地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

相鉄12000系・大崎行きで運転

2020-05-30 10:42:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 かねてからJR渋谷駅で進められて来た山手線ホームと埼京・湘南新宿・相鉄直通ホームの並列化工事は、本日と明日にわたり後者を全面運休として突貫工事をすることで大団円を迎えることになりますが、この結果、横浜市内から渋谷へ向かう場合、気分的なラクさという面でJRは相当のアドバンテージを得ることになりそうです (東横線は横浜も渋谷も地下深く沈んだため)。すると、間もなく渋谷への道が二つに増える相鉄においても、一定程度の客をJR直通につなぎ止めておく効果を生むことでしょう。



 そして考えてもみれば、本日は相鉄JR直通線の開通からちょうど半年。初日のあの凄まじい熱気は、その後案の定すぐ下火になったものの、とにかく手品のようにラクに山手線内に向かうことが可能であることは確かで、定期利用客が次第に増えて行くことが予想されました。しかし突然鉄道業界も飲み込まれた肺炎禍のため、横浜行きですら空気輸送な日々がしばらく続いた中、相鉄JR直通線が空気輸送であったことは想像するに難くなく……。今後もリモートワークの普及により、所期の投資効果を得ることは暗雲が垂れ込めているとしか思えませんが、とにかくも快適なルートであることは間違いなく、時間をかけて定着して欲しいものだと思わずにはいられません。
 というわけで、ちょうど開通から半年という節目に、12000系がレアな大崎行きで運行されることから、散歩がてらいそいそと撮って参りました。う〜む、やっぱり良いですね、12000系……。ボロ好きな私が最新型電車を絶賛するなんて余程の車両ですよ……。昨日発売されたTOMIXのN模型も注文殺到・売切御免のようで、本当に何よりです。

大井川鐵道2019夏 (4) 近鉄16002F

2020-05-28 18:00:00 | 地方民鉄 (東海道)


 しばらく電車の運行は1日1往復として線路磨きに充て、残りの列車はバス代行という極限の臨時減量ダイヤに踏み切っていた大井川鐵道は、来たる6月13日以後普通電車の運行を通常どおりに戻すとのこと。この動きは、鉄道界がこれから徐々に平常を取り戻して行くプロセスを象徴しているようにも思われ、本当に何よりです。そういえば大井川鐵道の公式ツイッターでは、長らく検査を受けていた21000系1本が目出度く美しい姿を取り戻したと伝えていました。



 一方、昨年の夏に訪れた際には、調子が悪くなって最早動かすつもりがなさそうな16002Fが大代川側線に放置されていましたが、そのうち部品を全て取られて解体されるのか、それとも奇跡の復活となるのか……。ついこの間までは (?) 近鉄でも大井川でも極めてありふれていた紺+オレンジの特急色は、本家近鉄での新塗装化と12200系の廃車進行、そして大井川での離脱により、いつの間にか貴重な存在になりつつあるように思います。それだけに、オブジェのように置かれた16002Fの存在は、これはこれで過渡期を象徴する光景と言えるかも知れません。

相鉄新7000系、残り3本活躍中 (下)

2020-05-27 18:31:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 本日、相鉄の2020年度設備投資計画が明らかになりましたが、昨日「そろそろ東急直通用の20000系を準備する頃合」と記した直後だけに、自分自身の予知能力に驚いています (笑)。そして本当に、20000系10連6本増備、最終的には16本用意と記されていますので、いよいよ開業を見据えた相鉄の本気が現れてきたようです。



 ということで、新7000系の残り3本は今年度中に消えることが確定ですね……。昨日は3本全てが日中運用に入っていたものですが、思うに自らの廃車が決まる設備投資計画発表を控えた静かなメッセージのようなものだったのかも知れません。
 そして恐らく、9000系の中で唯一リニューアル・YNB化されていない9701Fも、今年度限りなのかも知れません。また、今年度も含めて今後15本の20000系が入線するということで、ひょっとすると現時点でYNB化されず白いままの8000・9000系は全て引退することを意味しているのでしょうか……? いやはや、相鉄が大激動期に入ってきたかの感があります。
 また、2022年度末までの計画でホームドア完備を目指すとのこと。ホームドア整備による人身事故の激減は東急で実証されているところですから、路線が短い相鉄でも一気に整備を進めようということでしょう。今年度は二俣川・大和・湘南台が対象となるとのことで、二俣川駅でのこんな感じの駅撮りも過去のものになって行きそうです。

【補足】相鉄発表の詳細なPDFによると、20000系の一部は純粋な新造・増備とのことで、新横浜延伸により所要編成数を増やすという判断なのでしょう。すると、8000・9000系の全てが消えるわけではなくなり、SIVを登載した8000系後期車がYNB色になって延命されることになりそうです。

相鉄新7000系、残り3本活躍中 (上)

2020-05-26 19:53:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 相鉄&東急新横浜線の開業を控え、最近は保安機器改造のため東急3000系が恩田や金沢八景に入場云々という話を目にすることが増えましたが、相鉄の側でもそろそろ東急乗り入れ用の20000系を大量に準備する頃合となることでしょう。したがって今は、残り10連3本となった相鉄新7000系を撮って乗って楽しむ最後のチャンスとなっていますが、幸いにして沿線に誰もいないのは実にある意味で相鉄らしく、沿線ファンがまったりと最後のひとときを味わう状況が続いています。



 そんな最中に今般の新型ウイルス問題が起こり、私自身は完全在宅化のためしばらく電車に全く乗らず、自宅の周囲半径数kmの中で過ごす日々を過ごしていましたが、緊急事態宣言が解除された今日、54日ぶりに是非電車に乗りたいと思いまして、短時間の買い物のため横浜に往復して参りました。そのついでに折角ですので、久しぶりに駅撮りもしてみたいと思い、二俣川で約30分ほど撮り鉄してみたところ……7752Fの特急キターッ! 7753Fの急行キターッ! それはあたかも、新7000系が「お疲れさん」と言ってくれているようでもあり、大満足のうちに今夜は久しぶりにビールを飲んでしまいました (笑)。
 いっぽう、全ての窓が多少なりとも開いた状態になっているのは、これはこれで時代の記録であり、恐らく新7000系運行終了のそのときまで続くことになるでしょう。
 今日唯一の遺憾は、午後になると雲行きが怪しくなり、相当暗い中での撮影とならざるを得なかったことです。ISO2000まで感度を上げましたが、それでもアンダーな画像となってしまい、レタッチで救済するのは非常に大変でした。それでもイマイチ眠い画像ですが、これ以上いじると不自然になることもあり、何とも難しいものです。


YNB相鉄8709Fと埼京線E233系

2020-05-25 18:08:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 本日、約50日にわたる緊急事態宣言の解除が発表されましたが、怪社では1月下旬頃から次第に警戒モードを強め、3月に入ると様々な行事が徹底的に簡略化され、3月末以後は徹底的にテレワーク化されましたので、ここまで本当に長い道程でした。そして少なくとも今後1〜2週間は完全テレワークを継続し、少なくとも夏までは大部分をテレワークにしつつ、たまに必要に応じて怪社に来るべしという通知が来ましたので、しばらく平常は遠い状態が続きます。テレワークでも何とかなる反面、人が顔を合わせるのも大事という商売であるだけに、まぁ何だかなぁ〜という気がします。
 それでも少なくとも、用心しながら電車に乗っても差し支えなし、というのは大きいですね。3月下旬から4月中の首都圏の状況はどう考えても問題で、テレワークで間に合う人は電車に乗らない方が良いことは言うまでもなく、私もその通りにしておりましたが、やはり鉄ヲタにとって、目の前を走る電車に乗ることは望ましくないという状況は、どう考えても精神衛生上宜しくありません。



 というわけで、自宅周辺で徒歩のみで生活する自粛生活の間(私は車に乗りません)、たまに気分転換で散歩をして電車を撮っても、今ひとつ気分はすっきりとせず……。窓が悉く開いている電車を撮ることで時代の記録としたことは確かではありますが……。
 そんな中、一度だけ快哉を叫んだことがありました。長めの散歩をして海老名あたりまで来て、しばし相鉄と埼京線を撮っていたときのこと、8000系のうちYNBへの塗装変更第1号となった8709FとE233系がちょうど並びまして、連写!連写!連写! (笑) まあ海老名駅の手前ですので、すれ違う確率が高いスポットではあるのですが、8709Fですから……(*^^*)。
 さて当面、都内のオフィスに久しぶりに行くのは来月以後となりますが、まずは横浜にサックリと出かけて久しぶりに買い物をするのが楽しみです……。また、都内に出るにしても、基本的に空いている相鉄JR直通線を利用して西大井まで行けるのは本当に有り難いです (西大井〜品川間が混むのはネックですが)。もっとも、来年相鉄&東急新横浜線が全通し、南北線や都営三田線に直通するようになれば、怪社にも乗換なしで行けますのでそちらにしますが……(^^;)。
 以上、極めて個人的な内容ばかりで大変失礼しました (汗)。
 皆様も御自愛下さい。引き続き協力で乗り切りましょう。