近くの葉を揺らしたら、
怒られた!♪


成虫は夏と秋に発生する。
冬は成虫で越冬。食物は熟した果実の発行した汁や樹液で、クヌギの樹液に飛来したりする。


幼虫はイラクサ科のイラクサ、カラムシなどを食草とする。


幼虫は危険を感じると頭部を反らせ、緑色の液体を吐き出しながら、
頭部を激しく横に振る。
毒は持っていない。

時々、大発生して茎だけを残して葉を丸坊主にしたりする。

 

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ダイコンソウ(大根草)とシロスジカミキリ

2020-07-19 05:22:45 | 野の花日記

ダイコンソウ(大根草)
<バラ科ダイコンソウ属>
根生葉に羽状の切れ込みがたくさんあり、
大根のはと似ていることからこの名があるが、
え??似てるかなぁ~?

茎につく葉は、3つに裂けるものから切れ込みのないものまで色々ある。

草丈は20~60センチで、枝分かれした先に5枚の丸みのある花弁が
ついた黄色い花がまばらにつく。

花には多数の雄しべと雌しべがあり、
花が終わると、多数の子房が発達して球状の果実になる。
果実にはかぎ状の刺があり、
これで人や動物にくっついて運ばれる。

<おまけ>
苦手な人は見ないでね。
大きなシロスジカミキリに出会いました。

笹の葉の中でガサゴソ動いていたので、友人が見つけましたが、
私は初めてこんな大きなカミキリムシを見ました。

ちょっと正面から失礼します。

コナラ、クヌギなどの枝に集まることが多い。
44ミリ~55ミリというが、
いえいえ・・このシロスジカミキリは栄養もよくて、
6センチ以上はあった感じがしました。

かっこいいほど、大きなカミキリムシでした。

名前が解らなかったので、「教えてgoo」に投稿して、
名前を教えて戴きました。

 

 

 

 

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ヤマホトトギス(山不如帰)とヤマジノホトトギス(山路不如帰)

2020-07-18 06:33:40 | 野の花日記

ヤマホトトギス
<ユリ科ホトトギス属>
花びらが”きおつけ”してるみたいに、
反り返ってるのがヤマホトトギス。

山地の林下の生える30~70センチの多年草。

葉は互生し長楕円形。
茎の先端と葉のわきに腺毛のある集散花序を出し、
白色で紫色の斑点があり、時々下部に黄色の斑点の出る花を開く。

花被片は6個で強く反り返る。
花は散房花序に開く。
山地で見つけると白くて反りかえっている姿が特徴的で美しい。

ヤマジノホトトギス<山路不如帰>
<ユリ科ホトトギス属>

山地に生え、30~60センチになる多年草。

上は、ヤマホトトギスと同じところで見つけたもの。

 


葉は互生し楕円形で賛嘆は鋭く尖り、基部は茎を抱く。
茎の先端と葉のわきに毛の生えた花柄を出し、
白色でムラサキの斑点のある花を1~3個開く。

花被片は6個、披針形で平開するが、
ヤマホトトギスのようには反り返らない。

和名は山路の杜鵑草(やまじのほととぎす)

 

 



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マヤラン(摩耶蘭)

2020-07-17 07:06:10 | 野の花日記

マヤラン(摩耶蘭)
<ラン科シュンラン属>
葉の無い寄生蘭で、菌類に寄生し養分を得るので、
光合成をする必要がない。


今年はちょうど奇麗な時期に出会えて嬉しい。
数本だが、去年あった場所の近くに生えていた。

都市部の公園にもまれに生えてきているので、
探して見つけるのが楽しい。



多分、どの株も咲いたばかりで美しかった。
神戸の摩耶山で見つかったのが名前の由来。

栄養分は地下茎の中の菌類から得ている。
菌類の中でもキノコの仲間の菌であることが分かっている。



これらの菌類は、特定の樹木の根としか共生できない。
マヤランはこれらの好きな菌の樹木がないと生きられない。

クヌギ、コナラなどのブナ科や、
カバノキ科のイヌシデなどが多い樹木と相性が良いようだ。

 

 

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オニユリ(鬼百合)

2020-07-16 05:48:22 | 野の花日記

オニユリ(鬼百合)
<ユリ科ユリ属>
日当たりのよい湿り気のある野原やあぜなど、
比較的人里近くに生える多年草。
明るい花なのでよく栽培される。

各地に野生状態のものがよく見られる。古くに中国からもたらされたものと考えられている。

りん茎は卵球形で径5~8センチある。
普通、葉のつけ根に黒い球の珠芽(ムカゴ)がつくのがオニユリの特徴。



茎は暗紫色、
若い時には白毛がある。

 

 

 

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ウバユリ(姥百合)

2020-07-15 07:01:43 | 野の花日記

ウバユリ(姥百合)
<ユリ科ウバウリ属>
姥(うば)は老婆の事で、花が咲く頃、
葉が枯れたり、虫に食われたりして葉がない
事が多いので、「葉が無い」を「歯が無い」

とかけて「歯がない老婆」との語呂合わせで、
ウバユリ(姥百合)となった。



花は他の百合と違って、花被片のつながりが弱く、
まとまらない感じの花びらの形。

花の長さは15~25センチ、茎の上部に横向きに咲く。

花の内側に紫褐色の斑点があるものがある。

草丈は0,6~1,2メートルで、
山野の林内や草地に生える。

球根の鱗片からでんぷんが採れる。

もっと大きなものでオオウバユリもある。
背丈も高く高さ2メートルにもなり、花数も10個から20個もつける。

 

 

 

 

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オトギリソウ(弟切草)

2020-07-14 07:14:44 | 野の花日記

オトギリソウ(弟切草)
<オトギリソウ科オトギリソウ属>
その昔、兄弟の鷹匠が鷹の治療薬としてオトギリソウを
使い、二人だけの秘密にしていたが、
弟が他人にその秘密を漏らしてしまい、
怒った兄は弟を斬って殺してしまう。
普通はあまり目立たないが、
その血しぶきが葉にかかって黒点になったと言う伝説がある。
葉を透かして見ると・小さな黒点が葉の全面に現れると言う、
花の名前に秘められた兄弟の伝説がある。



名前の由来とは別に、黄色いやさしい感じの花が咲く。


葉や花の小さな黒点は、色素を含む油点。

薬用になり、葉を油に浸したものを傷薬に使う。



草地や田の畔に生え、草丈は15~30センチ。
花弁5枚の黄色い花の中央には、多数の雄しべが伸びる。

よく群生する。

 

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ウマノスズクサ(馬鈴草)

2020-07-13 06:37:56 | 野の花日記

ウマノスズクサ(馬鈴草)
<ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属>
毎年、楽しみにしているウマノスズクサの咲く垣根があるのだが、
今年はきれいに下草が抜かれてしまっていた。
もう、駄目だろうと思っていたが、ちょっと気になって出かけた。
ジャコウアゲハが飛んでいた。
「もう、貴方の大好きな草はここには無いのよ」と、心の中で語ったら、
下の方になんだか飛んでとまったような気がした。
あ!!まだ小さいけれど花も咲いてないけれど・・
出てきました!ウマノスズクサが!
よくよく見たら、小さな卵と、幼虫が結構いた。
こんな小さな葉でお腹いっぱい食べられるだろうか・でも、
これからぐんぐん伸びて花も咲くに違いないと思ったら一日、いい日を貰ったような気がした。

花は、N公園のもので、探したけれど幼虫も卵もお菊虫(蛹)も見つからなかった。

川の土手や林にふちなどに生えるつる植物。

葉は三角形に近い形で、基部は耳のように張り出している。

花には花弁が無く3つの萼片が合着して、長い筒の花は、ホルンのような形で、
雄しべと雌しべのある部分が、丸く膨らみ、先端がラッパのように広がっている。

葉、根、果実などに有毒成分を含む。
果実は長い柄でぶら下がり、熟すと6つに裂ける。
この姿を、馬の首につける鈴に見立てた。

<おまけ>
虫の嫌いな人は見ないでね。

<ジャコウアゲハの食草>
ジャコウアゲハは飛んでいたが写真は撮れませんでした。



そのかわり、初めての卵を見つけました。


私は初めて見ました。

もう、駄目かと思ったら・・
小さな葉にまだ小さな幼虫が数匹、これで足りるのかと心配なくらい
結構沢山生まれて育っていました。

葉に食べた後があったので、後ろを見たらいましたよ!

下は以前の撮った蛹のお菊虫ともよばれる面白い形の蛹です。

ちょっとピンボケだけど・・
この形、様子が可愛い。お菊さん♪

立派なジャコウアゲハになります。

 

 

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オオバギボウシ(大葉擬宝珠)

2020-07-12 07:41:32 | 野の花日記

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)
<キジカクシ科ギボウシ属>
山野の草地や林内に咲く。
擬宝珠(ぎぼうしゅ)とは、橋の欄干にある柱の上に
つけられた葱坊主のような形の飾りの事で、
オオバギボウシの蕾が、この擬宝珠に似ている事が、
この名前の由来です。




これは斑入りのオオバギボウシの花と蕾です。

花にハサミムシが遊びに来ています。

花径は高さ0,5~1メートル。

花は白~淡青紫色で、長さ4~5センチの花を多数咲かせる。

葉は長さ30センチももあり、その名の通り大きい。

新芽から若葉をウルイと呼び、
山菜として食べる。
(少し粘りがあって個人的には、美味しいとも何とも言えない)

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