豊鉄渥美線を堪能したあとは、夕方からの京都での用務に向かうべくさらに東海道を下ったのですが、まだまだ時間に余裕があることから、久しぶりに名鉄経由で名古屋に向かうことにしまして、ついでに適当な場所を見計らってこれまた久しぶりに名鉄を撮ってみることにしました。
そこで豊橋駅の頭端ホーム部に向かいますと、停車していたのは2200系特別車+2300系の特急。発車後しばらくは、JRCの「ウチの方が速くて安いよ」看板に取り囲まれたり、飯田線との共用区間につき速度を上げられなかったり……と、如何にもJRCの嫌がらせのために (爆) もどかしい走りでしたが (国鉄時代は名鉄一人勝ち・国鉄の商売不熱心さゆえに余り問題にならなかったように記憶していますが、JRCの最近の攻勢はさすがに「名鉄気の毒……」という気がします)、小坂井の信号所を過ぎると一気に猛加速! このスピードの立ち上がり方はさすが新型車両です……。『東洋経済』鉄道増刊号によりますと、飯田線の営業係数は決して芳しくないようですので、この際名鉄は飯田線南部を買い戻して再び豊川鉄道とし、一気に不利を挽回すれば良いのに……なんて妄想しなくもありませんが、こんなことを記すと飯田線党からは猛反発を食らいそうですね (私も昔は子供心に飯田線旧国を神聖不可侵なる存在と見ていたものですが……汗)。
それにしても2200+2300系、中も外も洗練されているのは確かに分かるのですが、個人的にはどうも先日引退したJRE253系の亜流のような気がして、名鉄電車の一員とは認めたくない感情、または気分の盛り上がらなさが残ります (爆)。名鉄というからには、あのアメリカンな切り文字ナンバーに象徴されるように、どこかギラギラしたダンディズムが感じられなければならないのではないか……と (^^;)。
同じことは、単に2000・2200・2300だけではなく、6500系後期車以降の大人しいデザインの一般車にも感じます。まぁ単に、90年代にまるまる非鉄だった時期を挟んで、個人的にAL車なき名鉄本線系とはご無沙汰気味になり、すっかり浦島太郎になってしまったからかも知れませんが (汗)。馴染みのパノラマカーも今や過去帳入りしてしまいましたし (T_T)、国府で乗り換えた3500系の伊奈~東岡崎区間運転に至っては「をいをい、真っ昼間の伊奈ローカルなんていうのはAL車2連で来るべきだろう。それに3500といえばALの2扉車であるはずでは??」と文句タラタラ (→頭の中が20年前で止まってます ^^;)。トランパス導入→自動改札化に伴い、無人駅ではことごとく上下ホームの改札が別になっており、 これでは上下ホームを行ったり来たりしながら駅撮り出来ないではないか?!とびっくり仰天……。
とか何とか言いながら、本宿でちょこっと駅撮りを楽しんでみたのですが、私がしばし名鉄から遠ざかっていた90年代に登場した1200系が奇妙に懐かしく慕わしい雰囲気に思えたのは、名鉄の良き時代・1980年代の最後を飾る豪華なパノラマSuper・1000系に合わせて、やはりどことなくギラギラした雰囲気を再現しているからなのかも知れません。(^^;;)
ちなみに、パノスパ1000・1200系には、7500系の機器を流用したという点でパノラマカーの忘れ形見といえる1030・1230系があり、今回「来ないかな~」と少々期待したのですが、RP誌増刊号によりますと主に河和~犬山線系統での使用ということのようで……。
あと個人的に、最近の名鉄の新車にはさしたる興味も湧かない中、唯一の例外として1000系特別車4連の機器を流用した5000系 (2代目) には滅茶苦茶ココロ惹かれるのですが (1000系のクーラーや菱パンを流用しているのが泣けます)、やはり名古屋本線では余り見かけず……。たまたま運が悪かったのでしょうか (苦笑)。