練習回数の差はこんなに大きいのかと感じさせられる

今日から高学年の子供たちのほぼ全員が練習参加することになり、いよいよ夏季大会や東京新聞杯に向けての最強チーム作りに入りました。

毎回、夏休みは各家庭の予定を優先してくださいとお伝えし、休まない子はほとんど休まず、休む子は1週間以上休む場合もあります。今年は指導する私自身の夏の予定をほぼすべてキャンセルし、毎日練習という大きなチャレンジをしました。この練習予定に合わせて休まずに練習参加した子と、ちょっとの期間、練習を休んでいた子の技術の差がこんなに大きく開くとは思いもしませんでした。まさに「練習はウソをつかない」という言葉通りの差となっています。休みを入れた子たちは、本気でみんなに追いつこうと決意する必要があります。これからの猛練習で休んだ分を取り戻せるよう頑張ってほしいですね。

どんな差が出ているのかというと、
(1)サーブの安定感がちがう。
(2)サイドラインからボールを出さない。コート内に残すという感覚に、かなり差が出ている。
(3)相手からどんなボールが来るかという、予想する感覚に大きな差が出ている。
であるから、今日ボールが落ちる場所が、練習の休みが多かった子のところばかりだったのです。
明日からまた、こうした欠点を無くしていく練習になっていきます。


さて、まるまる1日練習をしているわけではなく、午後から休暇を取って、教員としての自己管理・自己研鑽も行っています。
今日も午後に病院に行って、2週間前に受けた「食道から胃の内視鏡検査・生体検査」の結果を聞いてきました。写真画像も見ながらの本当にていねいな説明をしていただき、5月ゴールデンウイーク明けの吐血で気付いた「食道潰瘍」はほとんど改善し、きれいな状態に戻っていました。「今後も定期的に診察をして、未然防止していきましょう」という医師からの指導を受け、食道関係の病気(食道潰瘍、バレット食道、逆流性食道炎)についてはコントロールできそうです。親切なクリニックと出会って本当に良かったと感じています。

自己研鑽の方ですが、私の手段として、自分自身のモチベーションをいかに高めるかということを目的に行うことが多いです。今やっていることのひとつに、2010年から2011年(東日本大震災直前直後 井上が副校長になる直前)にかけてドラマ放映されていた、学校ドラマにはめずらしく、校長先生を主人公にしたドラマ「スクール」の全話を見なおしています。ドラマですから、実際の校長がやっている仕事の何十分の一程度しか表現できていませんが、「子供たちのことを心から愛する」という1点については自分自身を見なおすきっかけになります。
江口洋介さん演じる民間人校長は「情熱が大事だ」というテーマを投げかけてきます。そういう意味では、私自身もこの夏休みにずっと休まず体育館にいる校長など、日本に私しかいないだろうと自分勝手に思い込み、情熱だけは誰にも負けてなるものかとモチベーションを上げているわけです。

スクール! 8話
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サイドラインにチームの壁を作る練習

練習すればするほど、着実に技術を高めている矢口タートルズです。
この夏休み、異常な練習予定を組むから、家庭の判断で休ませてかまいませんということを伝えた上で、日曜日をのぞく、ほぼすべての日を練習日にしました。たくさん練習していますから、高学年はより高いレベルに達していますし、低学年はバレーボールを始めて半年もたっていない子供たちですが、最近はボールを落とさずにつなぐという感覚が身に付いてきました。みんなが休まずに練習参加しているからこそ、たった1か月の間に見違えるほどのチームになってきたのです。

高学年は夏季大会の優勝と東京新聞杯の都大会出場を目標にし、さらにはその目標を達成するためには関東大会出場をも目標にすることが求められます。そこで今週から、表題にある通り、サイドラインから絶対にボールを出さないという練習をくり返しています。エンドラインから出してしまうのはいたしかたなし。しかし、サーブレシーブ(レセプション)にしてもスパイクレシーブ(ディグ)にしても、何が何でもサイドラインからは出さない。まるでサイドラインに壁があるように、ボールを自分たちのコート内に入れていくということに強くこだわって指導を続けています。

今年のレギュラーチームの勝ちパターンは、
(1)サーブで先手を取って攻めていくこと
(2)ラリーに持ち込んで粘り強く1点を取ること
この2点です。
負けパターンは90%以上、サーブレシーブをコートの外に出してしまって簡単に失点することです。
そこでこの負けパターンを無くすために、サイドラインの中にボールを入れることに意識を強くもてるような練習を重ねていきます。サイドラインからボールを出すことが無くなれば、今のチーム力ならば、セッターも含めた6人ともスパイクを打てるところまで育っているので、ミラクル(奇跡のような)な攻撃をすることが可能です。子供たちは、見ていてすごく面白いバレーボールをしてくれると思います。

低学年のやる気もすごくて、ボールが手に当たらなかった夏休み前にくらべて、今ではボールの来るところへどんどん動いて、アンダーハンドでボールを上にあげることができるようになりました。この「つなぎ」ができるようになってくると、本人がバレーボールの楽しさを実感できますので、もっと上手になりたいという前向きな気持ちに火がつく状態になります。

明日、明後日が高学年全員がそろう日になります。
もう一度、夏季大会と東京新聞杯のチーム目標達成へ気持ちを高めて、サイドライン内でプレーするバレーボールにこだわった練習を重ねていきたいですね。
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練習中止判断は正解だった

写真は我が校自慢の100㎡(1アール)の田んぼの様子です。午前11時頃の風雨がとても強かったタイミングの写真で、稲たちはなぎ倒そうと襲ってくる風に耐えていました。稲はここ2週間ばかり、猛暑に対応するためか、水の吸い上げがものすごく、根もしっかり張っているのだと思われます。
大雨が降り注いでくれたので、田んぼの水はすぐに満タン。広い農園の作物たちにも久々にたくさんの雨が降り注いでくれたので、今日は野菜たちも生き生きとしています。これぞ恵みの雨ですね。

さて、練習の参加時刻となる午前9時の現場状況は、雨量も風力もそれほどではなく、練習を強行しようと思えばできたかもしれませんでした。しかし、帰宅時刻の12時頃には強烈な雨が降っていました。学校休校の基準となる「暴風警報」は区内に出ていたので、今日まで練習をどうするか判断を伸ばしていたとしても、やはり中止にすることになりました。早めに判断してあげたことで、子供によっては朝ゆっくり寝ていられたのではないかと思います。寝ることは体を休めるためには一番大事なことです。
明日からは夏季大会、東京新聞杯に向けて、チーム作りの仕上げ練習に入っていきます。

私自身も施設管理者として出勤はしておりましたが、練習時間だった3時間が空きましたので、せっせと執筆活動をして、様々な原稿を書き終えることができました。
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台風7号による休息はありがたいことかもしれない

日曜日をのぞく夏休み毎日練習を続けている矢口タートルズです。
今日で夏休みの練習回数は19日となりました。さすがに今週に入って、子どもたちの疲れが見えていました。今日の練習はじめにも、「蓄積疲労」という言葉があり、この疲労を無くすためには練習を休むしかないことを知識として教えました。それでも、矢口タートルズの子供たちは“練習を休みたくない”という強い気持ちがあるため、指導する側として、予定していた練習を、「しない」と言いにくい状況にありました。

明日の午前午後、台風7号が関東地方に接近する予報。当然、危険回避をする必要があります。そこで明日の練習は休みにすることにしました。子供たちは元気なのですが、自分自身では感じられない疲労があることは間違いないので、1日の完全休養を入れることは、その後の練習にすごく大きな良い影響があると判断しています。正直、私としても指導者生活で初めてといえる夏休みの連日練習をしていたのですが、自分自身の蓄積疲労も激しく、本来ならば2種類の手術が必要な案件を先延ばししている状況でもあります。(2種類とも良性であって心配はなく、日帰りか1泊の簡単な手術です。)

これほど練習をしている甲斐があって、チーム力は間違いなくアップしています。
高学年の子たちは、先週の全国ベスト16に入った大元チームとの練習試合でも、今まで見たことのなかったナイスプレーが続きましたし、低学年の子たちも、部内練習試合でナイスレシーブをするようになりました。


こうした毎日練習指導を続ける裏で、校長としても教員採用試験の一次試験に合格した方々に対して、二次面接の模擬面接指導を続けています。これは毎年、新しい受験生の方々に行っている指導なのですが、自分の学校の関係者ではなくても、私の指導を求めて、学校まで足を運んでくれる「未来の教員」の方々のために、面接に向けての闘魂注入を全力投球で行っているのです。
じつはこのような、次世代の教員育成の仕事(ボランティア)を自分の20歳代後半からずっと続けてきました。27歳の年には、大学生相手に「教職トップリーダーズセミナー」と称して、北海道から九州まで指導をして回ったこともあります。
若い頃からそのような活動を続けているため、相手は私のことを忘れていても、私は「この人が教育界で活躍することを心から祈っている」という思いを込めて行動していましたので、今、教育委員会の重役にいる人や校長、副校長など、全国各地に知っている名前は数多く活躍してくれています。
人材育成は私の人生のテーマです。バレーボーラーだけでなく、次世代のスーパーティーチャーを生み出せるかどうかの勝負もしているのです。

歴史を学べば、一人の人物の成し遂げることは小さくとも、強く大きな思いで後継の人材を育てた取組は、その後の100年、200年の時代を動かす力となっていることを学べます。2024年の日本の状況も、今から150年前の明治維新の影響が強く残っていることがよく分かります。自分のことしか考えない生き方ではなく、自分が社会を、時代を創っていくんだという気概にあふれた人材(教え子)をどれだけ生み出せるか。そういうことをする生き方の方が夢が大きくて楽しいでしょ、と未来の教員たちには投げかけたいと思っています。
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岡山県代表の大元スポーツ少年団さんとの楽しい交流会

全日本小学生バレーボール大会の準々決勝からのシビアな戦いが東京体育館で行われている同じ時に、昨日のベスト8決定戦であと一歩、本当に惜しくも敗れてしまった、岡山県代表の大元スポーツ少年団さんが、監督のマキイ三世さんのご配慮で、なんと東京都大会にも出たことのない矢口タートルズの練習に来てくださいました。

大元さんと私のお付き合いは、21年前に大元スポーツ少年団さんが、心からバレーボールを楽しむ、体育館にいるすべての人が応援したくなるチームとして、全国大会のベスト4に勝ち上がった時から始まります。私は全国大会に取材班役員として東京体育館の試合を担当し、写真を撮ってはホームページにアップしたり、試合結果も速報としてアップしたりする担当をしていました。その頃は動画でのライブ配信というインターネット技術もなく、私たちがアップする試合結果や写真、記事によって、全国の関心ある方々にタイムリーに大会状況をお届けすることをしていました。その取材活動の中で、大元スポーツ少年団さんの心からバレーボールを楽しむ試合ぶりや、保護者代表の方からチームのエピソードを聞くことができ、自分もこんなチームを作りたいと目標ができた大会だったのです。

翌年の2004年も男女で全国大会出場を勝ち取った大元スポーツ少年団さんは、大会前日の日に、当時私が指導していた辰巳ジャンプVCと、当時千葉県第2位だったニッポンランナーズVCフェアリーズさんとの練習試合をしてくださり、前年度以上に私たち関東の指導者を魅了してくれたのです。

その後、私自身、本職である教員としての授業開拓を本気でするために、全力を入れた(私の授業がNHKニュースウォッチ9で紹介されるまで取り組んでみた)こともあって、バレーボール指導は全国大会出場というよりは、チームを存続させられるか、そして都大会でどこまで勝ち上がれるかという指導方針にチェンジしましたので、大元さんの交流もご無沙汰していました。

今年、岡山県大会の様子をネットで拝見したとき、女子大会で大元さんがノーシードから勝ち上がって優勝し、全国大会の切符を取ったことを知りました。おお!またミラクルを起こして東京に来るんだなと思い、その活躍を楽しみにしていました。そして昨日、午前中に矢口タートルズの練習を終えた後、墨田総合体育館でのコート決勝に応援にかけつけ、マキイ三世監督と、たくさんお話をさせていただきました。そのお話の中で、矢口小学校への訪問が決まり、都大会にも出たことのない矢口タートルズにはあり得ない、全国大会ベスト16に勝ち上がった県代表のチームとの練習試合が実現したのです。

矢口タートルズの子供たちのモチベーションは、私の予想していた以上に高かったようで、3~5点くらいしか取れないだろうと思っていたことをくつがえして、今まで見たことのないようなナイスプレーが続いて、これまた私の指導者意識を変えてくれました。どう変えたかというと、私はもっともっとも~~~っと、子供たちの力を信じて、試合を任せる必要があるな。任せていいんだなと、嬉しくなったのです。それほど今日の矢口の子供たちは頑張っていました。きっと全国大会で活躍したチームに恥ずかしくないような試合をしたいと思っていたのでしょうね。これが大元さんと交流する素晴らしい効果なのだと思います。マキイ三世さんのオーラを私が取り込んで、どこまでも子供たちの良さを認めていく指導をしていかないといけないなと反省させられるのです。

実は、昨日の全国大会会場のコート決勝の直後、私が座っていた近くで観戦していた他県の監督さんが、大元さんの試合ぶりに大いに感動したようで、試合後に大元さんの保護者の方に、うまい棒30個入セットを差し入れて、「大元さんのようなチームの活動を見て感動しました。私たちのチームも大元さんのようなチームになれるよう頑張ります。」と伝える場面を見ました。お~!また大元さんのファンが誕生したんだな。その瞬間に出合わせる私も、なんだか意味深だなと思いました。

矢口タートルズの子供たちも、ぜひとも体育館にいるすべての人たちがファンになってくれるようなチームになりたいですね。そのためにもバレーボールに夢中になって、楽しみましょうね。

大元さんとの楽しい交流会の「交流イベント」として、練習試合3セットした後で、矢口タートルズでよくやっている「王様ジャンケン」で遊んでもらいました(写真参照)。最初は「え?何をするのかな?」という雰囲気だった大元の子供たちも、ゲームが進むにつれて、その面白さを分かってくれたようで、どんどん本来の自分を出してくれました。ゲームの最後の方では、「私が絶対に王様に君臨する!!!絶対に負けない!!!」という表情で楽しんでくれました。


矢口タートルズの子供たちにとっては、これ以上ない良い経験をさせてもらいました。
さあ、わざわざ矢口に来てくれた大元さんの思いにこたえるためにも、9月1日の東京都夏季大会に向けて、さらに一歩成長をしていきましょう。
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全員キャプテン

今日も14名の参加があり、夏休み毎日練習の成果は確実に上がっています。みんなとてもよく練習しています。

中学校の部活動の「やりすぎ問題」が社会的な話題になっています。また、部活動指導を教員がするのではなく、地域の人材にお願いをする方向に全国的に動いています。一般的に考えると、夏休み中に毎日練習をしているということは「やりすぎ」と言われても反論できないでしょう。それでは学期中、学習(勉強)は毎日5~6時間も行われているのですが、それは「やりすぎ」ではないのでしょうか。子供によっては、まったく理解できない授業内容で、毎日苦痛の中にいることを、誰も問題にしないのでしょうか。何割の子供は、誰も問題視しない、そのような毎日学習(練習)によって、自尊心を損ね、自信を失っていることが、まったく問題にならない。積極的に「やりたい子」がいる部活動的な活動を問題にしている日本の現状。そこには制限を加えるが、「やらされている」学習については、それは生きる力をつけなくてはならないからと、授業時数はまったく減らない。それどころか増えてしまっている。はてな?です。
こんなことを言うのは、日本で私だけかもしれません。校長という立場の者としては、こんなことを考えることじたい、変わっている一人だと自覚しています。

変わっている考えをする背景が、ちゃんとあります。
私が学校管理職(副校長)になったのが2011年なので、2024年の今で13年間も責任職を果たしてきました。その前の10年間(21世紀始め)の経験が、私の基礎となっています。教育職の人間による「毎日の指導」が通用せず(力が足りず)、学ぶ意欲を失っていた学年・学級を、「立て直してくれ」と言われて連続して任された。このころ、私が意識していたことがありました。
「年間で授業は1000時間くらいある。それだけでなく、私は放課後や土日にバレーボールの指導もしている。そうなると、子供によっては親よりも私と一緒にいる時間が圧倒的に長くなる子がいる。その責任は重い。だから、まずバレーボールでは“全校児童の模範”となるような子に必ず育てる。学級・学年も“宇宙一”と子供たちが納得できるくらいに、信じられない奇跡のような成長を遂げる授業をする。スーパー小学生を育てられるのはスーパーティーチャーしかいない。このようなことを21世紀に入ってからずっと続けてきました。副校長の時も、学級崩壊して子供たちが授業中に学校内でかくれんぼをするほどの状況にしてしまった担任に、「もう担任をしなくていい。今から私がこのクラスを担任をするから、それをよく見て学びなさい。」と強引に引き取ったこともあります。このクラスの子供たちの能力は非常に高かったので、私が授業を始めたとたんに、たちまち信じられない成果を出してくれました。

何を言いたいか。毎日バレーボールの練習することを批判する人はいると思うのですが、「やりたいのだから、関係ない人は止めないでくれ」というのが私の本音です。

前置きが長くなりすぎました。
この毎日練習の中では、日替わりキャプテン制度を行っています。今日はなんと小学2年生のI.S君がキャプテン役を務めました。これは昨日の練習中に、写真に写っているホワイトボードをI.S君が見て、8月8日のキャプテンが決まっていないことを見付け、「校長先生、明日のキャプテンが決まっていないみたいだけど、ぼくがやってもいいですか?」という超ポジティブなチャレンジ意見を語ったのです。とうぜん私からは、「もちろんいいよ。キャプテン役は大変だけれど、君がやりたいならチャレンジしてみようね。」と任せました。
そして今日の練習。I.S君は練習の最初から、もうドキドキの様子。しかも、今日の練習から練習メニューを細かく5分刻みにして、テンポよくしていたので、キャプテンとして練習指示を出すにも大わらわでした。それでも2年生としては上出来でした。よく頑張りました。I.S君、本当に成長していますね。


今日は練習終了後、ただちに錦糸町の墨田総合体育館にかけつけました。
私一押しの岡山県・大元スポーツ少年団の試合があったからです。
昨日の試合でミラクル1位抜けをしていたので、今日は絶対に応援に行こうと決めて、昼ご飯も抜いて直行しました。
幸いなことに、大元チームは今日の試合を2連勝して、第7試合のコート決勝に進んでいました。
試合までにけっこう時間があったので、監督のマキイ三世さんにお会いして、観客席で長いことお話をさせていただきました。大変貴重な時間をいただき、あらためて「自分自身の指導を修正しなくてはならない」と勉強することができました。
コート決勝では、大元さんのレフトアタッカーの子が負傷してしまい、一人エースとチームメイト、そして代わりに入っていったリザーブメンバーが一生懸命頑張る試合展開になりました。だれが出ても活躍する姿を見て、今の矢口タートルズも同じように、みんなの力で試合をして行けるチームにしたいと思いました。

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早めの体調管理

今日の練習も14名の参加があり、バレーボール技術を一歩成長させることができました。2年生女子2人が練習試合でもナイスサーブを打つことができました。練習を休まなければどんどん成長できる夏休みです。そして成長していく子供たちを指導できることが私の最大の楽しみです。

高学年は、サイドハンドアンダーという独特の技術を練習していることが今の指導ポイントです。これが身に付くことによって、レシーブしたボールがコートの外に出ていかないことをねらっています。1本目がコート外に出ていったボールは、相手の得点かチャンスボールにしかなりません。これをコート内になんとか残せば、自分たちの得点につながる可能性が高まります。何しろ都大会をかけた試合で最後の2点を取れなくて連敗してきた今のチームですから、こうした細かい1点を取るための練習をコツコツ続けているわけです。

心の課題も予定通り指導しました。
「コツコツが勝つコツ」
これを昨日のブログ記事に書いておきましたが、多くの子供たちがその情報を知っていました。
ネットを使ったスポーツ、バドミントン、卓球、テニス、バレーボールというものは、サーブが一番大事になる。なんとなくサーブ練習をするのではなく、少しでも良いサーブが打てるように、コツコツと努力する気持ちがあるかないかで、試合の結果が変わる。夏季大会で優勝するためにも、東京新聞杯で都大会に出るためにも、毎日のサーブ練習で「コツコツが勝つコツ」を意識して練習しよう。


さて、仕事上の話題となりますが、夏休みは教員の体調回復のシーズンとも言えます。心と体をしっかり整えてほしいと学校責任者としては思っています。今日はバレーボール経験のある自校の女性教員が練習に参加してくれました。とてもうれしいことですね。

体調管理は私自身のことも同じです。正直なところ、自分でも驚いていますが、今年の自分自身の体調の悪化はこれまでの人生最大のピンチと言ってもおかしくありません。細かく言えば、頭の先から足の先まで、ほぼすべて、何らかの問題をかかえています。正常なところは球出しをする腕くらいかもしれません。

明日は練習後に、5月のゴールデンウイーク明けに発症した「食道潰瘍」の予後検査で、内視鏡検査を受ける予定です。5月まで、夜の睡眠中にひんぱんに起こっていた逆流性食道炎の症状は、治療以降にまったく起きていないので、たぶん大丈夫だとは予想しています。

さらに日曜日に、別の検査を受ける予約を今日入れました。こちらも最悪の場合は手術となるかもしれないので、困ったものです。そうならないことを期待しています。

また、本当ならば、さらに別の手術をするように、5年前に言われていることがあり、これは投薬でごまかしながら先延ばしします。

今年は5月ごろから、「スマホ老眼」も一気に進みまして、もともと持っていた度のちがうメガネ3種類に加えて、裸眼を使いこなして仕事をするはめになりました。これも不便の極致だと感じています。私の目はこれまで年齢から考えたら、極めて見えていた方なのですが、急に見えなくなりました。若い方々は気を付けた方が良いですよ。スマホ見すぎは、30~40代で老眼を引き起こすに違いありません。それはそうですね。至近距離で自然光ではない電磁的光を見続けているのですから。

という感じなのですが、ここからが井上の真骨頂。年齢から来る障害に対して、それを乗り越えるための応戦をする気迫は持ち合わせています。今後10年間にやりたいことのためにも、今の自分の状況には完勝をねらっているのです。
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指導したい言葉「コツコツが勝つコツ」

毎日パリオリンピック各競技のスポーツドラマがテレビ放映されている中で、バドミントン女子ダブルス銅メダルを獲得した志田千陽さん、松山奈未さんもまた注目度をあげたペアでした。放映の中で、志田選手の座右の銘が「コツコツが勝つコツ」だということで、私の記憶に刻まれたひと言でした。調べてみると、この「コツコツが勝つコツ」の発信源は、タレントでマラソンランナーの森脇健司さんだということでした。コツコツと努力を重ねることが勝つためのコツであるという意味では、小学生バレーボールの指導ワードのひとつに加えてもよいものだと思いました。明日の練習で指導しようと思っています。

今、毎日練習しているので、瞬間的にというか、突然というか、「うわっ!すごいことができたな。」と、劇的に技術が伸びる子がいます。その伸び方は「劇的」と表現したとおり、指導していて驚くほどの成長なのです。子供本人も「できちゃった!」と感じていると思います。ところが、それは瞬間的なものなのです。人間にはコンフォートゾーン(安心地帯)というものがあって、突然すばらしいプレーをしてしまうと、嬉しいのですが、無意識の領域では「これは自分ではない」という働きが生じて、自分にとって違和感のない、元のヘタなプレーに戻ろうとしてしまいます。今日もサーブの個別指導をした時には、これまで打ったことのないものすごいサーブを打ち出した子が4人いました。そのままの打ち方を続ければよいのに、コンフォートゾーンにもどるという脳の働きが出てきて、試合練習をするときには元のミスしやすいサーブに戻っていました。

このようなことを打ち破るために、「コツコツが勝つコツ」という言葉は有効だと思いました。ミスしやすいフォームで打っているこれまでのサーブを、高いレベルのサーブに変えるためには、コツコツとたくさん練習して、コンフォートゾーンを高いレベルに動かさなくてはなりません。その高いレベルでコンフォートゾーンが安定してくれば、緊張する試合の時にも、ミスすることなくたくさんのサービスエースを取れるようになるでしょう。

ちなみに今日、私が指導したサーブの打ち方は、小学生バレーボール界の名監督として有名だった方で、男女チームとも日本一に導き、日本小学生バレーボール協会指導普及委員長として、全国の指導者に惜しみなく指導方法を伝える活動もされ、数年前にお亡くなりになられた江戸川区の小岩クラブ、原淳司先生の教えを応用させていただきました。


昨年度の全国大会決勝戦の動画にリンクしてあります
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ランニングパスの新記録 1470回

夏季強化練習を続けている矢口タートルズです。7月21日の夏休みスタートから、今日で練習8回目。たった8回の練習でも、チーム全体的にどんどん上達している手ごたえがあります。

毎回の練習のスタートで、5,6年生には全員でのランニングパスを課題としてさせている間に、下級生の指導をしています。このランニングパスの条件として、アンダー、オーバー、どちらを使ってもよいから、最初の1本目からノーミスで続くところまでやってみようという取組です。これで4日前に700回台が出せていたのですが、今日はこの2倍の1470回も続けることができました。チーム新記録です。これだけの回数を続けられることで、ステージが一歩あがったチーム状態になります。基礎技術の習得はもちろんのこと、精神面が育っていないと1000回を超えていくことはないでしょう。
素晴らしい記録に拍手です。

今、指導していることのポイントは以下の点です。

(1)スパイク力を上げること
(2)低学年のサーブが入るようにすること
(3)低学年のアンダーハンド感覚を身に付けさせること
(4)高学年のレセプション技術を上げること
(5)速攻技術の練習を通して、いろいろなタイミングのスパイク技術を身に付けること
(6)新チームのポジション選択肢を広げること
(7)ブロック技術を上げること
(8)サーブの基本的なフォームを身に付けること
(9)私のひとつの質問に対して、即答で10以上の答えをひねり出せる脳力
等々

夏休みに、これからあと21回の練習を予定しています。
それほど練習しているのに、(3~4時間の練習って、短くて指導したいこと全部ができないな。)という思いが、いつも心によぎります。
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なんと2年生がワンバウンドアンダーを1000回達成!

昨日の練習では2年生男子のI.S君がワンバウンドアンダーを358回も続けたことを書き残しました。
この358回という結果を受けて、今日の2年生のワンバウンドアンダーチャレンジは始まりました。昨日の練習にいなかったT.H君は、358回という数字を聞いて、「何これ!?358回なんて無理でしょう。」と驚いていました。そこで、昨日と同じように「やっほうアンダー」のコツを教えて、真上にボールを上げ続けることができれば、358回もそんなに大変じゃないことを納得させました。
これまでT.H君のワンバウンドアンダー記録は50回もいっていませんでした。とつぜん目の前にあらわれた「358回」という信じられない数に気持ちが入れかわり、見せたことのない集中力でワンバウンドアンダーを続けていきました。100回を超え、200回を超えたあたりで、「絶対に358回を超えてやる!」という気持ちを見せ始めました。そしてとうとう358回を超えて、360回、400回と、安定したワンバウンドアンダーを続けました。最終的には1000回を達成したところで、私から「もうやめよう。」と止めることになったほどで、もし止めていなかったら2000回でも3000回でもいったかもしれません。そのことが分かるのが、今日の練習の最後の方で、T.H君に大人の方から「1000回も続いたなんてすごいね。」と言われたときに、「1000回でやめたけど、ミスしていないから、本当はもっと続けられたんだよ。」と返答していたことです。

クーラーがきいているとはいえ、暑い夏の練習です。1000回もアンダーを続ければ20分以上は運動を続けていることになります。体調を崩してしまうことを心配しましたので、これ以上はやらせませんでした。

ということで、この夏の練習は、参加すればどんどん成長できる感じになってきました。

明日は私の出張や他団体の体育館使用もあり、練習を休みにしましたが、また明後日から始まる「毎日練習」で、高学年の実力もぐいぐい高めようと思っています。夏休み、これだけ練習をしているチームは、日本全国にも無いはずです。
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