
この1月下旬は、東京の西を走る京王と小田急で同時に引退車両のHM装着走行が実施され、私鉄ファンとしては大きな喪失感を味わった節目として永く記憶されそうな気がしておりますが、鉄道において引退劇は同時にデビュー劇であるのも事実。小田急5000形の代替が新3000・4000であるというのは何とも気分が萎える話ですが、京王9000・9030系は好感が持てるオーソドックスなデザインですし、競馬場線2連についても「京王の昭和」を最後に飾った7000系の2連が入るということで、必ずしも悪い話ばかりではないと個人的に思っております。
そこで今日は時間があったことから、地味~に記念すべき (?) 7000系2連の競馬場線デビューを記録して参りました~。ワンマン2連が走る平日の競馬場線は超空気輸送な路線であることから、とくにHMも付かない静かな運行初日でありましたが、7422Fは厳しく冷え込んだ一日らしく真っ青な空をステンレス車体に反射させながら新たな活躍を始めていました。

そんなシーンを眺めた第一印象ですが……前パン・スカート・コルゲート付きの7000系が、VVVF音を上げまくりながら短距離の線路を加速してすぐに減速するさまは、何やら無駄に強力すぎるような気が……(^^:)。しかし、そんなおよそ競馬場線とは場違いな編成が、今後恐らく10数年~20年にわたって淡々と競馬場線の四季を走り続けることになるのだろうかと思うと、秘かに大いに楽しみなものがあります。とくに、夏草生い茂る自然緑化軌道状態と化した線路を、6000系と比べて少々コワモテ気味な編成が走るという光景を思い浮かべるにつけ……(^O^)。
そういえば、7000系の2連はこれまでもっぱら新宿方に増結されるのみで、八王子方の前パンが正面に出て来る機会は(少なくとも最近は)ほとんどなかった……と記憶しておりますので、既にシングルアーム化されてはいるにせよ、7000系の前パンスタイルを日常的に楽しめるようになったのは嬉しいですね♪
あと、東武ファン的視点から7000系の前パン車を眺めてみますと……「7872」というナンバーがやけに7870形を思い出させてくれてシビれます (私だけ? ^^;)。
こんな感じで7000系2連ワンマンの今後に幸あれ!と思いつつ、帰りに東府中にて各停新宿行を待っていたところ、編成替えで誕生した京王の新王者・クハ7777が下り線を猛スピードで通過! 今後は何やら京王7000系が濃そうですね……。

ダイヤ乱れのため競馬場線に一時的に待避していた (?) 8000系が発車!

ドンピシャ離合!! 7000系前パンと8000系の並びは滅多に見られない?!

8000系、信号待ち中。競馬場線内での「各停・新宿」は初めて見ました (^^;