早いもので10月も末となり、時の流れの早さを感じる今日この頃ですが、先月関鉄常総線の沿線を襲った鬼怒川豪雨からも早いもので1ヶ月半。その間に関鉄は猛烈な勢いで復旧に努め、既に相当程度元のダイヤに近い本数に戻しているということで、本当に頭が下がります。
そんな関鉄の復活に合わせ、海の遥か彼方からも関鉄がらみの吉報が届きました♪ 関鉄からフィリピン国鉄に譲渡されたキハ350 (元国鉄キハ35) は、かねてからフィリピン国鉄標準色たる紺色+オレンジ帯に整備されている様子が、お世話になっております『Asian Railway Plaza』様によってレポートされておりましたが、その後キハ350はルソン島の最南東=フィリピン国鉄末端であるナガ~レガスピにて営業運転を開始! そこで、RP誌 (最近はRM誌も増えつつある?) の東南アジア車両記事でおなじみ斎藤幹雄様が早速現地に乗り込まれ、乗り撮り鉄を敢行されまして、このたび速報レポート画像を当ブログにお寄せ頂きました!!
というわけで、超速攻でここにアップ致します……と申しますのも、メールを開けた瞬間、余りの激シブぶりに「うぉぉぉぉぉぉおぉ~!!*^O^*」と唸り叫んでしまったからです!! (笑) だってだってぇぇ~♪ ただでさえ前面が強化され、外づりドアもゴツいキハ35に、さらに「これでもか!」という感じで頑丈な窓金網とライト防護カバーが取り付けられ、しかも戸袋……じゃなくてドアと重なる部分の窓が封鎖され、全体として完全武装状態になっているのが余りにもカッコ良すぎやしませんか……?? スカートの警戒色もイカシてます☆ とりわけ第2編成(358+3511)に至っては、行先窓を塞ぐだけでは飽き足らず、金網が上にグニョ~ンと延びているという怪物ぶりがタ・マ・ラ・ン…… まぁ恐らく、当初は幕を塞がないことを前提に縦長の金網を用意したものの、やっぱ幕を塞ぎ……でも折角用意した金網も勿体ないのでそのまま使ったという結果なのでしょうか?!
そしてもう一丁感動したのは……撮りやすさ☆ 早朝ナガを出発して朝7時台にレガスピに到着し、夕方5時過ぎにレガスピを発ってナガに戻るという超安直な運用でしかないため、撮影チャンスがほとんど無いだけでなく、レガスピで変な位置に留置されたらおしまいではないか……と思っていたのですが、真相はさにあらず。勾配対策で罐を連結し、キハ350の2両はエンジンを起動すれども自らの動力で転がるわけではないということのようですので、結局必ず機回しが必要となり、終点レガスピではこんな感じで撮影出来るチャンスがある!とのこと……♪ すると、基本はナガ滞在で、キハ350乗り撮り鉄の日は往復乗車・レガスピで昼寝を激写、というプランにすれば良いのでしょう。そして別の日にはナガからマニラ寄りで区間運転をしているキハ52に乗れば良いということで、う~ん、これはますます初訪問したい気分に駆られますね……!!
というわけで、フィリピン国鉄と日本中古車両の将来を考える上で最高にワクワクするフォト・レポートを拝見し、夜もコーフンで眠れなくなりそうです (笑)。斎藤様には心よりお礼申し上げます!m(^^)m
窓を埋めまくったので昼間でも暗い……(笑)。
まぁ熱帯では、下手に窓など沢山ない方が、車内温度の上昇を防ぐためにも良いわけですが……。
レガスピ方面の末端でも、長期運休中にホームのかさ上げなど改良工事を集中的に進めたようです。これであとは、ビコール・トレインが復活してくれれば……。