地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

CMR LINE製・中国国鉄YZ22を激賞する

2014-10-30 00:00:00 | 模型素人物欲見聞記


 最近中国では中間層の増加に伴い鉄ヲタな人々も増加し始め、そのような人々の「中国型N模型が欲しい!」という需要に応えるかたちで中台合資模型メーカーCMR LINEが出現し、N模型の第一弾として昨年東風4型DLが発売されたことにつきましては既に当ブログでもお伝えした通りです。しかしその後……第二弾として出ると予告された、これぞ最も中国国鉄らしい一品!と呼ぶべき存在であるYZ22客車は、何時まで経っても公式HPでそれらしい進捗を見せず、果たして本当に出るのかどうか気を揉んだものです。ところがついに!去る9月下旬から中国国内で流通し始め、結構売れているとかいないとか。
 しかも中国国鉄は今月に入り「高速鉄道車両と既存の緑皮車・国際列車・進蔵25Tを除く全ての客車の塗装を《新緑皮》にする」という衝撃的な発表を行い、緑皮車という存在が何やら急激に中国社会の大いなる関心事となる昨今です。「昔のボロい22系緑皮車しかなかった頃の旅は辛かったけど懐かしいなぁ……」というわけで、最近は各地域で緑皮長距離列車が無くなるたびに御名残乗車ブームが湧き起こっているわけですが、その一方で「90年代半ば以後空調搭載&新アコモで次第に中国国鉄の印象を変えつつあった紅皮車 [25G系]や藍皮車(主に25K・25T系] を塗り替えるのは果たしてどうよ?」という意見もあるようです。そんな中でYZ22を販売開始とは、恐らく偶然とはいえ何ともタイムリーすぎる話ではありませんか!!



 そんな中国国鉄YZ22客車、日本への輸入と販売は、いつもお世話になっておりますKucing様が台湾経由で手掛けておられますが、来る今週末の毎年恒例・蒲田鉄道模型イベントにて正式発売のはこびとなりました。しかし個人的には、まさにお世話になっている関係で、昨日一足早くゲットさせて頂きました♪ 何と、私が本邦での一人目の購入者だとか……有り難いことです (勿論、中国の鉄模専門店で既にゲットされた日本人もおられるでしょうが)。 
 しかもそこに至るまでがドラマチック (笑)。一昨日、と申しますか日付が変わった昨日未明、ブログを開設してから10周年の節目だからといって特に何をするでもなく、布団に潜り込んで寝るモードに入ったところ、そんな静かな一日の終わりが超大ドンデン返しの心臓バクバクなひとときに早変わり! ななな何と!Kucing様からのメールで、CMR LINE製・中国国鉄YZ22客車のN模型を正式に発売する準備が整い、個人的に購入予約していた分を「明日(=29日の昼間)以降引き渡し可能」との連絡が!! うぉぉぉぉ~!!ただでさえかねてから期待していたアイテムを、何とも絶妙なタイミングでゲット出来るということで、ブログ開設10周年を一人でまったりと味わい記念する極上の一品になるとは!! こういう究極のムッツリス○ベな自己満足こそ、当ブログの真骨頂であるのです……(笑)。
 というわけで、早速仕事帰りにKucing様のもとを訪れまして、積もり積もった台湾ネタやインドネシアネタで盛り上がりつつ、ドキドキワクワクの検品タ~イム♪ 恐らくコストダウンのためか、簡素な印刷の紙箱と緩衝プラ材のみの包装はやけにチャチに見えますが、その中から出て来たYZ22様はまさに御本尊の輝きとモールド感……。細くスッキリとしたリブ、どう考えてもヲタな設計者による渾身の見映えの屋根、ゴツくて雰囲気たっぷりの車軸発電機、外からは全く見えないのにやけに作り込んであるトイレ、どれだけ乗降時の押しくら饅頭の舞台となったか分からない (爆)ドア周辺の造作、暗い部屋でも夜汽車らしさを演出しまくりな車内灯 (最初から装備)……。あれほどウンザリな記憶ばかりの硬座車・YZ22であるにもかかわらず、「をを!旅の友よ!」という内心の叫びが沸き上がるばかりです……。
 もちろん、欲を言えばアコモ改良前の一段窓車の方が個人的により重要ですし、軟臥RW22・硬臥YW22・餐車CA22・行李車XL22がまだまだ揃わないという問題もあり、さらには牽かせる罐も東風4とマイクロの満鉄パシナくらいしかありませんので、当面は地方の慢車小運転という楽しみ方しか出来ないのは否めません。それでも、反日野郎の狼藉などまずなかった80~90年代の中国でツラくとも楽しい鉄道旅を満喫したヲッサンヲタにとっては感動的な一品ということで感無量です。
 ちなみに、御値段は4両1セットで17,820円。バラ売りは無いとのことです (メーカーがそういう売り方をしているため)。


(上)泣く子も黙る緑皮YZ22。(下)ニセ紅皮YZ22 (「ニセ」なのは、本来ならば90年代以後に製造された冷房車25G系に塗られるべき塗装が、一部アコモ改良したものの所詮22系は22系!としか言えない車両にも塗られているため)。



妻面の雰囲気もなかなか素晴らしい! 



上から車内を見てみますと、テーブル風の突起が窓パーツの一部として再現されています。こ、細かい……。



完成品を開封した状態ではアーノルドカプラーが装着されていますが、どうも連結面の間隔が広すぎるようです。後でぼちぼち、同梱の別カプラーに交換しないと……(滝汗)。

ブログ開設10周年記念・富士急5700系

2014-10-28 00:00:00 | 懐かし画像


 いつも当ブログをご覧頂き誠にありがとうございます m(_ _)m
 このたび、当ブログは「おまけ鉄ブログ」という名前でスタートして以来10周年の節目を迎えました。当初は、それこそごく限られた知り合いだけにお楽しみ頂ければ良いという程度の、まさにネットの海の中のおまけのおまけであり、いつでも飽きたら終了~というものに過ぎませんでしたが、改名してダラダラとアップを続けているうちに、いつの間にか約3000の記事と膨大な量のテキスト・画像を納めるトンデモな規模となってしまいました。そして、全く宣伝をしないにもかかわらず、いつの間にか多くの方にご覧頂いており、貴重なお時間をこのような超個人的備忘録ブログのためにお使い頂いているとは、誠に恐縮の至りでございます。
 とはいえ、こうしてご覧頂いている方々がおられるからこそ、表の世界ではヘタレな私でも、おだてられて木に登るかのような気分で更新に努め続けることが出来、かくも大きな節目を迎えることが出来たのだろうと存じます。そして、ヘタレながらも曲がりなりにもブログをやってきたことにより、多くの出会いもございました。極めてシャイで甲斐性なしな私でも、このブログをやっていること自体が今やヲタ活動における名刺代わりとなって、かなり助けられて来ました (笑)。



 というわけで、この10年間で私自身も確実にヲッサンの度を深め、怪社でもいろいろ任される仕事が増えてしまい、余りヲタ活動に注ぐ時間がなくなってしまった昨今ではございますが、ネタが続く限り、休載日が増えるもののマイペースで更新して行く所存ですので(←こう言ってみることだけなら簡単 ^^;)、引き続き余程お暇な折にお楽しみ頂ければ幸いです。m(_ _)m
 なお、ブログ開設10周年を記念して、何か特別なことをするつもりは全くございません (滝汗)。一般的には、このような特別な節目においてはパーティー・宴会の類を開いたり、あるいはネット時代のアクティブな活動としてオフ会イベントを挙行するのが習わしというものでしょう。しかし……私自身の趣味活動におけるモットーと申しますか原則は、「のんびり・まったり・ひっそりと」でございます。撮り鉄するにしても出来るだけ目立たず、余程行きたいと思った私鉄がらみのイベントでない限り、人が少ない時と場所を選んでおりますし、模型ネタにしても多くの方々の共感とはほど遠い、激濃ハードコアでマニアックな車両の製作に沈没することもしばしばであることは御覧の通りです。むしろ、表の世界ではモテ度ゼロ&ドン引きキモヲタなヲッサンによって、こうしてブログが10年間更新されてきたことは、それ自体が一つのイベントであったのだとご理解下さい (笑)。

 さて当ブログでは、節目ごとのささやかなイベントとして80年代の懐かし画像を掘り起こすのが慣わしですので、今回は何にしようか……と迷ったのですが、正直困りました (滝汗)。そもそも中坊・高坊だった頃はフィルム代にも遠征代にも事欠き、シャッターを切りまくることが出来ないゆえに上達もせず、したがってロクなカットが残っていない……。しかも、僅かにマシなカットを節目ごとにアップし続けてきたところ、いよいよストックがヤバくなって参りました。
 そんな中、何とかイケそうだ……ということで、すがる思いで再発掘したのがこちら、元小田急2200系列改め富士急5700系です! 確か中2のとき、家族旅行で富士五湖近辺のどこかでキャンプをした際、ほんの少々時間をひねり出して撮影したものですが、以前所有していたフィルムスキャナではロクに上手くスキャン出来ず、「嗚呼……フィルムが激しく劣化してしまったのか」と諦めておりました。しかし!最近マイブーム(?)となっているマクロレンズ利用のお手軽スキャンを祈るような気持ちで試みたところ、あ~ら不思議♪ いろいろレタッチにレタッチを重ねてやらなければならないにせよ、一応見られなくもない程度に懐かしい情景が甦って来たではありませんか!! 
 但し当時は半鋼製釣掛式電車大好き少年でしたので、「何で7000形(元国鉄17m車)や5200形(元小田急1900形)、そして富士急オリジナルの3600形が消えちまったんだよぉ……。この旅行の少し前まで走っていたのに……」とブツクサ文句を垂れながら、ついこの間まで自宅近くの江ノ島線でジャンジャン走っていた2200系列に「お前らのせいでこうなっちまったんだ!」と極めて冷たい態度をとりつつ、でも目の前に存在しているためとりあえず撮影した……という次第。しかし今こうして眺めてみますと、初期カルダン駆動車に対してとっていたそのような無礼千万な態度が如何に近視眼的であるか……ということが痛切に感じられ、当時の自分に「この世間知らずの○ソガキ!もっと真面目に撮らぬか○鹿者!」と叱り飛ばしてやりたい気分です (いやホントマジで ^^;)。
 今や本家小田急から失われてしまった小田急顔の中型車が、時速100kmで江ノ島線の直線区間をブッ飛ばしていたあの頃。ただただ、とにかく懐かしい……。
 そこで小田急様、鉄コレ2200系列の続編として、是非是非2300形と2320形を宜しくお願い申し上げます!! そして富士急バージョンも激しく希望……(笑)。

バンテン鉄道散歩 (6) 夜の爆走103系!

2014-10-26 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 期せずしてスルポン・バンテン線客車鈍行の運行系統が激変を迎える直前の御名残プチ旅となったランカスビトゥンへの日帰り往復。ランカスビトゥンからの帰りはパルンパンジャンで途中下車し、まずはKRD改造の超腰高・地獄の乗り心地の通勤客車による長大編成を激写したわけですが、その後には、これまた期せずしてこの日最大のイベントに浮上した超豪華な乗り鉄タイムが待っていました。そう!103系によるマジャ~タナアバン間乗り通しです!! 以前記した、テンジョー駅で交換した究極の編成とは、僅か4+4=8連1本のみとなって孤軍奮闘を続ける103系のことだったのであります♪♪
 ただ、KRD改造客車を撮った後パルンパンジャン駅に戻ると、一気にドカーッと豪雨が降り始め、しかもパルンパンジャン~マジャ間の複線の供用が始まっていないバンテン線では、夕方に近づくほどダイヤの乱れ幅が大きくなるわけで、定時で17:13発のマジャ行き103系がなかなか来ないのは冷や汗タラタラ。幸いにして12~3分ほどの遅れで103系が入線するのをホームで出迎えたときには「よっしゃ!」と思いましたが、今度の問題は……ここで交換するタナアバン行の快速ランカス・ジャヤが全然来ないため、雨が降りしきるホームに停車している間に次第に薄暗くなり始めてしまったという……。結局、パルンパンジャンを発車したのは本来マジャに到着する時刻に近い17時35分頃。「あ~あ、これじゃマジャでの駅撮りも暗くなっちまう」と気を揉みながらも、一応EOS 5D MⅡの能力を信じ、まずは帰宅客を載せてバンテンの大地を突っ走る103系の雰囲気を楽しんでみることにしました。



 まずはパルンパンジャンからチレジットへ。タナアバンから結構遠く離れているにもかかわらず、車内は結構な立ち客の数。非常に駅間が離れていることもあり、賑わう車内と疾走する走行音は、大いに常磐快速時代を思い出させます♪ やがてチレジット駅手前の大カーブにさしかかり徐行……スモークフィルムを貼られた窓から夕暮れの風景を眺めるのは一苦労ですが (夕方には外がまだ明るくても真っ暗に見えます -_-;)、車輪を軋ませながら南国の暮れゆく田園地帯を悠然と走る103系……走行シーンを想像するだけでロマンを感じます。その後チレジット・ダル・テンジョーでどんどん客を落ろし、ティガラクサで前の方はついにガラガラに! (マジャで降りる客は駅舎前に移動式乗降台が置かれた編成中央部にまとめて乗っています) チコヤ通過ということもあり、猛然と加速した103系は……そう、夕方から夜にかけて取手方面から上野へ向かう15両編成の増結5両 (東武野田線5070系を楽しんだ帰りに何時乗ってもガラガラでした♪) というノリ!! いや~柏→松戸~北千住間をブッ壊れそうな音と揺れを出しながら疾走!という雰囲気を久しぶりに満喫しました……(*^^*)。
 というわけで、マジャに到着後は速攻でCommet Cardをタッチし、何時になるか分からない発車時刻 (下りランカス・ジャヤと交換次第発車) に備えて、速攻で薄暮の中激写!! 三脚無しでも辛うじてこんな感じで撮れてしまうEOS 5D MⅡと手ぶれ補正の組み合わせ……偉大すぎます♪ そして、他でもなく電車運転区間でジャカルタから最遠の地であるマジャに、今こうして僅か1編成しかない103系で到達しているという、下手な宝くじ当籤よりも計り知れないほど貴重で鉄ヲタ冥利に尽きるひとときを全身でかみしめたのでありました……!!
 そしていよいよ折り返し・タナアバン行発車!! マジャの駅舎から遠い位置の電動車(=空いている)の車端部に陣取り、又してもティガラクサまでの猛然とした走りにアツく酔いしれまくり……!! そしてこの先、スルポン=バンテン線で随所に現れる長い駅間ごとに、どうせ夜間のタナアバン行につき混むわけない車内でデンジャラス過ぎる走りにフィーバーしまくりだろ!!と、期待値はまさにマックスになる……はずでした。
 ところが何と……ティガラクサで目の前にオッサンが一人乗ったと思ったら、テンジョーで彼の友人が乗ってきて (何でこうなるの……? それとも勤務を終えた国鉄職員??)、大音量の会話が始まってしまった……(激鬱)。その声量たるや、103系の激しいシャウトをかき消すほど……(どういうヤツやねん -_-メ)。仕方がないので隣の電動車に移ったところ……何で夜中なのに、うるせぇ○ソ○キを数人連れた家族連れがタナアバン行に乗ってるの……?? それでも、大音量オヤジ氏が乗り続けている隣の車両に比べればまだましであったため、しばらく耐えていました。すると……スルポンを過ぎても降りないどころか(内心「こいつらタナアバンまで乗る気かよ!」という悲嘆が!)、○ソ○キのおふざけが頂点に達しましたので、ついにスディマラで前方4両に移住することを決意! ところが不幸は立て続けに起こるもので……自分が立っていたドアーの位置はスディマラで構内横断踏切に当たってしまい、次のジュラン・マングまで移動はお預け……。ようやく前4両に移ってみると、マジャではそれなりに客がいたのに、いつの間にか客も減ってマッタリ静かな車内になっているではありませんか! 
 そこで、タナアバンまでの残り20分少々、末期ユニット窓車につき若草色の化粧板が残っている車内を眺め回しながら、改めて常磐快速または武蔵野線気分を心から満喫し、すっかりゴキゲンを回復してタナアバン到着! 再びスルポン方面へ向かう103系を、タナアバン駅の雑踏の中で改めて眺めつつ、「出来るだけ長生きして頑張れよ……!」と内心声をかけたのでした。

小豆旧塗装復活前祝2・秩父7500/7800系

2014-10-25 00:00:00 | 地方民鉄 (秩父)


 いよいよ明日は、秩父鉄道の秩父地域到達100周年イベントに伴う小豆旧塗装復活6000系の御披露目興行本番! ま、私は別の用事のため秩父駅でのイベントを訪れることは叶わず (苦笑)、既にネット上で出回り始めている6000系の小豆画像を眺めてみましても、濃い小豆色が正面のオデコに回っていないという点で何となく残念感が漂っているようにも思われ (西武新101系のブラックマスク部分に抵触するのを避けようという判断なのでしょうが、それでも個人的にはちゃんと小豆色を回して欲しかった……)、個人的には些か出鼻を挫かれてしまっているのですが (^^;)、これから恐らく長い付き合いになることでしょうから、じっくり撮り貯めて行きたいものです……♪



 そこで前日の前祝いとして、去る5月の広瀬川原イベントの当日に撮影した7800・7500系の画像をアップすることにします。全然小豆と違うだろう!というお叱りを受けそうですが、小豆6000系の名脇役として相応しい車両として、既に秩父路に確固とした足場を築いていることもまた衆目の一致するところでしょうから……。また、7502Fは既に「ジオパーク号」として全面ラッピングが施されており、これもこれで早く撮りたいのですが(8090→7500系には結構似合っていると思います♪)、この編成の標準帯色姿も撮ってます……ということで (^^;)。
 さらに一つピコーン!と思いつきました。ビードプレス車体でラッピングを貼りやすいという特性を活かして、7500/7800系にこそ小豆色ラッピングを施して頂けないものかと……(爆)。このマスクであればオデコの小豆色の処理に悩む必要はないでしょうし、何と言っても切妻非貫通マスクですので1002F小豆編成のイメージに近づけることも出来るでしょう。そして7800系の場合は前パン……100系や800系の再来♪と思ったのですが、さすがに7800系は左右非対称顔のため小豆塗装は似合わないですかねぇ~(^^;;)。

京都東山緑色鉄 (5) JR抹茶色113系

2014-10-24 00:00:00 | 国鉄型車両
 

 JRWはJREやJRCと比べ、路線網の特質や財務上の違いから、車両の更新スピードがどちらかといえば遅く、それが2010年代の今日に至るまで国鉄型車両大好き人間にとってのパラダイスを形作ってきたわけですが、ここにきて関西における225系の新造大攻勢、さらには北陸での新幹線開業→経営形態大変更を見据えた521系集中新造、さらに広島地区への227系投入開始など、相当様子が変わってきたことを痛感せざるを得ません。しかし、イイ加減北陸や広島にも新造車を振り向けざるを得なくなった結果、逆に総本山たる関西の一部の路線において今後もしばらく国鉄型車両のオアシスが持続されることになりそうだというのは何とも痛快な話です(国鉄型車両などどうでも良いパンピー利用客の皆様にとっては苦痛以外の何者でもないでしょうが ^^;)。



 というわけで、たまに出掛ける京都出張で僅かでも時間が生じると、喜々として湖西線や奈良線に張り付いてしまう私なのでありました……。去る5月に少々京都で撮り鉄した際には、昼過ぎ京都到着・夕方から用務・翌日は福井……というスケジュールであったことから、南へ下る103系をド順光で撮影出来る奈良線を訪れたものですが、今回は京都に夕方着&用務、翌日昼に東京に戻るというスケジュールであったため、朝方ド順光で撮影するという条件で選んだのは湖西線。113系の抹茶色化が進み、他のヲタの皆様がほとんど寄りつかなくなったといわれる中、東急ファンの超はしくれである私としましては、相変わらず喜々として「東急グリーンの113系最高!!」などとつぶやきつつ (キモッ!) 激写したのでありました……(笑)。
 それにしても、抹茶色の出現により多くのJRヲタから悲嘆の呻きが起こってから早いもので約4年。そろそろ完全に抹茶色化されたのであろうと思いつつ、駅の先端に立った次第です。しかし……実際にはもう少々状況が異なるようです (続く?)。