かつて名鉄の黄金時代を築きあげた名車の中の名車と言うべき名鉄パノラマカーですが、今年の夏ついに汎用性が低い7500系が全廃になったのをはじめ、残りの7000系についても2010年までの置き換えが表明されるなど、確実にその終焉----まさに一つの時代の終焉----が迫りつつあります (T_T)。特に、小田急沿線住民の視点から見ますと、小田急ロマンスカーの展望席はうまく予約に成功しないと着席出来ませんが、パノラマカーの場合は (白帯座席指定特急を除いて) 席が空いている限り自由に着席出来ますので、子供心に非常に羨ましかった記憶があります (^^;)。中学時代、今はなき岐阜600Vや本線系半鋼製AL車を追い求めて名鉄を訪れたときも、特別スケジュールと称して (?) パノラマカーに乗ったものです (^^;)。
そんなかつての名鉄王国のヒーローとして本線系の特急・高速・急行を中心に頻繁運転していたパノラマカー7000系も、今や犬山・常滑・河和線系統の急行・準急・普通運用を中心に運用されているようです (あくまで目にした範囲での感触ですが ^^;)。朝のラッシュアワーが終わると、あちこちの車庫で昼寝をしている編成が多いようですが、それでも一応まだ辛うじて本数もあるため、遭遇する確率もそれなりに高いような気がします。もちろん、当たりの時には次から次へとやって来たり、ハズレの時には全然来ないというムラもありますが……。
そして言うまでもなく、名鉄沿線に住んでいるわけではなく出張スーツ鉄で訪れている私にとっては、全ては行き当たりばったり (笑)。遠くで4つ目玉のライトが光っているのを目にした瞬間から一気に撮影モードに突入し、間近に迫ってくるまでのあいだに露出とピントを合わせるという忙しさでした (^^;)。上の画像は、名古屋臨海に向かう途中の大江にて、普通電車が中部国際空港行き特急を待ち合わせしている間に撮影した、タイミング的に超ラッキーなカットです。
まあ何はともあれ、これほどの名車は消滅間際になると殺人的な賑わいになることが十分予想されますので、私としては今後しばらくの間、出張鉄するたびに少しずつ記録に励んでおこうと思っております。