地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武8000黄電出現記念・京急デト11+12

2017-07-11 00:00:00 | 事業用車両


 昨日検査出場した東武8575F (大師・亀戸用) は何と、黄色に赤帯 (と申しますか、正確には濃いオレンジ帯) ということで、「ナナハチの昔、そんな試験塗装もあったっけ?」と驚くばかりですが、そこで早速ネット上に流布している速報画像を眼にして絶句……。これはドシロート眼には京急デトですな! (^^;) もしかするとこれは、京急と西武の塗装相互直通運転ムーブメントに東武も参入するということなのでしょうか? 



 その内幕は、もし今後京急と西武に東武っぽい色の車両が現れるとすれば、自ずと明らかになることでしょう。例えばリバティ色とか (笑)。……いやいや、どう見ても黄色も赤も色合いが異なり、京急&西武の相思相愛とは少々次元が違いますので、以上は妄想過ぎる与太話ということで失礼しました (^^;;)。
 それはさておき、とりあえずそんな珍奇な出来事の記念として、京急デトの手持ち画像を外付けHDの中から掘り返してみたところ、何と!機器更新を終えて間もないデト11+12の画像を5年少々前に撮ったきり、全くアップしていないことが判明しました (滝汗)。そこで、急遽ここにレタッチしてみましたが、そんな画像が山のようにあるわけで、思わず戦慄です (^^;;)。

鉄道総研のナゾ新幹線ボディを撮る

2015-10-22 12:00:00 | 事業用車両


 先日の鉄道総研訪問では、湘南色のキハ30もさることながら、223系ボディの燃料電池車のご開帳も非常に楽しみにしていたのですが……残念ながらその期待は極めて微妙なかたちで裏切られました。確かに展示されてはいたのですが、車内を小学生以下のお子様とその引率者限定で公開……ということで、先頭ドアの前にはハシゴがかけられ、さらに運転席の周囲には列整理用の柵が……(-_-メ)。「大きなお友達」は、これでは全く楽しめません……(号泣)。そのうち、果たして何時になるかは分かりませんが、キレイな編成写真を撮影可能な状態で223系燃料電池車が展示されるタイミングと曇りが重なるのを、激しく期待し続けることに致しませうか……(鬱)。



 それはさておき、これは展示対象車両と言えるのかどうか分かりませんが、とにかく撮りやすい位置に、新幹線ボディ・華奢な雰囲気の台車・スカスカな床下・他ではまず見かけない塗装……という、強烈にマニアックな好奇心を誘わずにはいられない車両が放置 (?) されていました♪ この標準軌車両を試験線へと引っ張り出すにあたっては、1067mm線路とブチ当たる部分のレールが存在せず、保線用車両用の脱線ポイントのような特殊な渡り線をその都度設置するのでしょうが、とにかく構内の標準軌試験線とも完全に孤立した位置に置かれており、何とも言えない悲哀が漂ってきます……(そこがまた良いのですが。笑)。果たして何の実験に使ったのでしょうか?!
 というわけで、鉄道総研の車両展示では、もちろん自走可能な車両群にも期待しているのですが、出来れば今後、いつも撮りにくい位置に放置されている超ワイドボディ車両のような、想像を絶する奇妙奇天烈なゲテモノ系車両の形式写真を撮影する機会があれば……と思うのは私だけでしょうか?

鉄道総研「平兵衛まつり」キハ30御開帳

2015-10-14 00:30:00 | 事業用車両


 本日は目出度き鉄道の日ということで、前後する今月・来月には全国各地で様々なイベントが開催されていますが、今年の日比谷ヲタイベントは個人的にパス (^^;)。日比谷を訪れるとしたら関西系鉄コレに吸い寄せられたから……というのが個人的な定番パターンなのですが、当面のところ既に発売された関西系鉄コレの仕掛品が塚をなして食傷気味であるのと、今週と来週は日帰りで関西に出張するため、阪急も京阪も余っていれば駅で買えば良いかな?と思っているところですので、まぁ日比谷の阿鼻叫喚には付き合わなくて良いだろう、と (笑)。
 その代わりというわけではありませんが、先週土曜日には武蔵国国分寺村の平兵衛新田にて年に一度の豊作秋祭り、もとい鉄道総研の、10月第二土曜日恒例・平兵衛まつりが開催されましたので、久しぶりに訪れてみることにしました。過去何回か訪れた際には、余り撮りやすくないスペースにてバッテリ駆動の路面電車2種が展示され、それはそれで非常に貴重で面白かったのですが、本当に撮りたいのはJR系の貴重な車両……キハ30とかDD16とか……。これらが展示されたのも見たことがありますが、とにかく形式写真を撮るには不向きだという印象しかなく、いつの間にか期待も薄れて少々ご無沙汰になっていました。




 ところが何と! 昨年開催時の画像をネットで拝見しますと、新たに構内西側のカーブ試験線&車庫周辺が見学の対象となり、秘蔵のキハ30やら223系ボディの燃料電池車やらが撮りやすい状態で並べられているではありませんか! ただ惜しむらくは、北の舗装面スペースから南の車両を撮る、という感じになっていますので、天気が良いとド逆光……。そこで、曇りと平兵衛まつりが重なれば、是非再訪してこれらの秘蔵車を拝んでみたいものよのぅ~と思ったのですが、毎年必ず同じように展示・撮影会をやってくれるという保証は無し (実際、今年は過去の定番であったHi-Tram実演運行は無し)。それでも、折角平兵衛まつりの日に曇ってくれた以上、一か八かでアタックするしかありません。
 そこで、本当に湘南色のキハ30と御対面出来るかどうか、マジで心臓バクバクで鉄道総研の門をくぐったところ……何と!本館前に置いてあったリニア試験車両が北側の芝生に移動し、非常に撮りやすくなっている……。まぁ、お子様が周囲に大量にいらっしゃいますので (鬱)、撮るタイミングは滅多に巡って来ないのですが……。
 それでもまぁ、いろいろ展示も変わりつつあるようで何よりじゃ、と思いつつ、入口で頂いたパンフにも西側カーブ付近での車両展示があることに気を良くして、猛烈な (?) リア充家族連れの人混みをかきわけて (?) 前進しますと……ををを! サイドを含めてキハ30を撮影可能♪♪ 欲を言えば、ロープと車体をもう少々離して頂ければ良いのですが……とりあえずこうして置いて下さるだけでも文句は言えません。
 それにしてもキハ30、本当に減ったと思います。この鉄道総研所有車は自走可能とのことですが (エンジン起動時間もパンフに記されていますが、その時間は逃した! ^^;)、関鉄のキハ101・102は既に水海道のコレクション化し、しかも先月の豪雨で浸水……。キハ301も物置となって久しく……。いすみ鉄道に転じた久留里の1両は今のところ大多喜の置物となって再起は未定。というわけで、残る可動車は水島臨海に転じた1両 (そしてキハ35を含めれば、関鉄からフィリピンに転じた6両も)のみ! まぁそれでも、可動車が一両も存在しないキハ23・45・53と比べれば、キハ30の境遇は期せずして全然マシなのかも知れません。

秩父広瀬川原の小粒な力持ち・D15

2015-03-26 00:00:00 | 事業用車両


 昨日は、いつもお世話になっております「きえふにいさん」様と、どう考えてもマニアック過ぎる春の宵を過ごそうということになりまして、都内某所にある中央アジア料理店へ。おそロシアなタタールのくびき (何じゃそりゃ) という気配漂う料理を食らってピーヴァに酔いつつつ、鉄ヲタな話題からカメラ・レンズの話題、そして誰もが聞いて呆れるような何処かの国際情報誌に載っていそうなネタに至るまで、縦横無尽に語る、否へべれけに管を巻くというひとときを過ごしました (今回は余り鉄ヲタなトークはせず、写真カメラネタが多かった)。しかしまぁ、いずれにしても最後にたどり着くネタは……ウ・リ・ナ・ラ! (滝汗) というわけで、きえふにいさん様には濃厚な時間を共有させて頂き、心よりお礼申し上げます~!
 ところで、きえふにいさん様と私とをつなぐ接点のひとつは《秩父趣味》であり、しかもそれは昨今のSLやら1000系やらに由来するものではなく (どちらも大好きですが ^^;)、それらが登場するよりも前の《小豆ツートンへの一途な愛》であったり《半鋼製・運輸省規格型100系への溺愛》であったりするのですが、きえふにいさん様はそんな秩父愛を一途に貫かれ、昨年登場した小豆6000系やジオパーク7500系を度々撮影されたほか、今年のSLパレオ処女運行を見事に激写されています。さらには、そんな秩父鉄道の車両群をダシにして、Kindle版の撮影教本まで出版されているという……! しかし私は、やれインドネシアだミャンマーだタイだ、関西だ……と浮気に浮気を重ね、こんな移り気だからこそ何事も成すこと能わず、という体たらくであることを痛感させられた次第です (滝汗)。



 そこで「そういえば前回秩父鉄道を訪れたのは何時だったか……」ということでHDを漁ったところ、何と!昨年5月の広瀬川原まつり以来の御無沙汰となってしまっておりました……(激汗)。しかも、そろそろ『秩父鉄道ニュース』あたりで今年の広瀬川原まつりの概要が予告され始めるという頃合いではないか……。というわけで、今年の電車並びは小豆とジオパークと鉄道むすめで決まりかな?と予想しつつ、しかしC58がステンレスカーを牽引する光景を見てみたいものだと妄想しつつ、如何なる場合にしても実は広瀬川原イベントの隠れた立役者 (イベント前後における展示車入換担当) であるD15の華麗なる活躍シーンをアップしておきたく存じます。対応連結器の関係で、控車扱いの貨車及び故障済みスイッチャーを従え、広瀬川原の構内を縦横無尽に走り回る姿は、まさにプリミティブな鉄道原風景そのものと言えましょう……(*^^*)。
 そういえば、昨年の広瀬川原イベントを一通り撮り終えたあとは、きえふにいさん様とともに大麻生から寄居まで移動し、さらに今や希少価値が俄然増した東武8000系の上品極まりないモーター音と昭和な車内を楽しみつつ小川町へ。その後は10000系に乗り換えて川越市に至り、農畜産業の集散地たる川越らしさが炸裂する焼き鳥ストリートに繰り出して超!絶品の焼き鳥に舌鼓を打ちまくったのでした♪ だいたい広瀬川原イベントの日は暑くなりがちですので、ビールも進んだものです……♪ これからの季節、桜から新緑へとホントにあっという間で、いつの間にやら広瀬川原イベントもすぐに巡って来るのですね……。こうして余りにも時間が早く過ぎ去るのを目の当たりにしつつ、ヲッサンはまた一つトシを取って行くといふ……(鬱笑)。

富山地鉄紳士録 (6) デキ12021

2014-09-22 00:00:00 | 事業用車両


 昨年から今年1月にかけて計3回訪れた富山地鉄・鉄道線のネタも一応締めくくりとします。そこでアップする隠し球は名物の凸型EL・デキ12021!
 周知の通り、もともとこのELは黒四ダム建設にからむ貨物輸送のために用意されたものです。しかしその後貨物輸送が廃れるにつれ、除雪・保線資材輸送・稲荷町の入換・上市とのあいだでの新車&廃車輸送といった事業用に特化して久しくなっています。



 というわけで、東急から部品取りとして持ってきたデハ8181と連結されているシーンといい (しかも今やデハ8181は稲荷町の上滝線寄りに移動してしまったようですので、工場入口線でこんな感じで連結されているシーンというのは未来永劫ないのかも……超貴重!)、上市送りを控えた10023Fが後ろに移っているシーンといい、まさにこのELが昨年の稲荷町の激動を見届けてきたという佳き記録であると言えましょう♪
 それにしても、とりわけ戦前・戦時中に花開いた東芝凸型ELの系譜が余り長続きせず、このELが昭和33年に登場し、その後南海ED5201 (→三岐ED301) が昭和38年に登場したのが希有な事例となったわけですが (他にありましたっけ ^^;)、この優雅なボディを眺めるにつけ……もっと量産されて全国に散らばっていればどんな貨物シーンが各地で展開されていたのだろうかと思います。