地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

山陽の国鉄型めぐり (10) 103系最長距離の旅

2009-06-29 03:41:00 | 国鉄型車両


 本シリーズの前回記事でも記しました通り、広島出張の翌日は関西で撮り鉄することにしまして、何のかの言って夜に大阪に着けば良い……ということで在来線を利用して移動したのですが、ただでさえ在来線普通・快速列車利用の旅は時間と体力を要するもの。18きっぷシーズンに人気が集中するのは、なるべく乗り換え回数が少なく、かつ快適な転換クロス車を利用した乗り継ぎパターンになるのは自然な流れと言えましょう。私も、今まで気分は若かったはずなのに、いつの間にか体はオッサンになってしまいまして、中長距離の移動ともなればもっぱら新幹線や特急・首都圏グリーン車のお世話になりっぱなしですので、久々の普通列車の旅も当然転クロ狙いでまったりと行きたい……と思ったのですが、いや待てよ! そういえば広島エリアだけでなく岡山エリアにも、103系が天下の山陽線を激走するという、ある意味で酔狂この上ない運用があったはずだ……ということを思い出しました。とくに、三原16:44発の赤穂線直通・播州赤穂行きは……ぬぉぉぉっ! 運転距離は144.1kmで、所要時間は2時間43分!!(列車番号が岡山で変わるのはちょいと残念) 念のため、山陽線などをはじめとした他の103系の長距離運用を調べてみても、これに次ぐのは竹原発由宇行の125kmということで、大幅に (?) 短くなってしまいます (所要時間はビミョーにこちらの方が長いのですが ^^;)。
 そこで、ここは一丁ストレス解消のため、たとえ傍目には過酷なトイレ無しロングシートの旅であっても、103系ファンにとっては強烈に酔狂で快感な乗り鉄旅をやってやろうじゃないか!という、自分でも呆れるほどショーもないファイトがムラムラと湧いてきまして、まずは三原駅で103系・和気発三原行の到着シーンを激写したのち、三原から播州赤穂まで103系で乗り通すことにしたのでした。主君への忠義に燃えて苦節に耐えた赤穂浪士の故事に学び、103系に全身全霊を捧げていざ目指さんかな赤穂へ!! (何と大袈裟な……爆 ^^;;)



 但し、とにかく2時間40分以上も用を足すことが出来ないというのは、相当な心理的プレッシャーであることは否めません (^^;)。そこで、蒸し暑い季節にあって非常に酷なことではありましたが、既に呉線で撮り鉄している段階から水分補給は控えめにしまして、三原駅でも念には念を入れて用を足し、いざ覚悟を決めて乗車! (お食事中の方には誠に恐れ入ります。ま、そもそもこんなヘロいブログを見るだけでも、余りの色気の無さにメシも不味くなるでしょうが……。笑) 
 早速走り始めた103系は、MT55の激しい唸りがスカスカな車内に響き渡ってビシバシ揺れまくり、いきなり気分はノリノリ……と思いきや、何でこういうときに限ってすぐ近くに、新○宗○まがいの奇行と意味不明な独り言を繰り返す○ソ○バ○が乗ってくるのか……まさか電動車車端部のベストスポットを捨てて他に移るわけにも行かないし……というわけで激鬱 (-_-;;;)。ところが幸いなことに、このク○バ○アは尾道で下車しまして、山と海に挟まれた尾道の街並みを103系の車内から存分に楽しむことが出来ました (^O^)。
 その後は、たまに福山など主要駅で客を入れ換えながら、103系は駅間の長い複線をガンガン快走!! そして天下の本線らしく堂々とした途中駅全てに丹念に停まります。EF210やEF66が牽引する長大高速コキ列車、それに117系や115系などが大量に行き交う本線にあって、103系は追いつかれまいとして持てる性能を最大限に振り絞りながらひた走るわけですが、その健気な走りは何やら、常磐エメラルド103系の危険すぎる走りを激しく思い出すではありませんか……!(*^O^*)
 しかし、考えはまだまだ甘かった! 岡山地区103系普通列車の真骨頂は、むしろ赤穂線にこそあったのでした……。岡山で帰宅客を大量に乗せ、一時的に首都圏や関西の103系と同じような雰囲気になったなぁ~と思っていたものの、東岡山と西大寺でドドッと下車、一気にローカルムードが増した車内と、車窓に流れる夕暮れの美しい田園風景、それに突如線路条件が悪くなって過激にジョイント音と揺れを発しまくる103系サウンドが三位一体となって、これでもか!とばかりに103系ファンのハートを熱く揺さぶりまくります!! \(^O^)/ ぬおぉぉぉ……103系には長年乗ってきたものの、赤穂線のこの走りは初めて体験する強烈な感覚……。本数がガクッと減る長船からはいよいよ夜のとばりも下り始めまして、開け放った窓から流れ込む涼風や山々のシルエット、それに薄暗がりの日生駅前で客を待つ小豆島行きフェリーの姿もいとをかし……。
 そんなこんなで、ついに景色が闇の中に消える頃に播州赤穂に到着し、目の前の223系新快速に乗り換えて103系最長距離の旅を締めくくったのですが、乗り続けて疲れを感じるどころか、先へ先へと進むにつれて気分が激しく盛り上がったのは、やはり自分の体の中に染み込んでいる「103系分」が強烈に疼き出すからなのでしょうか。とにかくこの列車、103系を愛する全ての方にお薦めです……が、トイレ問題をはじめとする体調管理はあくまで自己責任で宜しくどうぞ (笑)。
 なお、私にこれほどの感動を与えてくれた岡山H12編成ですが、広島・奈良からの転属車 (のどちらか) に置き換えられ、既に廃車になったとか。合掌……。

【お知らせ】 韓国出張のため、次回更新は早くても7月7or8日以後となります。また、7月以降しばらくの間、仕事と撮り鉄活動ともども超多忙となりますので(インドネシア遠征もありますし)、恐らく劇的に更新頻度が下がる見込みです。鉄道趣味業界とは全く接点がない人間が金銭的利益ゼロで酔狂な話題を自由放送しているだけのブログですので、悪しからずご了承下さい。

神奈臨・初夏の千鳥町物語 (2) 一瞬のヨ祭り

2009-06-28 10:25:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 先日、個人的に秘かに、しかし大いにお世話になっておりましたサイト「川崎界隈貨物事情」さんが、残念ながら約5年の歴史に幕を閉じました。管理人のSFLさんは公私ともに非常にお忙しく、なかなか新たな取材活動ができないながらも、将来へ向けて充実した生活を送っておられるとのことで、これも一つの転機、やむを得ないことでしょう。
 そこで昨日は都内某所にて、サイトの発足当初から神奈臨や鶴見線の話題などでお互い盛り上がった有志による慰労会が開催されまして、久しぶりに余りにも濃過ぎる (フツーの「鉄」でも到底理解不可能な固有名詞がてんこ盛りの) 会話が炸裂! 本当に楽しいひとときを過ごさせて頂きました~! 幹事のあまのじゃくさん・管理人のSFLさん、そしてスパイダー・銀山羊・eight8888 (ハチコー) さんには心より御礼申し上げます~m(^^)m
 


 というわけで、少々間が開きましたが、京王甲種@千鳥線のつづきです。
 京王9000系は仮台車で輸送されるため、最後尾に緩急車を兼ねて (?) 車掌車を連結しますが、最後に埠頭へ押し込まれる際には不要となりますので切り離しとなります。そこで、車掌車のみを連結して簡単な入換が行われるわけですが、今や車掌車自体がレアな存在となってしまいましたので、DL1両+ヨ1両という組み合わせも自ずと貴重かつ魅惑の光景……(*^^*)。時間的にはあっという間ですが、思わず連写しまくってしまうのは、貨物列車にヨが当たり前のように連結されていた時代への思慕が心の奥深くでスパークしてしまうからなのでしょう……(笑)。
 こうしてヨを移動させたあとは、前にアップしたような「←(先頭) 9000+DD55」という推進編成となりますが、このあとさらにまた1時間、DD55が埠頭から戻って来るまで待ち惚け……(苦笑)。しかし、悪臭漂う中でとにかく「来るまで待つ!」ことは、今も昔も変わらない臨海鉄道撮影の基本中の基本。次に起こるドラマに想像力をふくらませつつ、初夏の化学プラント群の眺めをボーッと眺め続けたのでした (笑)。

東急3450形を作る (一回で完結編)

2009-06-27 06:14:00 | 超へっぽこ模型製作


 昨年の秋、模型超初心者のくせにいきなり車体切り接ぎに手を出して、東急長津田工場のヌシ・デワ3043を製作したものですが、「デワをこうして作った以上、その前身の3450形も当然必要だろう……と言うか、マジで走らせたい!」と思いまして、昨年末に3450形×4の製作に着手しました。
 とは言っても、所詮初心者ですので特別な仕掛けは全く考えておらず、基本的には素組みです (笑)。それでも、デワ3043製作の反省点を踏まえて個人的に強く意識したのは……少なくとも塗装だけはキレイにやりたい、とくにデワ製作では手許がビビッて結局諦めてしまったドア窓まわりのスミ入れも成功させたい、ということでありました。また、実車の屋根がザラザラな塗り屋根であることに鑑みまして、塗装後のコーティングを車体と屋根とで分け、屋根にはつや消しを塗るなど、とりあえずへっぽこ初心者なりに手をかけられるところには手をかけよう……と努力してみた次第です。「GM下○沢店のショウケースに飾ってあるような、塗装グダグダなくせに2万数千円の値札がついているシロモノ4連のような出来になってはならない。GMアキ○店に飾ってある一部の極上仕上がりの作品に少しでも近づきたい……」と念じながら (^^;)。



 こんな感じで気合いを入れてはみたものの、やはりドア窓まわりのスミ入れは腰が引けてしまい、そのあいだにいろいろな車種の製作に手を出してしまいましたので、3450形の製作作業は一時期中断……。本棚に並べたレールの上で相当長期間放置された3450形は、車両工場らしい雰囲気 (鋼体やら台車やらがゴロゴロ……) を盛り上げるのに一役買う側に回ってしまったのでした (^^;;)。
 しかし、やっぱりそれではいかん!ということで、先月あたりから超緊張のドアHゴムスミ入れ&スミ抜き作業を進めてみました。そこで閃いた悟りとは……綿棒の軸をニッパーで切って鋭利な先端をつくると実に細かい作業がやりやすい……ということ (笑)。GMストアなどで売っている、楊枝の先に綿をからませたスミ取り用極細綿棒では太過ぎて叶わんです (^^;;)。その後は窓を貼ってライトを載せ、GM動力 (ヘロい走行音が釣掛駆動車っぽいため、何のかの言って使ってしまう……^^;) をピタッとキレイに装着するべく車体内側と動力双方を削って調整し……ようやく4両同時竣工にこぎつけました! \(^O^)/ 連結器が全車アーノルドのままなのは、連結の自由度を増すためということで……(^^;
 そんな折も折、まさかデワ3043があのようなことになるとは……(号泣)。
 とはいえ、竣工のタイミングとデワ3043との別れがほぼ同時に重なったのも、ひょっとすると何かしらの運命の巡り逢わせなのかも知れません。まさに、デワ3043=最後の3450形との惜別にあたって心の中で捧げるために、この4両を作ったのだ……という気分にならずにはいられないのでした。
 次の目標は……3450形の両運車・デハ3498 (デワの前身) &3499の製作ですが、いっぽうで今となっては出来に不満も多いデワ3043をもう1両作り直し、さらにクリーム+藤色 (?) の工場内旧塗装バージョンも作りたいなぁ……という気もしています (笑)。でもその前に、別の釣掛車キットとしましては……買ったまま山のように積んである名鉄AL車 (リト○ジャパン) を作らなければ……(^^;;;)。他にも、買ったきり手をつけていないGMの東急9000系・東武10000系キットやクロスポイントの京急700形キットなど、あれもこれもと買ったブツがたまっているのを何とかしなければ……(爆)。

山陽の国鉄型めぐり (9) 消えたデカ目クハ111

2009-06-26 00:38:00 | 国鉄型車両


 昨日からJRE千葉支社エリアでは、湘南色の113系を「懐かしの塗装」と称して運行しているようですが、そもそも千葉支社といえばスカ色。やや邪道を感じないでもないような……(汗)。それに、まだ必ずしも湘南色の113系に懐かしさを感じないのは私だけでしょうか (^^;)。東海道線東京口や静岡エリアから湘南色113系が消えたのはまだ2~3年前の話ですし、今でも京都や広島に行けば (一部の窓が埋められているとは言え) まだ辛うじて湘南色113系が見られます。もっとも、今後放っておくと京都エリアからは激減し (その一部が広島へ)、気が付いてみたら泡を食うことになるのは目に見えていますので、う~む、まだ辛うじて走っているうちに草津線や湖西線あたりで撮らねば……(汗)。
 というわけで、京都から来た湘南色113系がにわかに103系を置き換えつつある広島エリアですが、行く行くは113系も未更新なら瀬戸内色に、延命工事を受ければ広島風カフェオレになる可能性が高く、これはこれで撮っておかないと……。しかし広島エリアには、113系の湘南色ユニット窓車すら足下にも及ばない (?!) 最高に貴重な車両があり、やって来るたびに最高にワクワクさせられます。……そう、115系への併結に対応したクハ111の非ユニット窓車です! (^O^)



 広島エリアのクハ111非ユニット窓車は、たしか全車両が下関所属・瀬戸内色の115系G編成に組み込まれていると記憶しておりますが、G編成はたしか数編成しか存在しないはず……。このほか広島エリアの非ユニット窓先頭車といえばクハ115・600/650番台 (あと岩国?徳山?以西の2連ワンマンとしては550番台) があり、これもこれでいつの間にか数を減らして超貴重だと思うのですが、クハ111がわざわざ115系に組み込まれ、しかも1枚目の画像の通りグロベン (先頭寄り箱形押込式ベンチレーター)・分散クーラー装備のままだったりしますと、今や最高にレアですので内心激しく身悶えするほどの感激が……(*^O^*)。そして、懐かしさやワクワク感が脳内全体に炸裂するんですよね……(*^O^*)。はぁ……何故最近はこのような車両を作れなくなってしまったのだろうか……と。いっぽう、下の画像=G01編成のクハ111は集中冷房+ベンチレーター撤去姿となっていますが、この車両を3年前に見たときにはグロベンでしたので、残念……。まぁ、こうして検査を受けて現役であること自体を珍重しなければならないでしょう。
 しかしやはり……これら非ユニット窓先頭車のデカ目がシールドビームに改造されてしまったことは返す返すも惜しいことであります (-_-;)。それでも、もとのデカ目の枠がそのまま残っているのは、個人的には何となく嬉しいような気も (笑)。改造自体が相当横着 (?) をしているのか、それとも新たな珍車をつくるファンサービスなのか、真相は分かりませんが……。この珍形状をネットスラングで「ち○○ーム」と呼ぶ向きもあるようですが、なかなか言い得て妙ですね (^^;;;
 こんな感じで、割と短時間の間に超貴重なクハ111の姿を立て続けに撮影して大喜びとなったあとは、岡山行き普通列車の客となりまして、初めて115系でセノハチ越えをしたのですが (いや~今さらでお恥ずかしい。今までは寝台列車で越えただけでして ^^;)、セノハチだけでなく白市~本郷間のカーブが延々と続く山道も思い切り楽しめますね……(*^^*)。今度広島を訪れた際には、EF67撮影も兼ねて海田市以東で重点的に撮影しよう♪と思いつつ、広島での出張撮り鉄を締めくくったのでした……(広島カフェオレの画像アップは、まだ珍しくないので省略 ^^;)。
 しかし、約1年前の出張撮り鉄は、翌日が土曜ということで大阪での1泊を設定し、翌朝何となく訪れた京阪で3000系 (8030への改番直前) さよならHM姿にいきなり遭遇するという嬉しい波乱に遭遇しましたので、まだこれで終わりではないという……(笑)。そして、大阪へ向かう道中では最高に酔狂の極みな体験を敢行したのですが、それは改めて、このシリーズの最終回ということで……。

東急恩田通信・さようなら旧入換車!編

2009-06-23 14:10:00 | 大手民鉄 (東急)


 テールライトをもがれ、反射板も外されたデワ3043……。



 銘板などを外す作業を実施中……。これで解体決定……?



 検査のついで (?) に帯無し姿となった7908F! 懐かしい……(*^^*)。



 出場線には8614Fの姿が! 検査ペースめっちゃ速っ! (爆)

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 梅雨の中休みとなった本日はたまたま平日休みと重なりまして、何処かに日帰り遠征しても良かったのですが、やはり先週拝みそびれた恩田の旧入換車のその後が非常に気になりまして、自宅からささっと往復してみました。すると……そこで目にしたのは……3両の入換車が解体へと向かっている (?) 光景……(T_T)。
 まず、こどもの国線の車窓から工場内を見ると、デワ3043のドアが開け放たれて車内の諸々のブツを運び出したり外したりしているシーンが目に飛び込んできたのですが、停車してドアが開く直前、まさか自分が見ている目の前で……入換車のシンボルだった反射板が外される瞬間を目にしようとは! (号泣) 
 その後しばらく恩田駅のホームから見ていると、何と! デワのテールライトが既にもぎ取られているだけでなく、3両の側面にある銘板を外す作業が進行……。嗚呼……やはり保存ではなく解体のようで……。あるいは僅かな希望を託すとすれば、ガイコツ型テールライトと「東京横浜電鉄 or 目黒蒲田電鉄」の銘板が復活して保存、という可能性も現時点ではゼロではないと思いますが、クハ8001も既にナンバーや社紋がない今となっては儚い妄想に過ぎないのでしょうか。
 いっぽう目を転じますと、入場した7908F (先日見かけたデヤ回送は、この編成のお出迎え用だったのか……^^;) が帯無しの懐かしい姿となっていたのは嬉しいですね~。恐らく7700系も先行きは長くないと思われる中、8039Fと同じく銀まっさらな姿で営業運転に復活しないだろうか……と思うのですが、単なる帯の貼り替えの可能性もあり、出場線に出てくるまではお楽しみといったところでしょうか。
 その出場線には、先週入場したばかりの8614Fが! 1週間少々でもうピカピカになるとは……。今年の「伊豆のなつ」キャンペーンを控えて作業を急いだのでしょうが、営業運転復帰が楽しみですね~。

 何はともあれ、3両の入換車の最後を見届けて例えようもない寂しさを感じるいっぽう、7908Fや8614Fの姿に今後の活躍への期待が膨らむという、いろいろな意味で意義深い恩田訪問となったのでした……。
 それぞれに由緒ある歴史をたどり、いまこうして天寿を全うしようとしている3両の入換車、永い間本当にお疲れ様でした……。そして恩田訪問の都度、オールドタイマー党を楽しませてくれて本当にありがとう……さようなら!!
 最後に、テクノシステムの脇の道から工場内を見渡して帰ろうとしたところ、激しく感動的な光景が……。「続きを読む」からどうぞ。


 名車3450形に対する保守整備関係者の思いが詰まった素朴なHM。
 21年の時を隔てて、いま最後の3450形の正面に……。



 しばらくして、3450形ツートン復活時に用いられた (?) 池上線サボに!
 色は違えども、嗚呼何と良く似合っていることよ……!!

------------何と、解体 (?) 作業関係者の皆様によるプチ撮影会が突発的に始まり、そのおこぼれに与ることが出来たのでした……。最後の最後に偶然このような機会に遭遇できるとは何という幸せ!!! 内輪ながらもほのぼのとした撮影会をされ、私の存在に気付いて手を振って下さった関係者の皆様に心より御礼申し上げます……m(_ _)m