IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2010.03.02の昼食 ミュゼ ボン・ヴィヴァンの『皿の上のトリック・アートランチ』

2010年03月02日 22時21分37秒 | 外食



三重県立美術館を訪れたらいつも『ミュゼ ボン・ヴィヴァン』という美術館内のレストランで食事をするのが楽しみ。
今回は『トリック・アートの世界』展に合わせて『皿の上のトリックアートランチ』(2,100円)というメニューが会期限定で用意されていたので、迷わずこれをオーダーしました。

まずは上田薫作<なま玉子>を感じて
生ハムとピサンリのサラダ
~見えない玉子の香り~

塩気の強い生ハムと少し苦みのあるサラダは食欲を起こさせます。 

上のお皿の意味をスタッフの方に訊いたところ、「ヒマラヤの岩塩を使っており、硫黄を含んでいるのでゆで卵の味を感じませんか?」と、小皿にその岩塩を持ってきてくれました。2、3粒舐めてみると、確かにゆで卵の味がしました!
つまり、玉子を使っていないのに玉子の味を感じさせる料理というわけですね。 

ウナギのマトロートもどき
これは精進料理にヒントを得たということで、メインの鰻のマトロート(ワイン煮)は蓮根と山芋をすりつぶし、さらに皮の部分は海苔を貼って揚げているそうです。見た目も食感もなかなか似ていました。
また、下にある菜の花が春を感じさせてくれますね。 

デザート
~しめのご飯~
リ・オレ
ビターなキャラメルのソース バナナのフィナンシェを添えて

お皿の左上がバナナのフィナンシェ、右下がフルーツ(パイン、メロン、イチゴ)。
橋渡ししているのがピスタチオ(?)のプリッツ。
そして窪んだところに盛られているのがご飯のミルク煮らしいです。でも全然ご飯ぽくなくて、杏仁豆腐を細かく潰したような食感。味はバニラアイスクリームといった感じ。
締めのご飯をデザートにしたところがトリックなのでしょうか。 

珈琲。いつものトアルコトラジャコーヒーでございます。 

会計のときにスタッフの方に聞いたところ、企画展用のランチメニューは開催の1ヶ月前には決まっているとのこと。
企画内容に合わせてあれこれアイデアを練っているわけですね。
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2010.03.02 三重県立美術館『トリック・アートの世界』★2

2010年03月02日 21時15分10秒 | イベント・アートなど




今日は三重県立美術館『トリック・アートの世界』を観てきました。

上のパンフレットに記載されている森村泰昌氏の作品はたくさん観ているし、エッシャーや福田繁雄氏の作品なども好きです。
そんな感じで、この展覧会には期待して出かけました。

この展覧会では、“トリック・アート” をかなり広く解釈していて、錯視効果を取り入れたオプ・アートや光を用いたライト・アート、写真表現を利用したスーパー・リアリズム、古典絵画を引用したパロディー作品など、さまざまな作品が紹介されていました。

ただ、一目見て「なんじゃこりゃ?」とか「ナルホド!」という分かりやすい作品もあれば、解説を見ないとどういう意図で作られたか、あるいはどう解釈するのかが分からなかったり、解説を見てもイマイチ分からなかったり(笑)。
また、その解説がやたら高尚で、広い博識と深い見識で書かれているのだが、カタイ! 少なくとも子供は読まんだろうという解説でした。どうせだったら子供向けの解説も用意したらよかったかも。
そんなわけで、ワタシ的にはちょっと期待はずれの内容でした。


 

なお、会場に入る脇のスペースにご覧のようなものが。森村泰昌氏の『ゴッホになった私』を手軽に楽しもうというもので、写真右がゴッホの自画像の複製、左は顔の部分だけくりぬいたもの。まぁ、観光地によくあるやつですな。ちょっと笑いました。


ついでに常設展も見てきましたが、シャガールの『枝』は健在。ですが、竹内栖鳳の『虎・獅子図』は圧倒的なパワーを放っていて観る価値、大だと思います。
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