京急1000形集中冷房車あらため1300形の導入によって間もなく消滅することが分かっていた琴電長尾線の旧型増結運用ですが、最新のRM誌の記事によりますと、来月頭にそのXデーがやって来るようです……。というわけで、今週と来週はまさに、ラッシュアワーの第一線で活躍する超オールドタイマーの奇跡的な活躍を目にすることが出来る最後のときとなることでしょう。私が訪れた7/9の朝、撮り鉄の数はあくまでちらほらでしたが、夏休みと運用終了間際であることが重なって、そろそろ長尾線の日常風景も非日常になりつつあるのかも知れません。
そんな中、恐らくほかの琴電オリジナル旧型車を延命させるための人身御供として廃車・解体される予定の315号も、ふだん通りの活躍を続けておりました……。
315号はドアの位置が原型と異なり、保存価値が下がることが廃車の大きな理由だと思われますが、琴電としては27・28号と同様に最大級のはなむけをしようということなのでしょう、公式HPによりますと、来る8/11・12日に何と琴平線でのさよなら運転と仏生山撮影会が予定されています。しかも、今橋から仏生山へ移された直後の23号と連結するという、極めつけの組み合わせも実現するとか……。さらに、仏生山では定番の3両並びだけでなく、300+315の編成写真や、23号の形式写真も撮影可能ということで……悩ましいメニューがてんこ盛りのようです。
うーむ、この時期はお盆の帰省ラッシュにも当たり、列車が非常に混み合うわけですが、それを我慢してでも予算を組んで行くべきかどうか……難しい選択ですね。こういうとき、もし琴電が東京に近ければ!とも思うのですが、それでは鹿島鉄道や東急8039Fのような悲惨な事態になってしまいますから、やはり高松と東京のこの距離感が良いのかも知れません。
【お知らせ】 8/1まで東北・北海道へ研修&撮り鉄に行っておりますので、更新をお休みさせて頂きます。m(_ _)m