6年生への学習指導内容

今日行った指導が適切かどうかは分かりませんが、私はこうして身につけてきたことが多いので教えました。聞いただけでは忘れやすいので、ここに記録しておきます。

(国語)
漢字ドリル練習はもちろんやった方が良いだろうが、それだけだと長い間覚えていられない。漢字は意味までしっかり覚えると忘れない。

(1)読み
簡単な本ではなく、小6から中2くらいのレベルの本を読む。その中に読めない漢字や意味の分からない漢字が出てくるので、それを漢字字典で調べたり、大人に聞いたりして覚えていくこと。また、新聞を毎日読むのも漢字の読みには効果的である。

(2)書き
日記を書くことをすすめる。そしてできるだけ多く漢字を使って文章にすること。できれば誰か読んでもらえる人がいるとやる気が長続きする。
または教科書の文を書き写すという勉強方法も良い。

(算数)
毎日の授業の中で、必ず1回は発言をするということを自分の目標にして授業を受ける。発言をするということは授業を集中して聞いて理解していないとできないこと。授業も練習と心得て、集中力を鍛える場だと考えれば挑戦しやすくなる。また発言をするにも勇気が必要なことがある。これもまたバレーボールの試合に役立つ訓練になる。

(社会・地理)
地図好きになることである。地図を見ながら「日本旅行」「世界旅行」をして楽しむ。地図はけっこう多くの発見ができる。インターネットがつながっている家なら、地図を使いながら「グーグルアース」を見ていくともっと楽しい。

(社会・歴史)
年号や人物名だけを覚えるようなテスト用の勉強はやる必要ない。一番簡単な方法で、図書室にある「歴史マンガ」をすべて読破すると良い。6年生の残り2ヶ月でできるもっとも効果的な歴史学習である。
歴史上の人物と知り合いになれればOK。

(社会・公民)
新聞を毎日読んだり、テレビのニュースを必ず見たりすることが近道。ドリルなどで勉強してはいけない。ニュースを見ていて分からないことがあったら親に聞くとか、インターネットで調べるとかすると良い。私の受け持つ3年生クラスには、毎日ニュース番組を見て、選挙のこととか環境問題とかを私と語り合える子がいます。毎日の積み重ねが年齢に関係なく教養を高めます。

(理科)
理科は実験・観察を楽しむことができれば成績が上がります。(これではちょっと無責任なアドバイス・・・ですね)
土曜の夜8時からやっている「世界一受けたい授業」は見た方がいいですね。

(鉄棒)
3年生が使っている「くるりんベルト」を使って練習すれば、さかあがりなら1週間でできるようになる。
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6年生に対して厳しい指導を入れる

新チーム発進まで10日となりました。真剣みもどんどん増してきました。チームは練習すればするほど良くなっていく上昇気流に乗せることができました。ここで失速させるわけにはいきません。そんな理由に加えて、6年生の進路に向けての指導を重ね合わせて、少々厳しい指導を入れさせてもらいました。

6年生の保護者の皆さんが掲示板を読んでくださると良いのですが・・・

6年生に対してはほとんど指導らしい指導をすることない最近でしたが、さすがにゆるみきった気持ちでいられると新チームに悪影響を与える時期になりました。加えて、進学先中学に練習に行く子も出てきました。
ここをひとつの節目と感じましたので、学業面での指導をさせてもらいました。

「小学校の通知表でABCのうちCがつくというのは、よほど勉強していないからだ。2学期の成績でCがひとつでもある人は、新チームの支部決勝が終る2月11日まで家で猛勉強していなさい。Cなどがあったら中学の勉強にはついていけない。バレーしかできないバレー馬鹿にはなるな。」

「越境して中学進学するということは、辰巳小の看板をしょっていくことだ。それがバレーしかできないなどと思われたら後輩が困る。勉強の努力ができないならば地元の中学に進学しろ。」

「もしバレーの練習がしたいのならば、次の練習までに3学期の学習計画書を立ててきなさい。これは6年生全員の課題とする。書いてこない場合は練習をさせません。」

「新チームは10月からずっと、『馬鹿にはバレーはできない。バレーも勉強も普通以上の“努力”をしなさい』と、厳しく言われ続けてきた。6年生だって同じことだ。たしかにバレーボールへの努力は普通以上にやってきた6年生だからそれは認める。ならば勉強への努力もできるはずではないか?」


6年生チーム女子4番、5番は、強い意志で私に自分の状況を説明にしにきたので、具体的に苦手とする勉強の状況を聞き、通知表の見方までていねいに教え、その成績が上がらないならばこういう努力をすれば良いとまでアドバイスしました。2人については、こうして話ができるまでによく成長したものだなぁと感心もし、良い人格形成ができてきたなぁとも思いました。
女子1、3番、男子4番は成績優秀で指導の対象とはならず、新チームの練習相手をしっかりやってもらいました。

他の子は、ただただどうしたらいいのか頭が回らなかったらしく、立ち尽くすのみ。これでは進学先での学業生活が思いやられます。

6年生の保護者の皆さんは、バレーのことばかり考えるのではなく、勉強のこともしっかり考えてあげてくださいね。「学校は勉強する所」ですからね。
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サーブについての質問

1番さんからの質問です。

「練習の時にはいいサーブが少し入りましたが、試合ではねらった所に打てなかったり、あたりそこねでへんな所に跳んでいってしまうことが何度かありました。」


答えます。

試合になると練習の時とはちがったプレッシャーがかかってきます。だれもがみんな、「普段通りにできるといいのに」と思っていることでしょう。よく平常心で試合をすると良いと言われますが、平常心で試合ができる子どもなど、私にはいると思えません。

あなたも全国大会のお手伝いをしているから、何度も見てきたはずです。あの全国大会でさえ大事なところでサーブミスが出るのです。「あの1本のサーブミスがなかったら勝っていたのに・・・」というチームがたくさんありましたよね。

こういう悔しいミスをなくすために練習をしているのです。練習中にどんな気持ちでボールを打っているかが大事なのです。ただなんとなく打っていれば良いサーブにはなりません。「この1球」に気持ちをこめて練習することです。

テニスの言葉で「この一球は絶対無二の一球なり」というものがあります。二度と打てないこの1球のサーブ。大事に打ってください。自分の思いをこめてください。自分の魂をこめてください。そうやって練習すれば試合でも自信を持ってサーブできるようになると思います。
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意味のある言葉

今、新チームに徹底的に指導していることがあります。

「意味のある会話をしなさい」

これです。

「ドンマイだよ~!」「さ~来い!」「いけ~、それ!」などのパターンにはまった言葉はいらない。今のプレーはどこが悪かったのか、どう直せばいいのか、相手の攻撃がこうだったから次はこう守ろうとか、意味のある話をコート内でしなさい。

ということです。

これは最近の6年生の姿にヒントを得たものです。
大会で勝つという目標が今はない6年生。私からの「あーしろ、こーしろ」という指示もないので、解き放たれた鳥のように自由に発言し、自由にバレーをしています。それなのにレベルアップしていくのがすごいところです。

どうしてなのかと考えると、ひとつひとつのプレーで「今のはこうだったから、次はこうしてくれ」「次は○○にトスするから打ってね」といったことを本当によく話しているのです。

新チームはどうか?
いろんなチームが出している「声出すよ!」「レシーブあげるよ!」という、パターン化された声は6年生よりもかなり多く出る。それはそれで、見る人によっては「声の出ている良いチームだな」と思われるかもしれませんが、ただし勝てるチームにはならないように私には思えるのです。

コート内でどんどん話し合う。そして次のプレーで試していく。この積み重ねによっていろんな場面に対応できる能力が開発されると思っています。
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辰巳ジャンプのキャプテンとは

このテーマは前にも書いたおぼえがあります。

辰巳ジャンプの歴代キャプテンを知る交流チームの監督さん方はみな同意してくださると思いますが、そのキャプテンシーの高さは我がチームの自慢のひとつでした。

初代は成績優秀、人柄も最高でした。中学や高校に行っても、学校の中心として活躍しています。

2代目はみんなをグイグイ引っ張っていくタイプ。都大会初出場もこの子を中心に勝ち取り、「あきらめない、ねばり強い辰巳」を印象づけたのもこの時でした。

3代目は「私の代理」と言ってもいいくらいに素晴らしいキャプテンで、私が1つ言ったら10にして返してくれるような子でした。「声を出しすぎるとのどがつぶれるから、君はそんなに声を出さなくてもいいよ。」と私が制止するほどの頑張り屋でした。

4代目が現6年生の「辰巳最強軍団」を統率してきた子です。個性の強い集団を融和させるには、この子の清潔な心が必要でありました。


辰巳のキャプテンという立場は決して楽ではありません。楽しくないことばかりです。人間的に強くないと辰巳のキャプテンはできません。私の要求がものすごく高いからです。ただし辰巳のキャプテンをやりきった子はすべて、人間的に大きく成長しているのではないかと思っています。


どうぞ現キャプテンも、「辰巳ジャンプのキャプテンらしくなった」と言われるまで、たくさん悩んでください。
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やっぱり男女2チーム見るのは凄まじかったんだと実感する最近

辰巳男子チームの下級生3人は、同じ江東区の大○○央さんに移籍する形で教育大会出場となりました。辰巳男子の約2年半にわたる都大会へのチャレンジは終わりました。

私は3年ぶりに女子単独チーム指導をしています。1月に入って強く実感することがあります。単独チームだとこんなに余裕があったんだということです。

去年までの2年間は、今ごろすでに男子予選が始まっていて、早くも勝負モードでした。これに女子予選が加わり、いかにして両方のチームの監督をこなせるかということで、日程調整に半分以上の神経を注いでいました。それでも日程がバッティングすることが多く、男子の保護者の皆さんに協力をいただき何とかこなしてきたわけです。

女子の試合をしていても、男子の試合結果が気になる。いつも、もう一人の自分がいたらと思う追い込まれた状況でした。大会が終わるたびに寝込んでいたし・・・・・


2チームに注ぎ込んでいた私のエネルギーも、今は1チームに全力投球すれば良い。そう考えたら、辰巳新チームを強くすることなど簡単なことに思えてきました。

チームは指導者の鏡です。私の意識が変われば必ずチームは変わります。楽しみにしていてください。
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努力すれば必ず成長できるのです

今日は5年エースが嬉しそうに報告に来ました。これまでぜ~んぜんできなかった「あごつけ腕立て伏せ」が今日できるようになったということでした。最初はなかなか家でトレーニングをすることができず、「お前はどうして努力ができないんだ!?」と、私に毎回毎回泣かされていた。かわいそうだけど心を鬼にして追い込みました。

本当は12月中に今くらいのレベルにしたかったのですが、私がやっていることでもないのでピタリと計画的にはいきません。しかし、「努力をすれば必ず成長できる」ということが実感できた今、彼女は急成長をとげていくことでしょう。

新チームは1人エースで戦わなくてはならないので、1本でも少ないスパイク本数で勝負をつけていきたい。そのためにはスパイクのパワーを増すしかないのです。

スーパーエースになれる素材なだけに、これから始まる1年間で驚くほどのアタッカーになることは、今日の本人からの報告で決まりました。

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大きく成長できた3連戦

7~9日と3日間の連戦を新チーム全員が休むことなくやりきることができました。3連戦のスタートにあたり目標にしていたことは「体調管理」でした。
「3日間、ひとりも体調を崩すことなく練習試合をすることができれば、このチームも見込みがある。しかし1人でも体調を崩してしまうことがあったら試合に勝てるようにはならない。」
こういう目標を与えて臨んだ3日間でしたから合格点となります。

やはり、休まずに練習を続ければ上達するのです。日を重ねるごとにチームらしくなってきました。なんとかかんとか公式戦を戦えるだけのチームにはなったと思います。

また明日から、あきらめない、落とさない、走り回る「辰巳っ子」の復活をかけて、ねばり強く練習するのみです。


ところで昨日、6年女子の「三○中学」進学予定者が、江東区の中1生大会にお呼ばれし、試合に出してもらったそうです。全国出場の某中学には負けたようですが、「あとは全部勝ちました。」と報告してくれました。!(^^)! そりゃそうでしょう、中学生よりも何倍も練習してますからね。みんな自信を持って進学してくださいな!


この3日間で、なんと3年生の7番さんはサーブミスが「0」でした。成功率100%です。これは普通の出来事ではありません。ものすごいことです。

7番さんの勉強の頑張りもものすごいです。書きつづけて来た「マイ新聞」はとうとう750号を近く、本人の目標は3年生が終るまでに「1000号」書くというものです。1000号・・・1000枚ですよ。大人でもできませんよ。1000枚の新聞作り。

こういう人を「努力家」というのです。
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曾子曰、吾日三省吾身、爲人謀而忠乎、與朋友交言而不信乎、傅不習乎

漢語だと、
「曾子曰、吾日三省吾身、爲人謀而忠乎、與朋友交言而不信乎、傅不習乎」

読み下し文だと、
「曾子の曰わく、吾れ日に三たび吾が身を省みる。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝うるか。」

さらに、現代語訳をすると、
「曾子がいわれた、『私は毎日何度も我が身について反省する。人の為に考えてあげて真心からできなかったのではないか。友達と交際して誠実でなかったのではないか。よくおさらいもしないことを[受け売りで]人に教えたのではないかと。』」


長い人類の歴史を輝かす思想。人間にしか生み出すことのできない「思想」。犬や猿にこういうことを考えろといっても絶対にできない。人間が人間たる証です。こうしたことにも関心を持てる辰巳っ子であってほしい。私の深い深い願いです。
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3連戦2日目

辰巳っ子がすぐに知りたいのが「サーブ率」でしょうから、そこからのせますよ。

①7番 100%+19%=119%
②3番 100%+15%=115%
③1番 79%+30%=109%
④4番 93%+15%=108%
⑤2番 89%+18%=107%
⑥6番 92%+8%=100%
⑦5番 83%+11%=94%

今日一番に指導ポイントにしたのが「相手意識」でした。試合は相手とのかけ引きで点数が変わってきます。相手の動きをどう見てどう対処し、いかにつないでいけるか。こちらの攻撃ではどこにどういう攻撃をすれば点が取れるか。その意識付けのために「データ管理」をしました。

上記のようなサーブ率を3セットごとに集計して発表し、そのたびにサーブ順を変えていきました。だれもが1番目に打ちたいわけですから、子どもたちは一生懸命にエースを取る工夫をしていましたし、ミスをなくそうとしていました。その効果が、2人のサーブ成功率100%にあらわれていると思います。
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3連戦初日

今日から3日間の練習試合をして冬休みの総仕上げです。

初日は小○川練習会に参加。
なかなかレシーブの良くならない状況ですが、フォーメーションの修正ができたので、まあまあ良しとしたいと思います。

ブロックが1人で、あとの5人もレシーブに回っているのですから、ノータッチで決められるのだけは恥と思わなくてはなりません。何がいけないかと言うと、スパイクコースの読みがすごく甘いのです。観察力、分析力、集中力に問題があります。

今日から個人成績も取り始めました。その結果で次の試合のサーブ順を決めます。明日のサーブ順と今日の成功率・エース率です。

①2番 94%+31%=125%
②4番 97%+18%=115%
③5番 77%+23%=100%
④7番 100%+0%=100%
⑤1番 68%+24%=92%
⑥3番 83%+4%=87%
⑦6番 57%+14%=71%
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6年生コーチ体制

今日の練習では6年生をコーチ役にして、下級生の個人教授をしてもらいました。男女6年生が12名いる現状、下級生に1対1で指導につける人数です。

教えはじめれば子どもの方がていねいに教えてくれるのは、学校の授業でも同じ。「先生役」になった子は、自分の理解していることを優しく教えようとしてくれるし、教えることによってさらに理解が深まる効果もあります。

この指導体制によって目覚めたのが5年生エース。指導をしたのが6年生エース。教え方が良かったのでしょうね。断然ミスが減りました。

新チームのベンチには6年生がコーチ役として入ります。頼りにしてますよ、6年生のみんな。


ところで、新チームは相変わらず5年のミスを3年がカバーし、それをまた5年がミスするというパターンが続くので、5年生を一人レギュラーからはずすことにしました。5年3人、3年3人でチームを組みます。だれがはずれるかはその日の状態次第です。なんとか谷底からはいあがってきてほしいと思います。
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伸びていくのは6年生ばかり(練習初日)

練習初日。新チームの2名のみが無断欠席。
2年前から何度も指導していることですが、無断欠席が出るようなチームは絶対に強くならないし、教える気もしないということです。

「無断欠席をするような子を辰巳ジャンプに誘ってくるな。」

これも何度も言っています。引き留めようとも思いません。
そして、そういう子が出るということは、チーム内が上っ面の人間関係しかない証拠なのです。いったいこんなふうにやめていった子がこれまでに何人いると思っているのでしょうか?5年生以下には10人もいるのです。


6年生は発熱の2人以外の全員がきっちりそろう。今日も楽しそうにクイックやバックアタックなどの練習を自分らでやっている。ほったらかし状態なのにどんどん伸びていく。

皮肉なものですな。

ふと思ったので、つぶやきます。

今、6年生はとっても楽しそうにバレーボールをしています。一見するとふざけているような場面にも出くわしますが、しかし技術の高さがそれをカバーしているので、ラリーが続くし、決まるときはものすごいスパイクが決まったりします。

何よりも、みんな仲良く、あーでもない、こーでもないと大騒ぎしながらバレーをしています。

大会に向けて苦しいほどに頑張っていた時ともちがうし、たぶん中学に行ったら今の楽しそうな姿はまったく見られなくなるでしょう。

この我が子の姿を心の戸棚のひとつに大切にしまっておくのも、親として宝物になるのではないかなぁと思ったわけです。

6年生の保護者の皆さん、いかがでしょうか?


逆に、下級生の練習は見ない方が良いと思います。
私にしぼられている我が子を見るのは胃に悪いですから(苦笑)
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幼小中一貫教育のすすめ

「政府・与党は、小中学校の9年間と定められている義務教育に幼稚園などの幼児教育を加え、期間を10~11年間程度に延長する方針を固めた。
 幼稚園―小学校の区分による環境の変化が学力のばらつきを招いているため、幼稚園を義務教育に含め、一貫した学習体系を構築するのが狙いだ。」


実は、私がこの掲示板を始めたころに「辰巳学園地区構想」や「辰巳総合スポーツセンター構想」なるものをさかんに提唱しました。幼小中の一貫指導によって地域の教育力を上げるというプロジェクトです。その考えに沿って「辰巳幼・小の通年交流」を実現しました。中学にもバレーボール交流を投げかけようと「外部コーチ」「合同練習」という形でアクションを起こしたのですが、こちらは実現できませんでした。

小規模校化が進んだ辰巳小学校はフットワークが軽いので、こうした新しい試みを進めやすい環境にあるのです。私が提唱した「辰巳学園地区構想」は絶対に先見性があったと今でも思っています。しかし誰も理解することができなかった。

このプロジェクトが5年前にスタートしていれば、私には多くのアイデアがあり、世間から注目される辰巳地域を実現できたはずなのですが、本気でそういうことをやろうなどど思う上の人はいませんでした。いつしか私は、「こんな中途半端な小中連携は時間の無駄なだけである。協力できない。」とそっぽを向くようになりました。この気持ちは今でも変わりありません。

辰巳の中に注ごうとしていた私のエネルギーは、「辰巳の中に可能性を見つけようとしてはならない。もっと広い世界に子どもたちをいざなおう」という考えから、そのほとんどが「辰巳地域外交流」という方向に流れていきました。結果が「J-KIDS大賞」です。

幼小一貫教育は、まだ政府・与党の政策段階ですから、実現にはまだまだ年月がかかるでしょう。しかし、これで「6・3・3制」は完全に過去のものとなり、幼2年を加えた「14年間」をどう分けて、または連携させていくかという論議に大きく流れていくでしょう。

これに「特別支援教育」が加わり、この複雑極める学校教育の時代、なかなか面白くなってきました! え?何が面白いかって? それは「やったもん勝ち」の時代に入るからです(^_-)
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今日は何が伸びたのか

この冬休みは昨年のように遠征続きにはせず、できるだけ6年生に相手をしてもらっています。その方が、中学進学を前にして6年生の技術も落ちないし、高いレベルのバレーを相手にするので下級生も良い経験になるからです。

新チームの今日は、3年生の成長ばかりが目立っていました。
この3年生がどうして伸びていくかというと、重要なポイントがあるんですね。それは「明るい」ということです。怒られてもすぐに笑顔を作ることができる。くよくよ気にしない。そして知らないうちにいろんな技を研究して身につけている。不思議な3年生。宇宙人かも知れません(笑)

こういう楽天的な考えができる集団でなくてはなりません。ひと言注意されると気持が腐ってしまうのでは、アドバイスする方も嫌になってしまいます。何か言われたら「あっ、そうか!じゃあ、次は頑張ろう!」と前向きに進む子はやっぱり伸びます。教え甲斐があります。
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