大阪環状線の103系が残り2~3編成となったといわれ (最後まで残るのは結局Osaka Power Roop編成でしょうか?)、阪和線の103系も続々と225系5100番台となりつつある中、103系の最後の牙城は奈良、もしくは加古川&播但ということになりそうですね……。105系の4扉車も広義の103系に含むと考えれば、奈良県を取り巻くJR路線網はまさに103系最後の楽園の観を呈しつつあるようです。
このうち、奈良の4連は奈良線を訪れれば簡単に当たりますが、それでも最近少しずつ221が取って代わっているという印象は否めないでしょう。いっぽう6連は、関西線とおおさか東線の共通運用となっており、おおさか東線の日中運用に入れば極めて当たりやすいですが、おおさか東線が全て201系であったりしますと、湊町JR難波~王寺間の往復はそこそこ時間がかかることもあって、遭遇度は格段に下がります。
というわけで、久宝寺でしばし待ち構えて「おおさか東線、全部201……」と落胆し (今後は201系が来るというだけでも超!貴重な域に入ると思うのですが)、「やはり関東人が行き当たりばったりで訪れても当たらないものだ」と嘆いた矢先、王寺行き普通がイキナリ103系で現れるとは……♪ そこで1カット目の画像を激写したのち、「次はさすがに103系では来ないだろう」と思いまして、奈良方面ホームに移動しておおさか東線201系の折返しシーンを撮っていたところ、何と!次の王寺行きも103系……! 「これに乗って王寺~奈良~京都と移動すればちょうど夕方からの会合には間に合う」と当たりを付けていた列車が103系で来たという幸運に恵まれるとは……!
というわけで、王寺までの峡谷部激走を、あたかも神聖不可侵なる神の声でも聴くかのような心地で満喫したのち王寺に到着! しかもそのまま折り返すのではなく入庫ということで、留置線へと走り去って行くシーンを有り難く後追いしたのでありました♪
う~む、今後関西線の滅多に当たらない103系6連の人気が高まると思うにつれ、昨年の時点で行き当たりばったりでたった一人撮影し、静かな車内で走行を楽しむことが出来たのは、夢か幻のようなひとときとしか言いようがありません。