三重県立美術館を訪れたらいつも『ミュゼ ボン・ヴィヴァン』という美術館内のレストランで食事をするのが楽しみ。
今回は『トリック・アートの世界』展に合わせて『皿の上のトリックアートランチ』(2,100円)というメニューが会期限定で用意されていたので、迷わずこれをオーダーしました。
まずは上田薫作<なま玉子>を感じて 生ハムとピサンリのサラダ ~見えない玉子の香り~。 塩気の強い生ハムと少し苦みのあるサラダは食欲を起こさせます。 |
上のお皿の意味をスタッフの方に訊いたところ、「ヒマラヤの岩塩を使っており、硫黄を含んでいるのでゆで卵の味を感じませんか?」と、小皿にその岩塩を持ってきてくれました。2、3粒舐めてみると、確かにゆで卵の味がしました! つまり、玉子を使っていないのに玉子の味を感じさせる料理というわけですね。 |
ウナギのマトロートもどき。 これは精進料理にヒントを得たということで、メインの鰻のマトロート(ワイン煮)は蓮根と山芋をすりつぶし、さらに皮の部分は海苔を貼って揚げているそうです。見た目も食感もなかなか似ていました。 また、下にある菜の花が春を感じさせてくれますね。 |
珈琲。いつものトアルコトラジャコーヒーでございます。 |
会計のときにスタッフの方に聞いたところ、企画展用のランチメニューは開催の1ヶ月前には決まっているとのこと。
企画内容に合わせてあれこれアイデアを練っているわけですね。