【第1位】 東武5050系引退!・・・日本最後の釣掛式電車の牙城だった東武5000系列も、サービス上の問題や半直車の増備に抗えず、今月限りで有終の美を飾りました。10代の頃、熱く追い求めた半鋼製釣掛式電車のひとつだったナナハチ。その魂を受け継いだ5000系列。燻し銀の輝きよ永遠なれ!! そして今後は、西鉄宮地岳線の部分廃止と名鉄瀬戸線のステンレスカー化によって、大手私鉄の営業用車両 (特殊狭軌を除く) における釣掛式電車が全滅へ……(T_T)。
【第2位】 東海道線東京口から113系撤退!・・・もしこの出来事が年末だったら第1位かも知れません。とにかく、あれほど隆盛を極めた113・115系を最も代表するはずの湘南色長大編成が過去のものとなるとは! 諸行無常・盛者必衰を痛切に感じます。153・165系の時代はなおさら遥か遠く去りにけり。そして今後は、この手の顔を持つ国鉄近郊型・急行型電車が未だに大量に走っているエリアでも、淘汰のペースが加速されるのでしょう。撮影巡礼行を急がねば!
【第3位】 東急8000系列、激動続く!・・・東横線8000系の日中運用撤退、田園都市線8604・08・11Fのジャカルタ譲渡および8614F「伊豆のなつ」の登場、8590系東横撤退および田都復活などなど……本当に目まぐるしい一年でした。特に、夏までは一体何度東横線に通ったことか……。一方、8614F「伊豆のなつ」は運行距離が長過ぎ撮りにくいの一言。今後は8500系の廃車が東武直通車にも及ぶと思われ、8614Fも来年の今頃はこの色でボゴールorコタ行に?!
……というわけで、最後まで選定基準は超個人的でマニアックなものだったかも知れませんが (^^;)、この番付をご覧頂いただけでも、今年はあらゆる鉄事情が大きく動いた年だったことを回顧頂けたのではないかと思います。来年以降も、慣れ親しんだ高度成長時代の車両たちの引退は加速することが予想され、時間を出来ることなら止めてしまいたい気分ですが、それも致し方ないのも事実。来年は、去りゆく車両をめぐる事情以外は少しでも明るい年になって欲しいものですね (^_^)。では皆様、良い新年をお迎え下さい!