今回の高山線富山口初訪問のもう一つの目的は……濃いぃ貨物スポットとして広く (?) 知られる速星駅への初巡礼 (^^)。ここはかつて車扱貨物華やかなりし頃、防護カバーもいかつい銀色の硝酸タキをはじめ様々な化成品タキで賑わったところであり、その様子の一端はリンク頂いている「ロジ担」さんでも紹介されておりますが……いつか必ず行きたいものだと思っている間に昨年春の車扱貨物大打撃ダイヤ改正が断行されてしまい、タキは全てタンクコンテナ積載のコキ106・200に切り替わってしまいました……(-_-;)。全く以て、車扱貨物趣味は思い立ったそのときが華、いつ何がどうなるか全く分からないと心得て聖地巡礼すべし……という鉄則を思い知った次第です (滝汗)。
もっとも、化成品タンクコンテナにも、タキほどではないにせよ独特のデンジャラスな雰囲気があるのも事実です (と思っているのは私だけ? ^^;)。そこで、折角の久々の富山訪問の機会を活かし、コキの出入りがそれなりにあって盛業中の速星の様子を是非眺めてみようと思ったのでした。
毎日一回富山貨物駅からコキを連れてくる高速1090レは、ちょうどキハ58が運行される時間帯と重なってくれますので(しかも速星には短時間のうちに続行運転でやって来るという美味しさ♪)、撮影効率は上々! 空はすっかりドピーカンとなり、側面が影になってしまうなぁ……と思いつつも、まぁレタッチで明るく補正すれば良いか、と呑気なことを考えていたところ、やがて遠くでDE10のヘッドライトが輝き出し、ゆっくり堂々とコキ編成が接近して来ました。DE10のJRF新更新色そのものは、既に新鶴見・愛知機関区所属機ですっかり見慣れた存在ですが、考えてもみれば旋回窓装備車を撮るのは初めてだったりします。ううむ……寒冷な環境との闘いに備えたゴツい表情が何とも言えません……(*^^*)。
駅本屋がある1番線に到着した列車は、キハ120の富山行と交換してしばらくした後いったん越中八尾方に向かいますが、踏切を余り長時間封鎖しては宜しくない……ということで、その後は速やかに推進運転で工場側の側線に入ります。そして、コキ編成をまるまる切り離して単機のままホーム脇の側線に転線し、ホーム富山方先端のさらに先まで進んで作業終了。少なくとも私が速星をあとにした10時半頃までは富山に戻ることはありませんでした(このまま午後の1093レまで昼寝なのかも知れませんが、機関士氏はその間どうヒマをつぶすのでしょうか ^^;)。
この間にDE10の動きを追い続けてシャッターを切ることウン十カット……(^^;)。いやはや、雪の白・空の青とDE10のコントラストが余りにも素晴らしかったもので……(*^^*)。