地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第三ヤンゴン熱鉄記 (34) キハ181その3

2016-01-30 12:00:00 | ミャンマーの鉄道


 昨年3月のヤンゴン遠征では、環状線運用に入るキハ181を無事2編成激写し、しかも冷房キンキンのキロに激安運賃(約30円)で乗ることも出来、これだけの思いをすれば十分にお腹いっぱいのはずであったのですが、さらに「これでもか!」と偶然のプレゼントが待ち受けておりました♪ 何と……バゴーに日帰りで往復しLRBEに乗っているあいだに(恐らくその日の未明か前日の夜間に?)インセインで編成替えがなされ、2本の編成の(ヤンゴン中央駅停車時点でマンダレー方になる)先頭車が入れ替わったのです!! その事実を、バゴーからインセインBT行きのバスで戻って来たのち、インセイン駅で目の当たりにして超びっくり! 



 というわけで、コーフンしながらキロに揺られてヤンゴンのダウンタウンに戻ったのち、メシ屋でビールを煽り、「明日も撮ったるぜ!」と内心で気勢を上げたのでした (笑)。そして翌日 (活動最終日)、こんな感じで白緑白緑赤というデコボコ混色編成を激写! 「うぉぉぉぉぉ~マニアック過ぎる! 湖西線あたりの三色混合編成と比べても色のメリハリが凄い! 幼い頃、横浜線103系の混色編成にコーフンする小僧だったオレ様にとって、これは刺激が強すぎるぜ!」と鼻息が荒くなったことは言うまでもありません。
 しかも、1カット目では貫通扉が閉じられており、シャッターを切りながら「これは究極の当たりだ……」と思ったのでした。しかし、確認のためデジカメのモニタで確認したところ、輝く特急エンブレムがそっくり外されており、何だかガックリ……。ミャンマー国鉄が然るべき場所に飾っているということであれば、とりあえず文句はありませんが……。

第七ジャカルタ炎鉄録 (17) 東急8612F

2016-01-29 01:00:00 | インドネシアの鉄道


 ジャカルタの鉄道事情は、ほんの僅かの間にも目まぐるしく変化しています。切符(とゆーか1回限りのICカード)の自動販売機兼自動チャージ機の登場とか、ブカシ線での12両運行とか(つい最近まで、3~4両分しか対応しないホームの駅もあったというのに……)、スルポン=バンテン線パルンパンジャンまでの10両運行とか、南武帯の朝令暮改的な廃止(KCJ標準色化)とか、タンジュンプリオク線の朝夕増発・計6往復化とか……。ホント、KAI所属車の全車KCJ色化と合わせて、次回訪れたときには全くの別世界に変わっており、激しく浦島気分を満喫できるのでしょう……。そんな中で辛うじて変わらないものを求めて、東急車を熱く追い求めることになりそうです。



 もっとも、そこで東急車を追っかけようにも、往復4時間以上の環状~ボゴール線に数編成が走るのみでは、捕まるものもなかなか捕まりません。実際、これまでアップしてきた昨年8月撮影の東急車は、結局1~2回しか顔を出さなかった編成も少なくありません。最早、巡り会うかどうかすら、かなり厳しいギャンブルの世界となっているのです……。
 しかし、そんな東急の影の薄さを少しでも挽回して、環状~ボゴール線に東急の華やぎを添えるべく、新8007Fが昨日あたりから運用に復帰したようで、現地のネット上では「JALITA正式復活!」ということで騒然としているようです (笑)。やっぱりJALITAあってのジャカルタ電車シーンだよなぁ……と私も思います。というわけで、そんな新8007Fの正式復活を祝い、8500系も今後続々とJALITAとなって行くことを楽しみにしつつ、8612Fの画像をアップしておきます~。

変わりゆく南海2015 (5) サザン10000系

2016-01-28 10:42:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 南海では最近、ちまちまとした (?) が続いているようで、例えば由緒ある建築ということで知られた浜寺公園駅が高架化工事のため役目を終え、一部が新駅舎のデザインとして活用されるのだとか。いっぽう、泉北ライナーとしての活躍を始めた「りんかん」11000系は所詮1編成しかないため、検査時には南海本線「サザン・プレムアム」用の12000系が代走しているようです。しかし、12000系は「走るんです」一族に属する車両ですので、個人的には10000系で代走して欲しいのですが……。



 とりわけ10000系の4連で代走してくれれば、普段は7100系との連結のため隠れている難波方の前パンマスクを拝むことができるという特典があります♪ そして一際重要な点として……7000系の引退によって相棒を失った緑リバイバル塗装車が、単独4連で颯爽と高野~泉北線を快走するという夢のような光景が展開するのではないかと……♪♪ もっとも、そんなことになろうものなら、関西の私鉄ヲタの皆様が殺到し、駅ごとに大変なことになるでしょうから、とりあえず10000系が代走するとしたら標準塗装車が無難なのかも知れません。

塗装変更前の近鉄特急を撮る (2016.1)

2016-01-26 00:00:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 近鉄特急の塗り替え計画、ACEから実際にスタートし、12200系の新塗装もぼちぼちネットに上がっているようですが、個人的には……ACEはまぁ結構似合っているのではないかと思います (ACEは今までが少々ビミョーだったような)。いっぽう、12200は正直何だかなぁ~という気が。まぁ、全部塗り変わっても、相変わらず古い特急車については珍重し続け激写しまくることでしょうが、そうなる前に出来るだけ旧塗装を撮っておかねばという気分も改めて強くなるというものです。



 というわけで、先日京都に出張したついでに、ちょいと近鉄で撮り鉄を楽しんだのですが、折角雪化粧した日に訪れたにもかかわらず、京都到着が15時過ぎと遅かったため、既に平地では雪が溶けまくり……。しかも雲が去ってドピーカンの斜光線というわけでもなく、分厚い雲に光線が遮られてかなり暗い……(-_-;)。それでも、12200系の幕車とビスタEXがやって来ましたので良しとします♪ とくにビスタEXにつきましては、TOMIXから製品化が発表されたばかりですので、ちょうど良い記念となりました。また、12200系の京都~賢島特急なんて、「しまかぜ」やILの対極を行くかのようでシブ過ぎます……!
 それにしても……久しぶりに京都線で撮り鉄してみたら、特急が15分間隔から20分間隔になっており、ちょっと待たされ気分 (-o-;)。まぁ空いていますので、利用実態には合っているわけですが……。今度のダイヤ改定では、京都線特急は特に大きな変化はないようで、既にそれは済ませたということなのでしょう。

第三ヤンゴン熱鉄記 (33) キハ181その2

2016-01-24 00:04:00 | ミャンマーの鉄道


 先週月曜日のテレビ東京『未来世紀ジパング』では、平和的な政権交代がいよいよ目前に迫ったミャンマーが特集されていましたが、以前も特集していなかったか?と思うにつけ、それだけ最近の日緬関係は密接で、協力の成果が次から次へと現れているということなのでしょう。そして、恐らく番組制作陣の中に鉄ヲタな方がおられるためだと思いますが、日本の援助によるミャンマー国鉄軌道改良事業の進展ぶりを濃密に伝えて下さったのは参考になりましたね~(そして、中央駅の中にある全手動の信号&ポイント管理室にコーフン!)。
 とにかく、あの真っ直ぐ伸びる複線が、余りにも線路状態の悪さのために乗客減と列車本数減に喘ぎ、本来ポテンシャルを発揮するべき線路容量が全然活かされて来なかったばかりか、ミャンマー国民一般における鉄道の印象を薄い(悪い)ものにしていた側面があります。それが大幅に改まり、たとえそこを走る新看板列車が中国中車製のDF2000と空気バネ新型客車であろうとも、鉄道が息を吹き返すというシナリオは、大いに期待したいものがあります。



 そんな中、キハ181のうち1編成は当初、仏教聖地チャイティーヨーへの週末観光列車としてデビューし、俊足と冷房をアピールして集客を図るはずでしたが、その時点では依然として線路状態は必ずしも宜しくなく、余り客が集まらないままひっそりと列車が廃止されたのは残念なことでした。とはいえ、そこで仕事にあぶれたキハ181がそのまま放置されることはなく、アセアン競技会記念のミャンマービールラッピングを剥がし、代わりに他のミャンマービールラッピング車と同じダークグリーン基調のラッピングに衣替えのうえ、客が急増しつつあるヤンゴン環状線300ks冷房車として追加投入~♪ 
 しかも特筆すべきは……昨年3月の訪問時は車両検査の都合上、中間のキハが1両抜かれ、その代わりにラッピング無しのキロが連結されていたこと♪♪ これで運賃は環状線内どこまで乗っても同じ300ks (約30円) で、完全自由席☆ですので、まさに席にありついた者勝ちです!! ええ……私もインセインからパヤーランまで約1時間、冷房が強烈に効いたキロの車内で椅子を思い切り倒し、夕暮れのヤンゴンの街をのんびり眺めるという最高の贅沢を味わいました……v(^O^)v ただ惜しむらくは、足置き台のカーペット生地側に足を載せる場合は靴を脱ぐという不文律をヤンゴン市民が知ろうはずもなく、既にホコリと泥まみれになっていたため、うっかり靴を脱ぐわけには行かなかったことです (滝汗)。