地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

【予告】早春の信州を訪ねて

2018-03-31 11:45:00 | ノンジャンル


【長電】小田急GSEの登場を長電ゆけむりも祝福するかのようです。



【JRE】篠ノ井線の普通列車、実は211よりもE127・2連が多い?



【しな鉄】今のところ全所属車115! 癒やしの風景です……(^o^)。



【上田】このカラーリングはやっぱ、塩田平の風景に一番似合う!

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 最近なかなか鉄ヲタ活動する時間がなかったのですが、先日久しぶりに信州を訪れ、気になっていたスポットを周遊してきました。JRE持ちの普通列車が全て211系やE127系になっていたり、上田7255Fが引退間近だったり、あるいはしな鉄の新車導入の発表があったりと、少しずつ変化は進んでいますが、今のところ車両面では依然として昭和な雰囲気が濃厚に残り、たまに訪れると本当に癒やされる思いです。
 しかし、花粉ピークに当たってしまい、しかも終日強風……。正直申しまして、死にました。あぁぁぁぁ〜スギとヒノキ要らねぇ!


ミャンマーLRBE最後の検査 (斎藤様画像)

2018-03-29 23:40:00 | 頂き物画像


 連日40度前後という酷暑の時季を迎えたミャンマーは、インフラ建設・改良面において日本と中国が激しく角逐する草刈り場となり、日本の援助で整備された線路の上を中国の援助で造られた客レが行き交い、はたまた中国系企業が落札したヤンゴン中央新駅に日本の電気式DCが出入りするという近未来図がはっきりとして来ました。そこで少なくとも間違いないのは、駅と線路が良好に整備されれば列車のスピードも上がって効率的な運用が可能となり、無い無い尽くしだった軍政時代の遺物であるLRBEの出る幕もなくなって行くということでしょうか……。とりわけ、従来LRBEの整備を担当していたパズンダウンの工場は、ヤンゴン中央駅再開発に伴ってRBE整備工場に鞍替えすることが、いつもお世話になっております斎藤様の雑誌記事から明らかでしたが、その歴史的な刻がついに到来したようです……。



 そこで、またまた斎藤さんから掲載をご許可頂いたのがこれらの画像。LRBEの最後の整備車両となったLRBE57の麗姿です……。最早この後に検査入場するLRBEは存在せず、各地で主力から外れて予備車となりつつあるLRBEは、今後検査切れとともに解体されて行くことでしょう。既に、工場内で朽ちつつあった数両のLRBEが解体されており、その残骸が散乱した状態となっており、「あと数日早く訪れていれば解体現場を見学できたのに、残念……」とのことでした。
 そして今回頂いた最新ご遠征画像の何が凄いかと申しますと……斎藤さんのリクエストで外に引っ張り出されてきたLRBE57を牽引しているのは、やはり検査入場中のマダウ線RBE2504 (名鉄キハ24)! 皆様ご承知の通り、斎藤さんはミャンマーに転じた軽快気動車を初めて (?) 本格的に追っかけられて、本邦に時々刻々最新の状況を紹介されてきた第一人者でいらっしゃるわけですが、その斎藤さんの目の前で展開されたのは、ミャンマーにおける日本中古軽快気動車の嚆矢となった名鉄キハ24が、RBEの増加のため最後の検査対象車両となったLRBE57をエスコートしているという、ある意味で最も歴史的でマニアックな瞬間だったという……。しかも、互いの連結器が全く異なる中、アダプタの類を使うわけでは全くなく、LRBE2504のスカート部分に鎖をグルグルに巻き付けて「編成」にしているという……(^^;;)。
 ともあれ、今後はミャンマー国鉄も、何事もシステマティックになり行くことで、このようなルーズ過ぎる光景も姿をけして行くことでしょう。何てことはないボロ車両どうしの連結かも知れませんが、様々な意味を漂わせたカットであると言えそうです……。


庫内入換とはいえ、日本の鉄道会社でこれをやったら間違いなく担当者クビですわな・・・(^^;


小田急1000形・早くも消えた改正ステッカー

2018-03-24 00:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 小田急の新ダイヤをめぐっては、とりわけ登戸に快速急行が停まることの是非や、急行が快速急行に抜かれてしまうことでなおさら快速急行に混雑が集中することの是非、新宿に直通する準急が消えたことの是非 (とりわけ生田以遠の急行非停車駅民にとってはショックでかいでしょう)、そして下りで多摩線ホームに発着する優等が出来たことによって階段乗り換えを強いられることが増えたことの是非が激しく語られているようですが、これらを冷静に考えれば、登戸〜新百合ヶ丘間の線路容量が決定的に限られている中で、如何にして列車を詰まらせずに流すかを最優先させた結果なのかも知れません。「とにかく列車を増やせば客も満足するだろう」「トロくても空いている列車がありますので研究して乗ってね♡」ということでしょうか。



 しかし、鉄ヲタでなければなかなか研究するのも面倒ですし、何よりも快速急行は単純明快で分かりやすい存在です。というわけで、次のダイヤ改正で何らかの是正措置が組まれるまで (否、見果てぬ新百合複々線が完成するまで)、この極端な混雑差が続くことになるのでしょうか?
 何はともあれ、一度登戸に快速急行を停めてしまったら、再び通過扱いにするのは極めて難しいでしょう。また、今回の改正でますます明確になったのは、小田急線民は何だかんだで距離の長い通勤客が多く、だからこそなるべく1本の列車で、乗換の面倒を避けながら目的地に到達したいと思う客が多い、ということでしょうか。
 そこで、再び最速列車が登戸を通過できるようにするための大義名分として、新種別を考えれば良いということになりますが、ならば……「高速」がベストでしょうか (^^;)。
 ともあれ、世田谷区民や狛江市民ではない多くの利用客にとって余りにも不都合な真実が明らかになってしまい (そもそもスピードにしても、ダイヤ乱れ対策の時間調整が執拗に埋め込まれるようになった結果、数分ほどトロくなっているような……。元々遅れ気味が常態化していたので実際のダイヤに反映させただけ、と言われてしまえばそれまでですが)、4月新学期からの学生の大規模流入を控え、多くの小田急利用者が「この先どうなっちまうのか……」という不安を抱いていることは間違いないでしょう。
 そこで、早くも低調になってしまったお祝いムードを受けてでしょうか、全編成の前面に掲げられていた大改正ステッカーが続々と剥がされています。そして、新しい幕+ステッカーなしという、今後おなじみになる光景が展開されはじめています。1000形の幕はいずれ全てLEDになりますので、今のうちに撮影しておくに越したことはないでしょう。(2枚目は1081編成♪)

伊豆急8000系を久々に撮る@熱海

2018-03-23 00:00:00 | 地方民鉄 (東海道)


 既に些か旧聞となってしまったかも知れませんが、約10日前から東急8637Fのドアが、一時期の北総車を思い出すようなカラフルな色となっており、私も昨日、大手町から帰宅する際に初めて当たりました。中央林間では、折り返して発車するよりも前に小田急の各停が来てしまうため、画像がないのは恐縮ですが……。
 それはさておき、パクアン急行様のブログによりますと、KCIでは2020年以後の日本中古冷房車の輸入を取りやめて増備は新造車に限るとのことで、従って武蔵野線205系が最後の譲渡グループとなることが確定しました。東急でこれから大量に余る8500系は、結局インドネシアに追加輸出されることはなく、東急ヲタの端くれとしては残念なことです。



 もっとも、KCIが東急から廃車発生品を購入すれば、ジャカルタの東急もしばらく延命するでしょう。しかし、武蔵野205系によって東西線・東葉高速・東急がモロに廃車の波をかぶる可能性もあります。というわけで、東急8000・8500系を記録する旬な舞台は、再び国内へ戻ってくることになるのかも知れません。
 そんなことをつらつら思っていた先日、ひょんな用事で三島まで往復して来たのですが、そのついでに熱海駅と三島駅、そして駿豆線で短時間ですが撮り鉄に勤しんでみました。天気は非常に暗かったのですが、それでもキレイに撮れてしまうのはEOS 5D MarkⅣ様々といったところです (前回アップの小田急GSE画像はその帰りに撮ったもの)。
 最近の伊豆急は「伊東ぷらんぽ」に代表されるように、結構派手なラッピングをドア脇に貼ってしまうことがあり、そのような8000系を熱海で眼にする度に「あちゃ……」と思い、伊豆急まで出掛けて撮ろうという意欲を削がれておりました。しかし今回熱海で眼にしたのは、原型顔のクハ8011 (東急時代と同じ車番) を先頭とする見事に美しい編成! 連写しまくりながら、本当に惚れ惚れとしました……(*^^*)。

小田急70000形GSEを初めて撮る

2018-03-21 12:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 何かと物議が絶えない小田急の新ダイヤではありますが、スーパーはこねの新宿=小田原間60分台という理想の実現に合わせるかのように登場した70000形・GSEの印象は鮮烈で、ふだん新型車には余り興味のないヲッサンであっても「撮ってみようかな」という気分にさせられます。というわけで早速、野暮用で三島まで出掛けた帰りに (撮り鉄もサックリとしましたので連載予定)、本厚木で快速急行を下車し、カーブを入線して来るシーンを撮影してみました。天気が悪く非常に暗かったため、50分の1秒でいちかばちかのズーム流しにしたのですが、非常にゆっくりと入って来たためカンペキに撮れたのは有り難や♪



 それにしてもこのフォルム、良いですね……。小田急ロマンスカーの伝統に名鉄パノラマカーテイストを盛り込んだとしか思えないあたりが……(^^;)。正面の薄いグレーの支柱は、果たして正面窓をもっと大きく見せる効果を狙ったものなのでしょうか。それとも、床下カバーと同じ色を入れることで、名鉄パノラマカーとの混同を避けるためなのでしょうか。
 ネット情報をいろいろ見ていますと、座り心地もVSE・MSEと比べれば全然良いとのことで、恐らくシートの厚みが増しているのでしょう。また、VSEは斜め前を向くシートというのがどうも宜しくないと思っておりまして (とりわけ背の高い人間にとっては膝が……)、この車両はフツーに進行方向を向くということですので、総じてV・Mに対して寄せられた批判を踏まえてきっちりと居住性の改善を図ってきたのでしょうか。そのうち江ノ島線ホームウェイに充当されたら是非乗ってみたいものです。
 そして今後の焦点は……模型をどのメーカーが出すのやら? 今までロマンスカーには手を出さなかった私も、今度マイクロから出るEXEαは予約してしまいましたので (何だかんだでEXEシリーズの落ち着いた雰囲気は好きです)、いずれ並べるのは楽しみです。