地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東日本大震災から10年・鉄路と復興

2021-03-11 14:46:00 | ノンジャンル


 震災直後からいち早く走り始めた三陸鉄道の復興支援列車。



 仙石線の205系はいつも通りの活躍を続けています。



 京葉臨海から助っ人として入線した仙台臨海 SD55 105。



 ひたちなかは海浜公園まで延伸するという快挙に。

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 本日で東日本大震災の発生から10年となりました。神奈川県民の私が受けたダメージは、千葉以北の人々に比べれば微々たるものでしかないかも知れませんが、都内で凄まじい揺れに遭遇し、その日の夜は帰宅難民として国道246号線をひたすら歩いた記憶は決して忘れません。そして、日々の仕事に尽力しながらごく僅かでも国富を増すことに貢献して関心を持ち続けることが大事だと考えますし、実は個人的にあまりよく知らない東北を知ろうという思いのもと、折に触れて日本橋から奥州街道を歩き繋ぎながら鉄活動するということもやっております(現在は小鳥谷駅まで……昨年は緊急事態とリモート激務のため全く進まず)。
 しかし、様々なニュースに触れるにつけ、そして実際に残る爪痕を生で見届けるにつけ、まだまだ復興は道半ばといわざるを得ないでしょう。また、福島第一原発から相当距離があるはずの郡山市内や福島市内でも、線量がかなり高いことを示す計器が多数設置されているのを目にし、やはりこれは長期戦だと痛感したものです。
 そんな中、鉄路の復興が非常に大きな象徴的意味を持ってきたのは注目されるところでしょう。残念ながら気仙沼線や大船渡線のように多くの区間が廃線となってしまったところもありますが、多くの鉄路が復活するごとに道路の開通とは比べものにならないほどのアピール力を見せ、さらには先日の余震のあとの常磐線のように、サブルートとしての機能を発揮することになったのは大いに鼓舞されるものがあります。
 今後も、疫病問題という新たな惨禍が降りかかってきたにもかかわらず、鉄路の復興と発展に従事される方々に敬意を表しつつ、また折に触れて東北の鉄路と味覚を味わい、心を寄せ続けたいものです。

相鉄の日立製アルミ車2020 (1) 新7000系

2020-08-12 20:17:00 | ノンジャンル


 先日Yahooで見た記事によりますと、日立製作所が茨城北部で本格的に創業して以来今年で100年。その歴史は日本のパワーエレクトロニクスと車両技術の輝かしい歴史であったと言えましょう。とりわけ鉄道車両についてはアルミ製電車がA-Trainとして日本国内のみならず海外にも次第に広がり、英国の準高速車両Azumaだけではなく、このたびスペイン向けでも受注したということで、誠に目出度いことです。
 そんな日立のアルミ製電車技術を語る上で、相鉄向け電車は欠かすことの出来ない存在と言えましょう。1960年代後半に鉄道車両メーカー各社が徐々にアルミ製電車の量産を始め、例えば60年代後半には国鉄301系というまとまったグループが日車・川車から現れる中、日立が試作車として世に放ったのが1967年製の相鉄6021でした。のち相鉄は新6000系・7000系・新7000系・8000系を日立から購入することになりますが、とりわけ7000系以後の車両については相鉄・日立ともどもアルミ車に対して確固とした自信を持ったのでしょう。



 こうして、6021の血統を受け継ぐ者として相鉄に君臨し続けた7000系も今はなく、新7000系も新横浜線の開通を前にして残された日々が少なくなっているのは寂しいことではありますが、相鉄史・日立車両史において標した足跡が偉大なものであるのは間違いないことでしょう。
 だからこそ、新7000系が残り1本まで激減してしまい。全く走らない日も珍しくないという状態になってしまう前に、なるべく機会を見つけて撮っておきたいものです。新7000系は抵抗制御車が既に絶滅し、VVVF車も7755Fが消えていますので(この編成のボックスシートの極悪な座り心地は永く語り継がれることでしょう……^^;)、今のところ残り10連3本 (うち1本・7751Fは5+5) となっていますが、日中に2本が運用に入っていれば概ねラッキーであるかと存じます。
 今月に入って撮影した際にも、幸いにして2本が日中運用に入っていましたが、別の1本 (7753F) を撮った際には暗く曇ってしまったのが残念無念! とはいえ、個人的には既にそれなりに撮っていますので、今後もきばって追いかけるというよりも、何となく構えたら来てラッキー!というスタンスで、残された新7000系との日々をしみじみと味わいたいものだと考えております。

東武周遊2020春 (3) 日光線500系特急

2020-05-01 01:55:00 | ノンジャンル


 東武の快速・区間快速を置き換え、かつて350系が担っていた急行南会津を特急へとリファインのうえ復活させた500系。鋭い雰囲気のマスクと、暖色系の東武優等車という印象を良い意味で打破したカラーリングは何とも印象的で、日々伊勢崎・日光線を激走しています。速すぎて写し止めるのが大変 (笑)。



 そんな500系にとって、風薫る5月の連休は最大の稼ぎ時であるはずですが、今年はあらゆる客にとって乗りたくても乗れないという異常事態の中、とりわけ日光・鬼怒川方面への移動にはビジネス需要はほぼ皆無に近いと思われ、不要不急の500系特急は苦しみの中にあると思われます。そういえばまだ乗ったことがないだけに、今こうしてレタッチしながら、早く初乗車を果たせる日が来るのを待望せずにはいられません。
 それはさておき、ポポンデッタから出るN模型は、散々発売予定が延び延びになっており、公式HPでは今年8月と告知されていますが、さて出来具合ともどもどんなものでしょうか。個人的には、そのうちTOMIXかマイクロからも出ると踏んでいるのですが……。


IGR7000系の雄姿@御堂

2019-11-09 01:51:00 | ノンジャンル


 奥州街道徒歩鉄活動を挟んで多忙が重なり、更新が進まず恐れ入ります。とりあえず、こんなシーンを撮りました……ということでお楽しみ下さい。
 かつてここで三重連が絶叫していたとは思えないすっ飛ばしぶりが印象的でした。さすが701系のモーターは強い……。

埼京線新時代へ・JR相鉄りんかい三並び

2019-10-24 09:33:00 | ノンジャンル


 先日、相鉄12000系目当てに川越車両センターを訪れた際には、りんかい線の70-000系も相鉄12000系の南側に留置されており、埼京線新時代が見事に演出されていました。車両センターまつりでの並びと比べると、編成ごとの間隔が異なりますが、まぁこれはこれで良いでしょう。ヲタ殺到とは真逆の静けさの中でしみじみと楽しめましたし☆ 
 あ……当面は、ダイヤ乱れがない限り、正式には「埼京線新時代」ではなく、「大崎←→新宿間新時代」ですね (^^;)。これに湘南新宿のE233が加われば完璧な光景と言えそうです。



 こういう眺めを見るにつけ、相鉄12000系が模型化されればゲットすることは確定なのですが、りんかい線70-000形も欲しくなってしまうのがヤバイ (笑)。しかし、TOMIXの70-000形 (に限らず、TOMIXの通勤型) は基本4両・付属6両という売り方であり、「自室に10両は長すぎるし走らせるヒマも少ないので基本6両だけ買うのがベスト」という私にはどうも手を出しづらいものがあります。車番やアンテナも最後は自分で宜しくネ♡というのもTOMIXの流儀ですが、鉄コレと比べてTOMIXのアンテナは余りにも小さすぎ、近眼なのに老眼も何となく入り始めた眼には非常に辛い……。車番も自分で貼るのが面倒ですし (それを言っちゃ〜、という気もしますが ^^;)。というわけで、12000系も70-000形もKATOから出ないかな〜と思うのですが、どうなりますやら (少なくとも70-000形は、TOMIXから出ていれば他社は作らないか……)。