関東の大手私鉄各路線ではここ数年、1970年代前後の輸送力大幅増強時代を象徴する車種の急激な廃車が続いておりますが、とくに最近は京王に乗りますと、本線系6000系及び井の頭線3000系の余りの激減ぶりに絶句させられます……。井の頭線は日中まず来なくなりましたし、たまに用事で本線系を利用する際にも、6000系の姿は極めて稀なものに……。あれだけ9030系を作ったのですから当然の成り行きではあるのですが、昨年度相模原線沿線を毎週1回用務で訪れていたときには「少々待てば取りあえず来る」状態だったことを思い出しますと、僅かな時間しか経っていないのに隔世の感があります。
というわけで、そろそろ久しぶりに平日の競馬場線でも訪れて(そういえば専用ワンマン編成がシングルアームパンタ化されて以来ご無沙汰でした ^^;)、6000系落日の日々を一人静かに味わっておこうか……と思った矢先(実は先日アップの恩田画像、もし完全な曇り日でしたら競馬場線に行くつもりでした。井の頭線沿線で仕事していたもので……^^;)、ネット上の各所で伝えられ始めた6416F旧塗装化の話題には心底驚きました……。
そこで当ブログでも6000系の旧塗装を言祝ごうと思いまして、PCの中の画像をガサゴソ……出てきました!昨年の初夏の若葉台にて撮影した2連の入換シーン! この頃の相模原線では、時間帯を選べば6000系がそれなりの密度で姿を現し、とくに午前10時30分~12時頃の時間帯には地上専用車・都営対応車ともども千客万来状態でそれほど退屈しなかったのですが、既に若葉台の車庫全体をとってみれば圧倒的少数派になっていたことは否めず、仕事のついでに何度も若葉台を訪れても6000系2連の入換に遭遇できたのは1回だけ……。それだけでも十分6000系の斜陽を思い知るに余りありますが、何はさておき「せめて1度は広々とした若葉台をちょこまかと走る6000系2連を撮ってみたい」と思っておりましたので、うまく記録できて内心ガッツポーズしまくったものです(笑)。
その後この画像自体は長らくアップしそびれておりましたが、こうして日の目を見る機会が訪れたのは嬉しいですね……。しかしこれもまた、最近の鉄道各社の流行となりつつある一車種全滅直前の旧塗装復活に関連してのことですので、少々複雑な気分もあります (-_-)。
何はともあれ、そのうち是非、曇り日&平日の競馬場線にて、6416Fをのんびり撮影してみたいものです……(もう平日でものんびりとは行かなさそうな懸念もありますが)。あるいは、現行標準塗装の6417Fも早めに記録しておいた方が良いということで、どちらにしても平日の競馬場線は「当たり」になるのでしょうか。出来れば6416Fを若葉台でこんな感じで撮影してみたいものですが、さすがにこればかりは余程の強運でないと難しそうですね (嗚呼ヒマがない……)。