アンダー10大会に向けてのチームづくり

先週の土曜日から、本腰を入れて、アンダー10チームのチームづくりを始めました。
ほぼ2年生が中心になるチームなので、試合経験が足りず、このまま出場したら他チームに迷惑がかかることもあるため、次の基本から指導しました。

(1)キャプテンを中心に、集合やあいさつの時に、大きな声を出せるようにすること。
(2)0.1秒でも早く集合すること。ならびかたや気をつけ、休めのしかたをおぼえて、できるようにすること。
(3)ボールがころがったら、自分たちでひろいにいくこと。試合ではボールを自分たちでひろって、相手にわたさなくてはならないのだから、まわりの大人にひろってもらえるなどという、あまえた考えはなくすこと。
(4)「ぜったい勝つぞ!」「ヨーッシャ」「ドンマイ」「こい!」など、試合中に出す声のパターンをおぼえること。
(5)ゆうしょうすることがもくひょうならば、さいごまであきらめないプレーをすること。

オーバー10の5,6年生には、様々な制限(オーバーハンドだけで試合するとか、チームの前衛にアンダー10を入れて3本中かならずアンダー10にボールをさわらせないと負けになるとか)をつけて試合の相手をさせています。
いつもよりていねいにバレーをしないといけない状況に追い込んでいるため、オーバー10メンバーも意外に基礎的練習になっているような感じがします。

アンダー10というよりも、アンダー8に近いようなチーム。
それでも大会に出場するという、一番高いモチベーションがあるため、毎回の練習でグングン力を伸ばしています。
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2年生の建設的な意見

写真は帰宅途中て出会った、東急線から6月23日にデビューしたばかりの「いけたまハッピートレイン」です。
そして今、矢口タートルズからも7月のデビューに向けて準備を進めているチームがあります。アンダー10チームです。その練習に入ったタイミングで、「いけたまハッピートレイン」に出会うということは、アンダー10チームも、きっとハッピーな兆候であるのでしょうね。

今、アンダー10大会に向けて、2年生がとても熱心に練習しています。今日の練習のはじめは、下級生が基本を身につけるために、高学年も含めて全員が、一人アンダーハンド直上パス100回を課題とし、できた人から壁打ちスパイクに進むことにしました。ここで表題の通り、2年生から建設的意見が出てきました。

「先生、わたしたちはまだ100回できるほどじょうずじゃないから、10回つづくのを、10回やって、100回でいいですか?」

指導者の心を打つこの意見に、感心するしかありませんでした。30年もバレーボール指導者をしてきましたが、入部したばかりの2年生からこのような提案をされたのは初めてです。練習しながら、どうしたらじょうずになれるのかなと、いつも考えているからこそ出てくる言葉だと思います。

この2年生の子供たち。コート内でひとり言を言うことがけっこうあります。喜んだり、励ましたり。自分のプレーを反省したり、悔しがったり。
今、私は校長として学校経営の中心に置いている「アウトプットする」ということに、徹底的にこだわって、4月以来、月曜日の全校朝会(オンライン)では「アウトプットの効果について」ということしか語っていません。アウトプットできる子供たちは、必ず大きく成長します。2年生の子供たちは、男子も女子も全員が、このアウトプットを自然にできている。2年生の保護者の皆さんは、次の私の言葉を信じていただきたい。

「38年間の教員経験から自信をもって言えることは、自分の内面を素直にアウトプットできる子供は、間違いなく伸びる」
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子供たちがネーションズリーグから学んだこと

「せっかくネーションズリーグがテレビ放映されているのだから、全日本チームが試合の中でどんな話をしているか、記録しておくとよい。」
ということを私から指導したことに応じて、5,6年のエースアタッカー2人がノートに書いてきたことを、矢口タートルズのチーム財産となるように、ここに紹介します。

(6年生エース)
・古賀選手がスパイクのコースについて、みんなに伝えている。
・点が決まったら、みんな笑顔で声をかけ合っている。
・言葉だけで伝えるのではなくて、ジェスチャーや手を使って分かりやすく伝えている。
・気持ちに関する言葉を言っていた。古賀選手が「バタバタしないでいこう」と言っていた。
・自分たちに点が入っても、相手に点が入っても、絶対に誰かが声を出していたり、声をかけていたりしていた。
・声と足を止めずに試合をしていた。
・手拍子でテンションを上げている。
・リベロの小島選手がサーブカットのときは必ず毎回レシーブのフォームを確認している。
・選手やコーチ、かんとくが話しているときに、絶対にあいうちを打って、最後までしっかりと話を聞いている。
・相手の弱いところなどを言ってから、気持ちに関する言葉を言って、コートに入っている。
・追いこまれていいるときに、深呼吸をしたりしていた。
・古賀選手が何回も何回も「あきらめないよ」や「ボールからにげないよ」という声掛けをしていた。

(5年生エース)
・点を取ったら笑顔で喜んでいた。
・タイムアウトのときは、選手がいろいろなことを話していた。
・最後まであきらめずにボールを追いかけていた。
・つなぎのスパイクは必ず入れていた。
・二段トスでもれいせいに相手のコートをねらって打っていた。
・ブロックカバーにしっかり入っていて、ブロックされても拾えていた。
・レシーブするときには、すばやくボールの下に入っていた。
・ベンチからのおうえんがすごかった。
・ミスをしてもきりかえて、次の1点を取ることに集中していた。
・相手に連続で点を取られていても、「こうげきする気持ちをわすれない!」と古賀選手が言っていた。
・とにかくコートの中をもりあげていた。

(感想)私は上に書いたようなことをプロから学んで、自分たちの試合で実行したいと思います。

2人が書いてきたことを、チームのみんなができるようになったら、まちがいなく素晴らしいチームになりますね。
矢口タートルズでも、やっとこのようなレベルの高い考え方をする子が出てきましたね。
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チーム初のサーブ成績 全合格

今日は支部内の混合チームに胸を借りる練習試合。高学年全員参加(1名は負傷欠場)ということで、
「勝敗をあまり気にしなくていいから、自分の技術を上げるための1日にしなさい。」
という指示を与えて指導をしました。
練習試合に行くと、試合の合間に各チーム様々な練習をしている場面を見ると思いますが、試合間はせいぜい3~5分程度しかないことが多いので、それほど効果的な練習をすることができません。我がチームの今日の指導目標は、「スパイク力を上げること」に焦点化しました。レシーブやパスは毎日の地道な努力を積み重ねないと伸びません。しかしスパイクやブロックは、短時間の練習でも突然打てるようになることがあります。今日のセット間は3分間で、12セット行いましたから、合間の練習時間は3分×12回=36分間。大した練習時間ではありません。であるからスパイク練習だけを行ったわけです。

練習試合の方は、子供たちのサーブの工夫が見られました。サーブについては「成功率90%」「エース率30%」「得点率60%」を超えるようにというチーム目標があります。過去の練習試合や公式戦で、この数値をすべて超えたことは1回もありません。ところが今日は、とうとうこの数値をチームとしてすべて超えることができました。
「成功率90.2%」「エース率34.3%」「得点率67.2%」
さらにはチームのお約束。21-0で勝ったときには井上から豪華賞品が出ることになっていて、それを達成することもできました。そこで練習試合が終わってから東京駅大丸に行って、私のお気に入りの最高に美味しいキャンディーを購入。明日からの練習で全員にプレゼントします。(21-0で勝つということは、数年に1度しかありませんので、大盤振る舞いすることになっています。)

プレゼントはこちら


個人成績上位3人
【総得点】
1位 I.H 79点
2位 F.Y 32点
3位 T.H 29点

【サーブ得点率】
1位 I.H 79.4%
2位 T.H 69.4%
3位 T.A 68.2%

【サービスエース率】
1位 T.H 55.6%
2位 I.H 44.1%
3位 F.Y 32.1%

【サーブ成功率】
1位 Y.K 100%
2位 I.H 95.6%
3位 T.H 91.7%

【スパイク成功率】
1位 Y.K 100%
2位 I.A 83.3%
3位 T.H 80%
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いろんなことをやらせる時間はないが、いろんなことをやってみるのは楽しいはずだ

夏季大会出場決定戦が終わり、チームは秋の大会に向けての基礎鍛錬期に戻ります。

今週から取り組みはじめたのがクイック練習。ブロッカーがブロックに飛ぶだけでなく、その後にクイックが打てればバレーボールが楽しくなる。その1本を打つことがてきたら、他のアタッカーが楽になる。子供たちもやってみたいだろう。そんなことを考えて、練習時間が少ないのにやらせているのです。週に4回練習しているなら別てすが、うちくらいの練習量のチームは普通はやりません。

クイック練習をすると良くなる点もあります。1本目のセッターに入れるパスがAパスでないとクイックにもっていけないため、レシーブの意識は自然に上がります。また、セッターとアタッカーのコンビネーションを合わせないとならないため、これまで以上にコミュニケーションが増え、深まることも期待しています。


そんなことで、いろんなことをやってみて、後のことは考えながら直していく。つまりTEFCASサイクルに入れているという裏のねらいもあります。
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優秀な小学生バレーボーラーとして思考力を高めよう

これは2011年に指導していた辰巳ジャンプ5年生のアタッカーの子が自主的に調べてきた名言集です。

(1)大丈夫。私たちは絶対に負けない。
(2)みんながいるから、私はこんなに頑張れるんだよ。
(3)あと少し、あと一歩。最大限の力をふりしぼれ。
(4)ふりむくな。ふりむくな。後ろには夢がない。
(5)未来は自分の夢の素晴らしさを信じる人のものである。
(6)夢は現実の苗木である。
(7)夢は見るもの。希望はかなえるもの。
(8)弱気は最大の敵
(9)夢は逃げない。逃げるのは自分だ。
(10)あきらめるな。一度あきらめたら、それが習慣となる。
(11)才能とは夢を見続ける力のことである。
(12)夢が見られるなら実現できます。
(13)あきらめない奴には勝てないよ。
(14)自分自身を説得できるかどうかが成功の第一条件
(15)成功したらどうしようとは考えていますが、失敗することは全然考えないです。
(16)日々正直に行動することが成功に達する最も確実な道だ。
(17)成功ほど続いて起こるものはない。
(18)成功は結果であって目的ではない。
(19)ミスをしない選手は超一流。失敗を成功につなげる選手は一流。責任を転嫁して失敗をくり返すのが二流。三流は自分が失敗したことすら気づかない。
(20)伸びるためには、まず縮まることが必要。
(21)努力する姿は誰かが見てくれているもの。
(22)才能とは持続することである。
(23)人並みにやっていたら、人並みにしかならない。
(24)どんなに悔しくても過去は変わらない。
(25)途中であきらめちゃいけない。途中であきらめてしまったら、得るものより失うものの方がずっと多くなってしまう。

さらに次は同じ年に、センターでアタッカーをしていたキャプテンが書いてきたノートから記事にしたものです。

さて、最近、辰巳ジャンプのキャプテン、副キャプテンは見違えるくらいに成長をしています。キャプテンは先日行った練習が午前中で終わったので、午後から有楽町の「相田みつを美術館」に行ってきたそうです。これはとても大切なことです。スポーツ選手として心を鍛える「メンタルトレーニング」になっています。そこで見てきた言葉の中から、心に響いたものを練習ノートに書いてきてくれましたので、辰巳ジャンプのみんなに紹介します。
「しあわせはいつも自分のこころがきめる」
「うつくしいものを美しいと思えるあなたの心がうつくしい」
「夢はでっかく 根はふかく」
「いのちいっぱい自分の花を」
「つまづいたっていいじゃないか、人間だもの」
「アノネ、がんばんなくていいからさ、具体的に動くことだね」
「体験してはじめて身につくんだよなぁ」
「うそはいわないとこころにきめてうそをいう」
「本当のことが一番いい」
「あなたにめぐりあえてほんとうによかった ひとりでもいい こころからそういってくれるひとがあれば」
「道は自分でつくる 道はじぶんでひらく 人のつくったものは じぶんの道にはならない」
「なんでもいいからさ 本気でやってごらん 本気でやればたのしいから 本気でやればつかれないから つかれてもつかれがさわやかだから」
相田みつをさんの、これだけの言葉をあげて、最後にこうしめくくっていました。
「これらが私のいいと思ったものです。「めぐりあい」はけっこうな人気作です。でも私が一番気に入ったのは「一生勉強 一生青春」です。もっと深い意味があるのではないかと思いました。」
井上が求めてきたことが、こういう行動です。
「自ら学ぶ、自ら行動する、自分の頭で考える、考えたことを表現する」これこそが強い心を育てる力となるのです。
すべて「学習指導要領総則」の中にある、今の時代の理想的な教育です。
夏休みの練習で、毎回必ず「名言集」を読ませ、学んだ言葉についての感想を書かせてきました。この成果は、これからじわじわと顕れてくるはずです。
でも、指導した私が一番嬉しいのは、小学生の子どもたちが大人になり、親になった時に私が教えた言葉を思い出し、自分の子どもたちに語ってくれることです。精神のリレーがそこでつながるからです。

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この子たちは2024年現在、優秀な大学を卒業し、社会人2年生。または大学院で研究者を目指している子もいます。
小学生時代に大人から言われるのではなく、自分から学ぶ姿勢を身につけた子たちは、その後に必ず大きく羽ばたきます。
残念ながら、今の矢口タートルズに、ここまで自分自身をつきつめていく子は、まだいません。
だれかがファーストペンギンになって、飛びぬけたノート内容で書いてくることを期待してはいます。
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週末は夏季大会出場決定戦

いよいよ今週末は夏季大会出場決定戦になります。なんとしても出場権を獲得することで、9月1日の夏季大会に向けて、優勝ねらいで練習していく権利を得られます。この優勝するという目標をもち、夏の練習で一気に成長していくためのモチベーションがほしいから、この出場決定戦が大事なのです。

もしここで負けるようなことになれば、今年の6年生はここまでが限界だと言わざるをえません。それほど意味のある出場決定戦なのです。

小学生バレーボール東京都大会の歴史がそれを裏付けています。夏季大会で優勝したチームは、秋の東京新聞杯で予選を勝ち抜き、東京都大会に出場することが数多くあったからです。



幸いなことに、私の体調も好転してきました。2週間の運動禁止期間でいろいろな痛みが減り、今日も球出しをすることができました。そこで少しだけ厳しい態度で指導したわけですが、子供たちの気持ちはしっかりついてきても、指導者として充分な指導をすることができなかったことからくる、技術的な影響が大きくあります。

ここまま出場決定戦に行くと、これまでと同じように、自分たちのミスで負けてしまいます。試合の終盤、サーブやスパイクをミスして泣いている子供たちの姿は、もう二度と見たくはありません。こりごりです。

自分にもチームの仲間にも厳しくし、大人に頼らず自分の頭で考えて、自分で意地決定して、判断力の高い矢口タートルズになってほしいと期待しています。


ところで矢口タートルズの子供たちは、読書をたくさんしているのでしょうか? 6年生は学年で読書マラソンという取組をしているはずですが、当然、ダントツのトップ集団に矢口タートルズの子供たちはいるはず。
「全校児童の模範たれ」をチームの指導方針にしてきたことを分かっているでしょうか。全校児童の模範ならば、読書量などは軽く1位から7位まで取っているにちがいありません。そうした日常の努力の積み重ねが、バレーボールの理解力や判断力を高めます。

井上のバレーボール指導は、学校の勉強でもトップランナーでないと、本当の意味を理解することはできないと書き残しておきます。本当の努力家は、前回紹介したような、長文のバレーボール日記を書けるようになるのです。

そして中学や高校でもキャプテンやリーダーになって人を引っ張り、自分の希望する進路を勝ち取っていくのです。今、小学生時代に手抜きを覚えたら、その習慣は一生つきまとい、大事な局面で退いていくことになるでしょう。
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ビーチバレーボール ジャパンツアー 優勝

今日は練習前に嬉しい報告が入りました。
矢口タートルズの子供たちのあこがれでもあり、辰巳ジャンプVCの卒業生で、ビーチバレーボール日本ランカーの沢目繭選手から、ジャパンツアー平塚大会で優勝したという報告です。
卒業生の活躍は、指導者としては最高のプレゼントです。ペアを組んでいる坂本選手とともに、今年はこれまで以上に活躍が期待できそうです。

さて、昨日に大会がなかったこともあり、私自身は病院1日がかりで検査を受けました。10年以上前に受けたことのある内視鏡検査の苦しさがトラウマとなっていて、必ず受ける必要のあった検査から逃げていたのが今回の失敗でした。驚いたことに、今回受けた内視鏡検査は、消化器官を通す苦しさが全くなく、(あれ?もう終わったんだ!)と感じるくらいに楽な検査でした。医療の進歩を感じるとともに、受診したクリニックの親切な対応にも安心感をもちました。土日も開業している駅上アトレの中にある消化器内科なので、これほど便利なクリニックもないなと感謝しています。よい病院と出会ってよかったです。

結果は予想どおり、食道をひどくやられていましたが、今のところ命にかかわるようなものではなく、薬で治していきましょうということになりました。念のためということで、生検にも出してもらい、その結果が出るまでの2週間は、食生活を中心にかなり制限が加わります。内視鏡撮影した画像も見せていただき、こんなに放置してしまったんだなと自覚、大反省。かなり勉強になりました。
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アンダー8の初出場に向けてスタート

12月に東京都アンダー8の大会が予定されています。これは8歳以下のメンバーで試合をする大会です。当然、サーブがネットまで届かない子も試合に出ます。前から打たせてもらうことになります。

ということは、6人全員がエンドラインからサーブを打てるなら、かなりの確率で勝てる大会となります。

今現在、アンダー8メンバーは5人いて、さらに部員増加を見込めますので、今から12月を目標に育てていけば、応援していて楽しいチームになることでしょう。


また、アンダー10大会が7月にありますが、ここにはアンダー9チームを出場させる予定です。フローターを打てる3年生の活躍の場となるでしょう。

来年度の新チームもスタートしました。身長が伸びそうですし、さらに高身長の子も入部しそうですので、これも面白いチームになるでしょう。
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体験入部がたくさんあるようです

今日も出張に行くために、学校の自転車を引き出そうとして動かした際に、背中の筋肉に痛みが走った。「危ない!」と感じた瞬間に、自転車から手を離したので、重症のギックリ腰は避けることができた。経験からなる保身術と言えようか。しかし、これまでとは別の場所を負傷してしまった。

出張に行かないことはできないため、本当にゆっくりと自転車を走らせ、隣の学校に行った。いつもなら歩いていくのだが、歩くことが難しいため、歩くスピードと変わらない自転車の速さで出張に行った。

次々と襲いかかる体調不良になすすべなしという状態である。


そんな状態でも、新しい体験入部の子供たちがたくさん練習参加してくれる。

ここは親子バレーボール同好会という珍しい組織として、大人部員の皆さんに頑張ってもらうしかない。

よろしくお願いします
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子供たちには悪いけど、このまま勝ち抜いていたら、自分の命が危なかったかも

全日本予選の最中、軽いギックリ腰からの坐骨神経痛を発症していました。かなりひどくて、動いている時はまだよいのですが、夜寝て静止状態になると激痛が襲ってくる始末。よく球出しをしていたと、その無茶さにあきれてしまいます。

さらには1年生で流行っていた細菌性結膜炎も発症。

ほかにも頭の先から足の先まで、まともなところはないと言って良い状態。血液調整の投薬もあり、ここ数週間、自分はこんなに薬を使って大丈夫なのかと不安に思いながらの監督業でした。薬は使いすぎると劇薬です。

そしてその不安は予想通りになり、今日、学校に着いたとたん、体の内部がおかしい。朝の挨拶にも立てず、校長室の椅子で回復を待ちましたが、脂汗も出てきて、とうとう限界を超え、人の来ないトイレに駆け込むと、なんとけっこう吐血してしまいました。


ということで、最終予選を予定していた日曜日に、急きょ消火器系の診察を予約しました。もし勝ち抜いていたら、きっと我慢して、死んでいく運命になったかもしれないと思うと、負けたのも意味があってのことなのかなと、自分一人は納得しました。

それにしても、いったいどれだけの病院に行かなくてはならないのでしょうか。そんな時間はないのですが……………
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新学年の空気感

4月。年度が変わり、新しい学年になった今、募集もかけていないのに、体験入部の子がどんどん来ています。驚いたのが、入学式をしたその午後に体験入部して、その場で入部手続きをすませた1年生がいることです。
さすがにこの入部の早さは私も初めてで、もう少し熟慮してもよいのではと思いましたが、入学2日めに校長として1年生の教室の様子を見に行った時に、入部したこの子は、すでに私のことをバレーボールの監督と理解していて、身近な感覚で、安心して笑顔で接してくれました。そして、自分で工夫して作った折り紙作品をプレゼントしてくれました。こういう教育的効果が、このPTA親子バレーボール同好会・矢口タートルズにはあるんだなと感じた次第です。

今週の土曜日にも、体験入部の子たちが参加します。

そうそう、体験入部する子たちへの、6年生部員たちの優しい接し方にも喜びを感じています。公式戦に向けて頑張ることも素晴らしいですが、新入部員を優しく迎え、ていねいに教えてあげる行動をすることの方が、もしかしたら子供たちの心を育てることにつながるかもしれません。

新入部員の子供たちが、そういう上級生の優しい心に接して、「このチームにいたい!」と思えることが最高の教育だと思います。これこそ小学生バレーボールの理想とする姿です。

そんな世界に、もっとたくさんの子供たちを招くためにも、そろそろ入部募集をかけようと思います。
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遠征に向けたイノッチ車グッズが増えました

春休み中の猛練習で6年生の技術はかなり上がりました。特につなぐ能力が伸びていると感じます。反面、入学式に向けて体育館が使えなくなった1週間の影響で、攻撃面のサーブとスパイクの感覚が昨日は戻らず、今日の練習で少し戻ったくらいの状態にはなりました。

さて、恒例の茨城遠征があるため、写真のグッズを新たに入れてみました。

アタックNO1のアニメ版と、厳しいアテネオリンピック予選を勝ち抜いた全日本チームのビデオ。そしてセカオワのCDですね。

古いビデオに子供たちはどんな反応を見せるでしょうか。
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中学生との練習試合

先日、6年生の卒業記念ソフトバレーボール大会を行い、その際、参加してくれた中学1年生の先輩に、「よかったら中学の練習がない日に、練習試合に来ないか」と声をかけておいたところ、中1チームのメンバーを集めて、今日の練習に6人チームで来てくれました。そこで矢口タートルズの新チームを2種類作り、合計4セットの練習試合を行いました。1チームは全員5年生の6人チーム、2チーム目はバックの2人を4年生にかえての4~5年生チーム。

この3月、春休み期間は特訓期間として毎日練習しているため、小学生のレベルは一気にあがっています。練習の目標ポイントは3点。
(1)アタッカーのスパイク技術を高め、決定力をあげる。
(2)レシーブを落とさないようにするために、コート内で走り続ける体力と技術を高める。
(3)セッターのトス力を高める。
この3つ、すべてが今日の練習試合にあらわれ、よく拾い、よくつなぎ、よく打った結果、3-1で勝つことができました。(ただし中学生はローテーションバレーをしていたから、それだけで大きなハンディがある。)

得点経過が面白かったので、紹介しておきます。
【第1セット】
スタートで小学生のサーブやスパイクが決まり、中学生が戸惑っているうちに、11-5までリードする。
ここから中学生の本気モードに火がつき、ミスが減って、14-16と逆転。
小学生もねばりにねばり、スパイクを決めていく。20-20
ここで中学チームにサーブミスが出てしまい、21-20。
リオのサーブが取りにくく、24-20。
最後は1点ずつ取り合って、25-21。小学生1セット先取。

【第2セット】
中学生の調子が出てきて、4-12とリード。
ここからヤマト、サクラ、ハルナのサーブが走って、一気に14-16まで追い上げる。
中学生もこのセットは負けられないと、15-19、17-22と引き離す。
ここから小学生の強気な攻撃と、声の盛り上げが功を奏し、21-23。
しかし痛恨のサーブミスが出て21-24と中学生のセットポイント。
いつものタートルズだと、ここで弱気ミスが出て終わるが、ヒサキのスパイクで22-24と切る。
サクラのサーブが嫌なところをついて、チャンスボールが返ってくるパターンになる。ヤマトのスパイクが連続で決まり、26-24と大逆転。

【第3セット】
さすがに中学生、このセットは勝負モード。2-8とリードする。
ところが今日はサクラのサーブがとても良く、サービスエースも出て7-8と追い上げ。
その後、9-9、10-10、12-12と接戦。
ここから中学生のサーブが走り、18-15。
いったん20-20と追い上げる。
この後、中学生の連続攻撃が決まって、22-25と中学生がセットを取る。

【第4セット】
このセットも4-8と中学生リードで序盤は進む。
ここで4年生2人のサーブが大爆発。まずはハルナのサーブで7点取って、12-8と逆転。
12-9からアカネのサーブで8点取り、21-9と大量リード。
5年生のアタッカー陣もどんどんスパイクを打っていく。
あとは1点を取り合えばよく、25-12で勝利する。



どのセットも、とてもよくラリーが続き、両チームともプレーしていて楽しかったはずです。とてもよい練習になったので、もし可能であれば、また来てくれると嬉しいですね。


【個人成績 上位3位まで】
(サーブ得点率)
1位 ハルナ 83.3%
2位 アカネ 80%
3位 サクラ 68.4%

(サーブ成功率)
1位 ハルナ 91.7%
2位 アカネ、リオ 90%

(サービスエース率)
1位 アマネ 40%
2位 ハルナ 33.3%
3位 サクラ 31.6%

(スパイク成功率)
1位 ヒサキ 83.3%
2位 ヤマト 70.6%
3位 アマネ 50%
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東京グレートベアーズ効果

昨日の有明コロシアムでの東京グレートベアーズ対堺ブレイザーズの試合観戦を受けて、今日の練習にはグレートベアーズのユニホームを着て参加してきた子がたくさんいました。

こうした機を敏感に察知し、練習を楽しくするのが小学生バレーボール指導者だと思います。対人パス練習している景色を見て、即座にアイデアが浮かびました。

(ちょうど半分くらいの子がグレートベアーズユニホームを着ているから、今日は矢口タートルズ対東京グレートベアーズの試合にしてしまおう。)

基本の練習を早めに切り上げ、
「はい、今から名前を呼ばれた方のコートに入るように。」
何をするのかは、まだ言いません。両コートに分かれてみると、片方は全員が東京グレートベアーズのユニホームを着ていることが分かります。ここで、
「今日は矢口タートルズ対東京グレートベアーズの試合をします。」
と伝える。昨日、素晴らしい試合を見たばかりですから、子供たちのプレーイメージも高くなるはずです。予想通り、いつもよりレシーブは上がるし、スパイクも決まるし、ナイスプレーの連続でした。
このような場の設定をしかけたことで、小学生の子供たちはVリーグ選手になりきる「東京グレートベアーズごっこ」をしていたのです。

試合は白熱し、セットオール。
3セット目も21点制で行い、21対19でグレートベアーズチームが勝ちました。
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